新生活の「不安」は、消さなくてもいい。あなたらしいままで、楽になる方法
4月。桜が咲いて、街の空気が変わる季節ですね。
真新しいスーツに袖を通して初出社する人がいます。
異動先の部署で、誰がどこに座っているのかもわからないフロアに足を踏み入れる人がいます。
「今年こそ何か始めよう」と決めて、習い事の体験教室に申し込んだ人がいます。
子どもの入園や入学をきっかけに、新しい保護者の輪に加わることになった人もいるはずです。
春は、たくさんの人が「新しい場所」に飛び込む季節。
そして、新しい場所に向かうとき、身体はいつもと違う反応をします。
胸の鼓動がいつもより速い。手のひらがじっとりする。呼吸が浅くなる。胃のあたりがきゅっと締まる。
「不安だな」
「心配だな」
でも、私たちがいま感じているこの感覚は、本当に「不安」なのでしょうか。
この記事はこんな人におすすめです
・新しい環境や初対面の人を前にすると緊張してしまう方
・「落ち着かなきゃ」と焦るほど、プレッシャーに押しつぶされそうになる方
・自分の「不安」な感情と上手につきあう方法を知りたい方
新しい場所に飛び込もうとするのって、本当に緊張しますよね…。
「自己紹介で何を話せばいいんだろう」
「変なことを言って、しんとした空気が流れたらどうしよう」
「初日からミスして『使えないやつ』って思われたら」
まだ何も起きていないのに、頭の中では最悪のシナリオが勝手に再生されます。
うまく言葉が出なかった自分。
周りの微妙な表情。
家に帰ってから布団の中で「なんであんなこと言ったんだろう」と何度も繰り返す自分の姿まで、ありありと浮かびます。
明日も朝から頑張らないといけないのに。このままじゃまずい。なんとかしなきゃ。
そう焦って、私たちはこう自分に言い聞かせます。
「深呼吸しよう」
「考えすぎないようにしよう」
「落ち着こう」
でも、「落ち着こう」と自分に言い聞かせて、本当に落ち着けたこと…
あります?
多分、ないですよね。
「落ち着かなきゃ」と思えば思うほど、鼓動はますます速くなる。
「力を抜かなきゃ」と意識するほど、肩がガチガチに固まっていく。
落ち着こうとしても落ち着けない。
でも、これは気合いが足りないとか、メンタルが弱いとかいう話ではありません。
「落ち着こう」がうまくいかないのには、ちゃんとした科学的な理由があるんです。
不安とアレの意外な共通点
2014年、アメリカ・ハーバード大学で経営学を教えている社会心理学者Alison Wood Brooksが、不安とパフォーマンスの関係を研究した論文を発表しました。
(Brooks, A. W. (2014). Get Excited: Reappraising Pre-Performance Anxiety as Excitement. Journal of Experimental Psychology: General, 143(3), 1144–1158. 全文PDF(ハーバード大学機関リポジトリ))
Brooksはこの論文の中で、ひとつの重要な事実を指摘しています。
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