「自分に優しくなんて、甘えだ」と思っていませんか? それ、もしかしたら逆なのかも。
「自分に優しくするなんて、ただの甘えだ」
「もっと頑張らないと、自分はダメになってしまう」……。
もし、あなたが心のどこかでそう思っているなら、ほんの少しだけ、このお話に耳を傾けてみませんか?
この記事はこんな人におすすめ
つい自分を厳しく評価してしまう方
「自分を甘やかすこと」になんとなく抵抗がある方
いつも頑張りすぎて、心が少し疲れてしまったと感じる方
「自分に優しく」という言葉に、少しだけ違和感がある方
「自分に優しく」って、どういうこと?
こんにちは。メンタルケアマガジン「それでもきっとだいじょうぶ」へようこそ。
このマガジンでも時々ご紹介している「セルフ・コンパッション」という言葉。
日本語にすると「自分への思いやり」や「自己への慈しみ」といった意味になります。
もし、あなたの大切な友人や家族が、何かに失敗してひどく落ち込んでいたら。
あなたは、どんな言葉をかけるでしょうか?
「だから君はダメなんだ」なんて、追い詰めるようなことは言わないはずです。
「大変だったね」「よく頑張ったね」と、その人の心にそっと寄り添い、温かい言葉をかけようとするのではないでしょうか。

セルフ・コンパッションは、その優しさを、他の誰でもない「自分自身」に向けてあげること。
ただそれだけのことなのです。
よくある誤解、一緒に解いてみませんか?
そうは言っても、「自分に優しく」と聞くと、なんだか怠けてしまうような、成長を止めてしまうような、そんな不安を感じる方も少なくないようです。
でも、それはもしかしたら、少しだけ誤解があるのかもしれません。
誤解① 自分に厳しくしないと、成長できない?
自分に厳しい目標を課し、鞭を打つことで、短期的に成長できる場面は確かにあるでしょう。
でも、その厳しさが度を越えてしまうと、心はいつも緊張状態で、回復する力が弱まってしまいます。
失敗を過度に恐れるようになり、新しい挑戦への一歩が踏み出せなくなることも。
自分を大切にすることは、前に進むためのエネルギーを作ること。
むしろ成長のために必要な行動なんです。
誤解② 自分を思いやるなんて、自己中心的では?
そんなことはありません。
飛行機に乗ると、緊急時には「まずご自身の酸素マスクを装着してください」と案内されますよね。
それって、「自分がまず助からないと、周りの大切な人を助けられないから」なんです。
自分が息苦しい状態では、隣にいる大切な人を助けることはできません。
まず自分の心をケアで満たしてあげることは、巡り巡って、あなたの周りの人を大切にすることにも繋がっていくのです。
厳しさの鎧を脱いだ日
少し、私の話をさせてください。
以前の私は、まさに「自分に厳しくすることが成長への唯一の道だ」と信じていました。
特に、駆け出しの頃に配属された部署では、厳しい先輩のもと、常に完璧な成果を出すことが求められていました。
ミスをすれば、自分の能力不足を責め、睡眠時間を削って勉強する。
休日も、頭の中は仕事のことでいっぱい。
「これくらいできなくてどうするんだ」と、自分自身に何度も言い聞かせていました。
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