バレンタインに、推しチョコを。二次元への恋が「逃げ」じゃない理由
早いもので、2月14日、バレンタインも間近ですね。
クリスマスやバレンタインのたびに、恋愛心理学めいた概念を紹介しているこのマガジン。
今日はパートナーがいらっしゃる方にも、そうでない方にも、ちょっとだけ共感していただける(はずの)「愛」について考えてみたいと思います。
つらい時、苦しい時。無条件に私たちを支えてくれる。
それは……「推し」への愛。
アニメや漫画、小説のキャラクター、はたまた無機物や概念まで。
人格のある存在として、架空の対象にときめいたり、心からの愛情を持ったりした経験は、たいてい、誰にでもあるはずです。
「架空の存在だと分かっていながら、それでも愛着を持つこと」
これを心理学的な用語で、「フィクトフィリア・パラドックス」と呼びます。
「実在しない存在に愛情を持ったって、無駄だ」
そんな風に思うリアリストの方もいらっしゃるでしょう。
でも、その愛にはちゃんと意味があるんです。
今日は、推しへの愛が私たちの心にもたらす、意外な効能についてお話しします。
この記事はこんな人におすすめ
・心から愛する「推し」がいる方
・二次元や架空の存在への愛に、引け目を感じてしまう方
・推し活がもたらす心理的効果を知りたい方
・バレンタインを自分らしく楽しみたい方
心理的避難所としての「推し」
二次元のキャラクターは、現実の人間とは異なり、決して私たちを拒絶したり裏切ったりすることがありません。
だから、精神的な安定を得るための非常に安全な対象となります。
特に、現実の対人関係に不安を抱きやすい人(不安型の愛着傾向の強い方)にとって、一定の距離感を保てるキャラクターとの絆は、対人ストレスを緩和し、孤独感を癒やす「安全基地」として機能することが分かっているんです。
現実のしがらみや義務を負うことなく、純粋な「好き」という感情を安全に探索できる。
それは、私たちの心にとって、とても大切なシミュレーションの場なんですね。
「好き」が自分を育てる
キャラクターへの愛着が、私たちが自分への理解を深め、成長につながるきっかけになります。
キャラクターの感情や目標を自分のものとして取り込む「同一視」。
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