「それ、私の悪口?」その不安、思い込みかも。認知の歪み「心の読みすぎ」との付き合い方
「あの人、今、私の話した? 」
「この間失敗したからかな、ちょっと視線が冷たい気がする……」
面と向かっては言われていないのに、なぜか「自分のことを気にされている」と感じてしまう。
そして、その「気がする」という感覚が、いつの間にか「確かな根拠」に思えてしまうこと、ありませんか?
もしかしたら、それは「心の読みすぎ」という、心のクセが原因かもしれません。
この記事はこんな人におすすめです
・周りの視線や評価が、過剰に気になってしまう方
・「自分のことを言われているのでは? 」と不安になりがちな方
・過去の失敗を、いつまでも引きずってしまう方
・人間関係の「考えすぎ」で疲れてしまうことがある方
他人はあなたが思うほど、あなたを見ていない
今日は、この少し意外な、でもとても大切な真実についてお話ししたいと思います。
私たちの心には、時々ちょっとした「認知の歪み」が生まれます。
今回ご紹介する「心の読みすぎ」もその一つ。
あらゆる出来事を自分に結びつけて、「自分に関係があるに違いない」と考えてしまう心のクセです。
誰かがこちらを見て笑っていたら、「私を馬鹿にしているんだ」と感じる。
後ろからヒソヒソ声が聞こえたら、自分の振る舞いについて何か言われている気がする。
でも実際は、先日食べたスイーツの話で盛り上がっているだけかもしれませんよね。

事実よりも「感情」を信じてしまうワナ
本当のところは、本人に聞いてみないと分からない。
それなのに私たちは、「きっとこうに違いない!」と、自分の感情や感覚を根拠に、自分にとって都合の悪い真実を認定してしまうことがあります。
これは「感情的決めつけ」と呼ばれる、また別の認知の歪みです。
物事を判断する基準が、客観的な事実ではなく、自分の感情になってしまっている状態。
もちろん、物事を自分に結びつけて考えること自体は、社会で生きていく上で大切な能力です。
ですが、この働きが暴走してしまうと、周りの人みんなが自分の悪口を言っているような、みんなが自分のミスを責めているような気分になってしまうのです。
みんな、そんなに暇じゃない?
少し冷静になって、考えてみると…。
あなた自身、四六時中、他人の噂話ばかりしているわけではないですよね。
誰かの失敗だって、次の日までは覚えていても、一週間後、一ヶ月後はどうでしょう?
案外、一番覚えているのは、失敗した本人だけだったりしませんか。
たまに記憶力の良い人がいて、誰かの何年も前のミスを覚えている、なんてこともあるかもしれません。
でも、それはどちらかというと稀なケース。
多くの人は、私たちが思うよりもずっと「忙しい」のです。
他人のミスをいつまでも覚えていて、それについて繰り返し考える……なんて時間は、なかなかないものです。
「みんなが私のミスを覚えていて、今もダメなやつだと思っているかも……」
そう考えると、だんだん何をするのも怖くなってしまいますよね。
とてもよく分かります。
でも、ほとんどの場合、あなたの失敗を一番気にして、あなたを責めているのは、他の誰でもない、あなた自身なのです。
noteを見ていても、「それって私のことを言っているんですか?」と、過剰に反応してしまっている方を見かけることがあります。
書き手がいつもあなたの投稿を読んで、毎日コメントを交わしているような間柄ならまだしも、そうでなければ、常にあなたのことを考えているわけではありません。
読者は、他にもたくさんいるのですから。
私自身も以前、少し悲しい経験がありました。
ここから先は
最後までお読みいただき、ありがとうございます! 「役に立った」「読んでよかったな」と思っていただけたら、無理がない範囲で応援いただけると嬉しいです。 いつも、皆様のあたたかいお気持ちで活動できています😊
