失敗するより挑戦しない方がマシ。それって心の盾なのかも? 〜あなたの心を守る「防衛機制」との付き合い方〜
「防衛機制」って聞いたことありますか?
現実から逃げるために、ゲームや本に没頭。失敗するのが嫌だから、挑戦自体を避ける。起きたことを認めないために、理屈をこねてみたり…。
そんなとき、あなたの心は一生懸命、あなたを守ろうとしているのかもしれません。
もしかしたら、あなたも無意識のうちに「心の盾」を使っていませんか?
<この記事は、こんな人におすすめ>
つい頑張りすぎてしまう人
自分の気持ちを押し殺してしまうことがある人
なんだか生きづらさを感じている人
自分の心のクセについて知りたい人
こんにちは。いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。
さて、今日のテーマは「防衛機制」。少し専門的な言葉に聞こえるかもしれませんが、実は私たちのとても身近にある、心の大切な働きの一つなんです。
自信がなくて新しいことに挑戦するのを避けてしまったり、本当は傷ついているのに、冗談めかして笑い飛ばしてしまったり……。そんな経験、ありませんか?
それは、あなたの心が自分自身を守るために、無意識のうちに発動している「防衛機制」という名の心理的な作戦なのかもしれません。
これは、失敗の恐怖や、心が傷つくような出来事、日々のストレスといった、私たちにとってあまり嬉しくない体験から、自己肯定感という大切な宝物を守るために備わっているもの。
いわば、心がまとう「見えない盾」のようなものです。
私たちの心を守る、いろいろな「盾」
防衛機制には、いくつかの種類があると言われています。代表的なものを少し見てみましょうか。
回避
文字通り、失敗するかもしれないことや、不安を感じる状況から、そっと離れてしまうこと。挑戦しないでいれば、傷つくこともないから。否認
目の前にある問題や、受け入れがたい現実を「そんなことはない」と認めないことで、心の平穏を保とうとします。投影
自分が持っているネガティブな感情や、あまり認めたくない自分の欠点を、まるで他の誰かのものみたいに感じてしまうこと。「あの人は私のことを嫌っているに違いない」なんていうのも、実は自分の不安を相手に映しているだけかもしれません。夢想
つらい現実から逃れるために、理想の自分や、こうなったらいいなという願望を頭の中で思い描くこと。努力する代わりに、空想の世界で心のバランスを取ろうとします。合理化
何か問題が起きたとき、その原因を自分以外のもの、例えば環境や他人のせいにすることで、「自分は悪くない」と自己評価を守ろうとします。言い訳、と聞くとネガティブですが、これも心を守る一つの形。補償
ある分野で劣等感を感じているとき、別の得意な分野で頑張って成功することで、その劣等感を埋め合わせようとすること。
これらの「盾」は、私たちがつらい気持ちに押しつぶされないように、一時的に心を守ってくれる、とても大切な役割を果たしています。
「盾」に頼りすぎてしまうと……
ただ、この「盾」、あまりにも頼りすぎてしまうと、少し困ったことが起こる場合もあります。
短期的には心を守ってくれる盾も、それに頼りきりになると、根本的な問題の解決からは遠ざかってしまうのです。
ずっと盾を構え続けていると、本当は何が問題だったのか、どうすれば良かったのかを見つめる機会を失ってしまい、なかなか成長に繋がらないことも。
実は、私自身も長い間、この「盾」に頼りすぎていた一人です。
子供の頃、学校という場所に馴染めず、不登校になった時期がありました。当時は、人と関わること、新しい環境に飛び込むこと、評価されること、そのすべてが怖くてたまらなかったのです。
だから、ひたすら「回避」の盾を構え、自分の殻に閉じこもりました。そして、部屋の中で一人、「夢想」の盾を使い、いつか何かが変わる日をただ待っていました。大人になってからも、人間関係のストレスや仕事のプレッシャーを感じるたびに、無意識にこれらの盾を多用していたように思います。気づけば、現実をうまく見られなくなっていて、心が悲鳴をあげていたことも……。
精神的に不安定になってしまう方は、つらい現実に適応するために、知らず知らずのうちに、これらの防衛機制に強く依存してしまい、現実をありのままに受け止めることが難しくなっているケースも少なくないと言われています。
でも、これは決して「あなたに問題がある」ということではありません。
それだけ、あなたの心が一生懸命、あなたを守ろうと頑張ってきた証なのです。
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