「せーので家に入りましょう」真夏の共同作戦
こんにちは、ほしうめです🫥
今日も日常であった小さな話をひとつ。
今日は、真夏に起きた「虫嫌い同士」のお話をひとつ。
私は虫がかなり苦手です。
Gの死骸すら自力で処理できないレベル。
最近はセミの季節ですね。
道に転がっているセミの死骸を見るたびに、「もしセミファイナルだったら…」と警戒してしまいます。
最後の力を振り絞って突然飛び立つ、あの現象。
あれが怖すぎて、私はセミの死骸から1メートル以上距離を取って歩いています。
そんなある真夏の夜。
家に帰ると、お隣さんが廊下で立ち尽くし、誰かと電話をしていました。
目が合うと、お隣さんが申し訳なさそうに言いました。
「そこにセミがいて……家に入ろうとすると暴れるので、お母さんに電話してるんです……。」
見ると、お隣さんの玄関から1.5メートルほど離れた壁に、しっかり生きたセミが止まっています。
……ギリギリ、ドアは開けられそうな距離。
でも、お隣さんにとっては十分すぎる脅威だったのでしょう。
「よほど虫が苦手なんだなぁ」
そう思いました。
ただ困ったことに、相談された私も虫嫌い。
私も何ひとつ助けられません。
幸い、私の部屋の前からは少し離れていたので、
「ごめんなさい……私も苦手で……」
としか言えない。
でも、このまま見捨てるのも気が引ける。
そこで私たちは、とても原始的な作戦を立てました。
「せーのでドアを開けて、一気に部屋へ入りましょう。」
赤信号、みんなで渡れば怖くない。
そんな発想です。
「せーの!」
同時にドアを開けた、その瞬間。
1.5メートルも離れていたはずのセミが、
ビビビビビ!! ギャーーーー!!
と大暴れ。
静かな夜の廊下に響き渡る大音量。
羽をバタバタさせながら暴れ始めました。
ちなみに、ミンミンゼミ以外の鳴き声って文字にするの、すごく難しいですね。
私たちは二人そろって
「きゃああああ!!」
と叫びながら、それぞれの部屋へ猛ダッシュ。
なんとかセミを部屋へ侵入させることなく、無事にピットイン成功。
作戦は成功……したのかな。
虫嫌い同士が出会うと、お互いを助けるどころか、一緒に悲鳴を上げて逃げることしかできないんですね。
救いようのない、でも少しだけ連帯感の生まれた夏の一晩でした。
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