見出し画像

【朗読台本】共存〜緑野カエル和紙アート〜

この作品は、緑野カエルさんの活動と、彼女の手掛ける和紙アートを世界に届けるために書き下ろした作品です。
ぜひ緑野カエルさんのInstagramやHPにて、
原作の和紙アートをご覧になってからお読みください。

緑野カエルさんInstagram

緑野カエルさんHP

https://www.jwaci610.com/

台本利用規約をお読みください。

-この台本の追加利用規約-

台本利用時およびアーカイブには
・緑野カエル(原作者名)
・共存(原作タイトル)
・緑野カエルさんのInstagram URL(上記参照)
を必ず明記してください。


✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

共存  〜緑野カエル和紙アート〜

私たちは、当たり前のように
空気を吸い、
水を飲み、
青い空を見上げています。

それが、
どれほど尊いことかを
考えることもなく。

「共存」と名付けられたこの作品は、
これから先、人間と自然が
どのように共に生きていくのかを
静かに、そして真っ直ぐに問いかけています。

中央に広がるのは、
人間が築き上げた大都会。

光をまとい、空へと伸びるビル群。
それは努力の結晶であり、
文明の誇りでもあります。

その足元へ、そっと目を向けてみてください。

小さなドット。
細く、繊細な線。

それは、地球に生きる
すべての命と魂の象徴です。

人間だけではありません。
名もなき草も、
海を泳ぐ小さな魚も、
森を渡る風も。

みんな、この星の住人です。

深く、真っ青な海の底。
そこには、美しく広がる珊瑚礁の姿。

今、その輝きは
少しずつ色を失いつつあります。

海水温の上昇という、
目に見えにくい変化の中で。

それは遠い国の話ではなく、
この地球で、今まさに起きている現実です。

画面《キャンバス》いっぱいに広がる
白く大きな樹《き》

オーストラリアのユーカリをイメージしたその姿は、
大地に深く根を張り、
空へと枝を伸ばし、
命の循環を静かに表現しています。

与えられたものは巡り、
やがて還り、
そしてまた新しい命を育てる。

私たちも、その循環の一部です。

しかし…

その根の先に、
黒い物体が絡みついています。

それは、作者がバリ島で目にした光景から生まれました。

スコールのあと、
美しい山肌を流れ落ちていく
大量のプラスチック袋やペットボトル。

自然の中に、本来あるはずのないもの。

その瞬間、
言葉を持たない大自然から
強い問いを突きつけられたといいます。

「このままでいいのですか」と。

私たちは便利さを選び、
豊かさを求めてきました。

その選択の先で、
何かを少しずつ手放してはいないでしょうか。

澄んだ海も、
力強い森も、
静かに呼吸する大地も。

それらは永遠ではありません。

空気があること。
水が澄んでいること。
季節が巡ること。

その一つひとつが、奇跡です。

この和紙アートは声を荒げません。
責めることもしません。

ただ、やさしく、
けれど確かな強さで語りかけます。

地球を愛することは、
特別な行動ではなく、
気づくこと。

今ある命を、
今ある自然を、
大切に想うこと。

それが未来へとつながっていきます。

言葉のない世界から届くメッセージ。

あなたは、
この星に、どんな愛を返しますか。



✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
この台本が気に入ったらスキ💚
作者の他の作品も読みたいと思ったらフォロー
よろしくお願いします!

私が朗読したのを聴きたい方は
こちらから↓

✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

いいなと思ったら応援しよう!