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【創作大賞感想】『PKを蹴った花嫁』

 空原ゆに様の『PKを蹴った花嫁』を拝読しました。
 興味を惹かれる圧倒的なタイトルで読み始め、読み始めると夢中で展開を追っていました。

 空原様の実話で、なんと本当に披露宴でPKを蹴ったというお話でした。
 さぞ目立つことに対して場慣れされている方なのだろうと思いきや、そういうわけではなく、このお話は結婚が決まったものの憂いが消えないところから始まります。
 空原様は結婚に対して浮かれることなく、むしろかなり現実的に考え、披露宴のことまで考えると頭を抱えてしまうような場面もありました。
 式の準備が気乗りせず、暗い表情の空原様。そんなときに旦那様がポツリと仰った言葉がきっかけで、披露宴でのPKを蹴るという演出が決まりました。

「披露宴でPK戦、やってみない?」

PKを蹴った花嫁 より

 旦那様がポツリと言う「~してみない?」という柔らかい問いかけが、もしよかったらだけどどう?というような、あくまでもまだ聞いてみただけの段階だよ、というニュアンスに見えて思いやりを感じました。
 そこからの式準備は空原様自身、自分でも楽しめるかもしれないと進められていました。空原様が下記のように思われていて、そういう気持ちが一番嬉しいんだよなと共感するとともに素敵なお二人の関係性が垣間見えました。
 今後のお二人のことを陰ながら応援し読み進めました。

何より、結婚式が近づくにつれて涙に暮れる私に、夫が真正面から向き合ってくれているのがうれしかった。

PKを蹴った花嫁 より

 そうして迎えた式当日。披露宴の様子も臨場感たっぷりに伝わってきて、まるで自分もその場にいるかのように情景が浮かびました。笑いながら読ませていただいたり、温かい気持ちになったりしました。

 遅ればせながらお祝い申し上げます

 素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。

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