大学職員になるための実践ロードマップ「30校以上を受験して分かった、大学分析・適性検査・小論文・面接対策」
大学職員を目指すと決めたとき、多くの人が最初に始めるのは、求人を探すことだと思います。
条件の合う大学を見つける。
応募書類を作る。
面接の練習をする。
もちろん、どれも必要な準備です。
しかし、私自身が30校以上の大学を受験し、複数の大学で働いてきた経験から感じていることがあります。
それは、
大学職員の採用試験は、求人に応募する前から始まっている
ということです。
大学職員の採用では、単に受け答えが上手な人が評価されるわけではありません。
大学という組織を理解しているか。
その大学が何を目指しているのかを把握しているか。
これまでの経験を、大学の課題解決にどう活かせるのか。
そして、教育や学生支援だけではなく、大学運営や経営についても考えられるか。
そうした部分が、応募書類、小論文、面接を通じて見られています。
私はこれまで、私立の共学大学、私立の女子大学、国立大学で働いてきました。
教学、入試、企画、広報、キャリア支援など、複数の業務も経験しています。
採用試験を受ける側と、大学で働く側。
その両方を経験してきたからこそ、大学職員を目指す方に伝えられることがあります。
この記事では、
応募する大学をどう分析するのか
適性検査はいつ、どのように受けるのか
小論文では何を見られているのか
面接ではどのような質問をされるのか
大学側は応募者の何を見ているのか
自分に合う大学をどう見極めるのか
を、私自身の経験をもとに具体的にお伝えします。
この記事を読んでほしい方
この記事は、次のような方に向けて書いています。
大学職員への転職を考えている方
応募する大学の選び方が分からない方
大学研究をどこまで行えばよいか分からない方
適性検査や小論文の対策に悩んでいる方
面接で何を聞かれるのか知りたい方
「学生支援がしたい」以外の志望理由を整理したい方
民間企業での経験を大学でどう活かせるか考えたい方
大学職員の採用に、絶対に通用する一つの正解はありません。
大学によって採用方法も、求める人材も異なります。
ただし、どの大学を受ける場合でも、準備しておいた方がよい共通点はあります。
この記事が、その準備を進めるための一つの道しるべになればと思います。
目次
1.大学職員の採用試験は応募前から始まっている
2.大学のホームページはどこを見るのか
3.建学の精神と教育理念を確認する
4.学長メッセージから現在の重点施策を読む
5.中期計画から大学の未来を読む
6.自己点検評価報告書から課題を探す
7.定員充足率と財務状況を確認する
8.採用人数と募集背景を見る
9.大学分析を自分の経験につなげる
10.適性検査は早く受ければよいわけではない
11.適性検査の種類と対策
12.大学職員採用では小論文試験も多い
13.小論文で見られている力
14.実際に出題された小論文テーマ
15.面接で見られるのは志望動機だけではない
16.実際に聞かれた面接質問
17.大学時代の話も準備しておく
18.面接で大切なのは回答の一貫性
19.面接官の構成と選考の進み方
20.採用されることだけをゴールにしない
21.応募前チェックリスト
22.おわりに
1.大学職員の採用試験は応募前から始まっている
大学職員を目指す方の中には、求人票を見て、条件が合えば応募するという方も多いと思います。
もちろん、それが間違いというわけではありません。
しかし、大学職員の採用試験では、
「なぜ大学職員なのですか」
だけではなく、
「なぜ本学なのですか」
と必ずと言っていいほど聞かれます。
そこで、
「学生支援に興味があるからです」
「教育に関わりたいからです」
と答えるだけでは、他の応募者との差がつきません。
多くの大学が教育や学生支援に取り組んでいます。
その中で、なぜその大学なのか。
その大学のどのような理念や取り組みに共感したのか。
その大学が抱えている課題に対して、自分は何を提供できるのか。
ここまで考えるためには、応募前の大学分析が必要です。
大学分析は、面接の直前に慌てて行うものではありません。
応募先を選ぶ段階から始めるものです。
大学を分析することで、
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