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日本文化の厨二的美意識

日本は島国ゆえ、文化がガラパゴス化しがちなものである。
たとえば、日本最古の文化といえば縄文文化ということになるが、これも
たいがいガラパゴスなもんですよ。
土器ひとつとってもそうだ。

縄文式土器

ひとつの美的センスで見て、これをどう思う?
私は正直、センスが厨二っぽいと思う。
私がこのデザインを見て、真っ先に浮かんだのは永井豪先生の漫画のキャラクターである。

デビルマン(永井豪)

なんとなく、似てるでしょ?
こういうのが好きって感覚、縄文人ってオトコノコだなぁ、と思うのよ。
ひとつのファッションセンスとして見れば、ちょっと盛りすぎというか、
足し算ばかりで引き算がない、初心者の厨二がよく陥りがちな幼さのようなものが垣間見える。

クロムハーツを着けすぎた厨二

いやホント、ちょっと盛りすぎだよね。
ポイントを絞れば結構オシャレなのに、なんかモッタイナイ。
でも実際、縄文人ってかなりタトゥーしてたらしいのよ。

縄文タトゥー

なんとなく、縄文人のセンスが分かってきた?
ホント、足し算ばっかり。
現代でもこういうの好きって人はいるんだけど、基本、女子はこういうの
嫌いだって人が多いんじゃないかなぁ。
で、それは弥生時代、渡来人の邂逅で思いっきり向こうにドン引きされたと思うのよ。

想像を超える壊滅的センスの縄文人に困惑する渡来人

しかし見た目はあれだけど、基本は温厚で争いごとを好まない縄文人である。
困惑してる渡来人の為に、ひとつ渡来人が好きそうなやつを作ってみますか。

や、弥生式土器っす、これならどうっすか?おっふ。
これなら私、やっていけそうだわ♡
じ、自信作です、どうっすか?おっふ。
土偶にNGを出す渡来人
つ、作り直したっす、おっふ。
これなら私、やっていけそうだわ♡

優しいよね、縄文人。
時代ってやつは、こうやってイノベーションが起きるものなんだ。
でも、誤解しないでもらいたい。
これをもって、オトコノコが改心したというわけじゃないんだから。
たまたま古代は母系社会で、女性上位の空気だっただけに男子は一旦引いただけで、心の奥にはきっちり厨二のセンスを隠し持ってるわけよ。
それを再び花咲かすのは、母系社会から父系社会に切り替わり、男性上位が確実となったサムライの時代ですよ。

戦国時代の鎧兜

キタね~、厨二センス炸裂!盛りすぎ!
何で頭に「愛」ってロゴがついてるんだろう。
あと、右の兜の長い🌙みたいなやつ、この兜を着けて部屋を出る時、壁とかに当たって部屋がメチャクチャになるよね。
後片付けをする奥さんの手間を少しは考えろよ・・・。

機動戦士ガンダムUC

彼らのセンスは、現代のガンダムシリーズに受け継がれてるんだな・・・。
そしてサムライの時代に留まらず、明治以降もその厨二的センスは健在。
大日本帝国軍が、最も労力とカネを注ぎ込んだのが巨大戦艦の建造である。

戦艦大和

これも盛りすぎだよね。
1940年代として、もう既に巨大戦艦というのは時代遅れというのが世界の潮流だったのに、こういうところで日本は妙にガラパゴスを発揮しちゃうわけよ。
やはり巨大戦艦が一番盛れるし、いわば戦国武将の鎧兜みたいなもんだね。
ここには絶対に手を抜けない、と。
私には、戦艦大和の造形が縄文式土器に見えるよ。

じゃ、こういう目一杯盛ったものが日本人の美意識の本質かというと、案外そうでもないだろう。
日本には、ミニマルな美というものがたくさん存在する。

日の丸
富士山
日本家屋
日本庭園

そして5・7・5・7・7の和歌、5・7・5の俳句。
極限まで無駄を削ぎ落し、敢えて余白を多くしてより大きな世界を語る、というかなりレベルの高い美意識を日本人は持ってるのよ。
引き算の美学。
ある意味、縄文式と弥生式、相反する二面性を我々は持ってる、というべきかな。
その両方を、私は否定したくないんだわ。
縄文と弥生。
国津神と天津神。
出雲系と天孫系。
神道と仏教。
公家と武家。
どっちもありだよね。

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