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卑弥呼が使った「鬼道」とは?

邪馬台国の卑弥呼は、なぜ女王になりえたのか。
単純な話、彼女がカミに仕える巫女だったからである。
まだ科学が全く発達していない3世紀、人々にとって不可解な事象は全て、カミの御業ということにされてたんだろうね。
雷や地震や台風や疫病に遭遇すれば、それら全てをカミの怒りだとした。
人の力では絶対に勝てないのがカミゆえ、服従の証として生贄を捧げたりもしただろう。
当然、おまじないや占いは現代の比じゃないほど真剣に取り組んだはず。
そんな中、一番当たる占いをしたのが卑弥呼だったと推測できる。
現代でも異様なほどの的中率を誇る占い師はいるわけで、多分それと同じ。
当時の人たちには不可解な事象=カミなので、卑弥呼の不可解な占いの力もまたカミと同一視されたんだろう。

映画「卑弥呼」岩下志麻

魏志倭人伝では、卑弥呼は「鬼道」を使ったとされている。
鬼道という言葉は中国にも日本にも現存してない為、これが何を指してるのか正直よく分かっていない。
ただ中国では鬼に霊という意味があるので、呪術を使っていたのではないかというのが一般的な解釈だ。
呪術、呪い。
皆さんは、呪いって実在すると思う?
バカバカしい、オカルトかよ、と思うかもしれんが、我が国は飛鳥時代から千年以上もの長い期間、国家機関である陰陽寮で呪術を研究・開発してきた歴史がある。
ただオカルトと切り捨てるのは、こういう国に生まれた国民として少し性急だと思うけどね。

丑の刻参り

陰陽寮が全盛だった平安時代では、呪詛による殺人や殺人未遂があったことの記録が複数ある。
しかし、この時代の検死は怪しいもんだし、呪殺とされたものが案外普通の病死や毒殺だった可能性もあるだろう。
そもそも呪殺がホントに可能なら、現代において軍事利用されてないはずがないんだ。
なんせ、遠隔地から特定人物をピンポイントに抹殺できるんだからね。
でも、実際にそんなことがあったという話を聞いたことがない。
プーチンなんて真っ先に呪殺されそうなもんだが、彼はピンピンしてるじゃないか。
だから私は呪いに人を殺せるまでのパワーはないと確信してるんだが、でも呪いの存在を全否定しようとは思ってないんだよ。
というか、そういう殺すとかのネガティブなものじゃなくて、もっとポジティブなもので考えてみて。
たとえば、植物に愛情のある言葉をかけると早く育つ、という話をよく聞くでしょ。
これは世界中で実験されていて、ある程度実証もされてるみたいなんだ。

愛情ある言葉をかけられた植物(右)と、貶す言葉をかけられた植物(左)

人語を理解しない、脳を持たない植物が、なぜ人語によって影響されるのか。
言霊というやつか?
しかし別の実験では、言葉にせず心で思っただけで影響が出たという。
こういうのは、きっちり科学的に検証してもらいたいもんだ。

<二重スリット実験>

観測していない時の量子は波の性質を示す
観測している時の量子は粒の性質を示す

これは量子力学で必ず出てくる、二重スリット実験だ。
有名な実験なので細かいことは省くとして、一番のポイントは、観測してる時と観測してない時で量子がなぜか性質を変えた、ということである。
つまり、観測という行為そのものが量子に影響を及ぼすと考えられるわけで、これは植物に話しかける実験の結果と共通したニュアンスを感じてしまう。
要は、人間の意識が量子に干渉したってことだから、これって意識というもの自体に何らかの力がある、ってことなんじゃないの?
あるいは、意識そのものが実は不可視の量子である、とか。

<ユング心理学>

ユングの理論による意識

そもそも、意識とは何?という根本的な疑問がある。
これはフロイトやユングの領域だが、たとえばユングは上の図のように人間の意識を表現している。
我々が日常使ってる「意識」という言葉は、上の図だと「顕在意識」に該当する。
そして「無意識」という言葉は、上の図だと「潜在意識」。
「集合無意識」については、上の図を見る限り、全ての人と繋がっているネットワークっぽいイメージ。

おそらく山頂部の顕在意識ってやつは、哺乳類でも限られた種しか持ってないんじゃないか?
大体の動物は潜在意識で行動していて、動物以外の虫や微生物、植物などは最下層の集合無意識の中で生きているんだと思う。
集合無意識にも一応の知性があるので、虫だって花だって誰にも教わってないのに生殖方法をちゃんと知ってるわけよ。
で、人間の顕在意識は植物の集合無意識に対して干渉力をもてる、と考えた方が前述の実験結果にツジツマが合う。
と同時に、人間の顕在意識は二重スリット実験の量子に対しても干渉力をもてる、と。

こうして顕在意識の干渉力という観点に立てば、あるいは心霊現象にも科学的な説明がつくような気がするよ。
だって心霊はエーテル体という量子なんだし、「観測」によって量子が性質を変えて像を結ぶというのは、まさに二重スリット実験の応用パターンじゃないか。
その「観測」に力場を作ってるのは人間の顕在意識であって、この意識ってのは人を呪殺する力まではないにせよ、量子の性質を変化させるぐらいの力はあるってこと。
ああ、そうか。
お経を唱えて霊魂を成仏させるのも、そのロジックは「読経による顕在意識の強化で、エーテル体を変質させる」という意味かも。
人間の顕在意識は、他の生物と違って独立した自我をもつ、おそらく地球上で唯一のレア物である。
いわば、自然界のイレギュラー。
そのイレギュラーゆえの力場が、量子の秩序に作用してしまうのかもね。

脳と意識の関係

おそらく近い将来、人間の顕在意識の干渉力については脳科学からのアプローチで色々分かってくると思う。
それより、解明が難しいのが集合無意識の方だよ。
これだけは、脳科学で説明つかないんだわ。
仮に集合無意識が脳とは別のところで司っているものとなると、これが俗にいう魂というやつなのか?
つまり、ユングいうところの3つめ、最下層の集合無意識こそが霊魂の正体なのか?
ちなみに、2つめの潜在意識には催眠療法でダイブが可能なんだが、3つめの最下層には誰もダイブできないんだよね。
もし、ここにダイブできたら凄いと思わない?
だってユングいわく、ここは個体を超えた人類レベルのネットワークになってるんだから、ちょっと私には想像もつかない世界。
きっと臨死体験に近い世界観だとは思ってるけど。

ダイブで悟りに到達したとされる釈迦

ひょっとしたら卑弥呼クラスの巫女ともなると、この第3層へのダイブが可能だったのかもしれないね。
つまり彼女の「鬼道」とは第3層とのアクセスで、その広大なネットワークから特定の情報をダウンロードする術だったのかもしれない。
もしそんなことが可能なら、卑弥呼は古代日本における絶対的情報強者である。
そりゃ、倭王の名に相応しい人物ということになるよな。
そもそも魏ほどの大国が、小勢力の邪馬台国ごときに最高位の金印を与えたのは不自然とも思ってたんだが、あるいはこれ、「鬼道」を使う卑弥呼個人に対しての先行投資だったのかもしれないね。








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