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同じ言葉なのに、3人とも違う景色を見ていたという話

これ、会社あるあるでしょうか。

ある書類処理を、若手のAさんと2人で担当するよう、部長から言われたんです。

2人体制って、難しい。
お互いに「相手がやっているだろう」と思って抜けるか、2人とも動いて無駄が出るか。どちらかになりがちです。

だから私は、先に手を打つことにしました。

「主担当を決めましょう。私がやります」

そう部長に伝えて、了承ももらった。
書類はもう届き始めていたので、その日のうちに処理を進めた。ここまでは、何も問題がなかったんです。

翌日。
Aさんが、私のところにやってきました。

「あの処理、部長から2人でって聞いたんですけど、私は別の仕事があるので、永野さんやってくれませんか」

……え?

頭の中が、一瞬止まりました。
私が担当ですよね? 昨日も処理しましたよ?
なんで、今さら、こんな話に?

もやもやしたまま、部長に確認しに行きました。
そうしたら、返ってきたのは、思ってもみない答えでした。

「Aさんのできることを増やしてあげたいんだ。やり方を、共有してあげてほしくて」

……なるほど。
そういうことだったのか。

そこでようやく気づいたんです。
私たち3人、それぞれまったく違う場所を見ていた、ということに。

部長が見ていたのは、「Aさんの育成」。
Aさんが見ていたのは、「自分のタスク量」。
そして私が見ていたのは、「業務の効率と、責任の所在」。

同じ「2人で」という言葉を、3人が3通りに受け取っていた。

部長の「育ててあげたい」という気持ちは、
Aさんのところでは「また仕事が増える」に変わり、
私のところでは「なんで今さら」に変わっていた。

善意は、どこにも悪気がないのに、いつのまにか形を変えていたんです。

結局わかったのは、こういうことでした。

「2人で」は、人数の話じゃなかった。
本当は、目的の話だった。

そして、その目的は、最後まで言葉にされていなかった。

だから私は、自分から聞きにいくしかなかったわけですが、もし聞きにいかなかったら、私はきっと、ずっと「なんで今さら」のまま、もやもやを抱えていたと思います。

伝えたつもり、わかってるつもり。
そのつもりの隙間に、すれ違いは静かに入り込んでくるのかもしれませんね。


あらためて、永野ヨウです。20年のブランクをこえて、48歳で再就職したママ会社員。

これからはこういった会社でのディスコミュニケーションや、仕事をしていく上での気づきについても書いていこうかなと思います。

あなたのモヤモヤも、コメントで聞かせてくださいね。


▼ 続編はこちら。「いいえ」と言えない質問のこと。

▼ サムネで毎回迷ってしまう人に。


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また次のnoteで、お会いしましょう。

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