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ちゃんと話さなくていいAIが、人を自然体にする

この1年で、
AIとの会話はずいぶん自然になりました。

以前は、AIに話しかけるときも、
どこかで「きちんと指示しなければ」と
思っていた気がします。

何をしてほしいのか整理して、
条件を並べて、
誤解されないように言葉を選ぶ。

AIの返事も整然としていたから、
こちらまで無意識に、
ちゃんと指示しないといけないような
気持ちになっていました。

でも、AIに文字を打ち込むのではなく
口を開いて話してみると、
少し違った体験になります。

「あのー」と言葉に詰まったり、
途中で考えが変わったり、
うまくまとまらないまま話したりしても、
会話が続いていく。

人間同士なら当たり前にある、
言い淀みや間を含めて、
こちらの意図を拾ってくれる。

自然になったのは、
AIの話し方だけではないのかもしれません。

AIに話しかける人間のほうも、
少し自然体になれるようになった。

そんな気がしています。

AIを使う人と、使わない人の差

私は53歳です。

SNSのタイムラインを見ていると、
年齢に関係なく、
AIを使っている人は驚くほど使っています。

その一方で、
スマホを閉じて、リアルで聞いてみると

「なんとなく怖い」
「よく分からない」
「何を入力したらいいのか分からない」

と、AIにほとんど触れていない人もいる。

その差は、どこで生まれるのか。
これ、能力や年齢だけでは語れないと思います。

最初の一歩を、安心して試せたかどうか。

分からないまま触っても
大丈夫だと思えたかどうか。

そこが大きいのではないでしょうか。

物心ついたときからスマホがあった世代は
スマホ操作に身構えないのと同じです。

AIを使うには、
しっかりとしたプロンプトを
書かなければならない。

そう思われていることも、
ハードルの一つかもしれません。

目的を明確にして、
前提条件を書いて、
出力形式まで指定する。

たしかに、
正確な成果物を作るときには、
そうした指示形式が役に立ちます。

でも、AIとの最初の接点まで、
完璧な指示である必要はないんです。

音声入力という、AIへの入り口

そこで、
音声入力が効いてくる気がしています。

文章として整えなくてもいい。
話の結論が決まっていなくてもいい。

「なんとなくこう思うんだけど」
「うまく説明できないんだけど」

そんなところから始められる。

プロンプトを書くというより、
誰かに相談する感覚に近くなる。

AIに少し怖さを感じている人にとって、
この「ふわっと話してもいい」という体験は、
大きな入り口になるのではないでしょうか。

いきなり仕事を任せなくてもいい。
正しい使い方を覚えてから始めなくてもいい。

まずは、まとまっていない考えを話してみる。

AIに質問してもらいながら、
自分の考えを整理する。

最後に会話を要約してもらって、
文章の材料にする。

それだけでも、立派な「AI活用」です。

完璧な指示じゃなくてもいい


AIと一緒に進める

これまでは、人間が頭の中を整理してから、
AIに指示を出すものだと思われていました。

でも、これからは違うのかもしれません。

頭の中を整理する段階から、
AIと一緒に進められる。

きちんと考えてから話すのではなく、
話しながら考える。

音声AIが自然になることで、
AIは「完成した指示を渡す相手」から、
「考えがまとまるまで付き合ってくれる相棒」に
変わっていきます。

仕事の中にも、
これからAIはもっと入ってくるでしょう。

そのとき大切になるのは、
誰が一番高度なプロンプトを書けるか、
だけではないと思っています。

自分に合った距離感で、
AIとの会話を始められるかどうか。

完璧に使いこなせなくても、まず話してみる。

音声入力は、
AIを怖いと感じていた人と、AIの間に、
そっと橋を架けるかもしれません。


ここでひとつ、種明かしをします。

区切り線から上の文章は、
数分ほどChatGPTと音声で会話したあと、
最後に記事としてまとめてもらったものです。

音声会話10分、リライト10分。

使ったのは、新しい音声モデルのGPT-Live

こちらのトーンに合わせた
話し方で返してくれて、
間の取り方が、どこか人っぽい。

一瞬、人と話しているように
錯覚してしまうほどでした。

数ヶ月前までは、少し違っていた気がします。
GPTが回答に詰まったとき、

なるほど、これからが楽しみですね。
あなたはどう思いますか?

そんなふうにこちらへ質問を返すことで、
会話が続いているように見せる。

そういう「ごまかし」のような反応が、
以前は目立っていました。

でも、それがだいぶ薄れてきているんです。

詰まったら詰まったまま、
考えている間を、そのまま差し出してくる。

その不完全さのほうが、
かえって人らしく感じられる。

それが、不思議と話しやすくて。

この記事の前半となったAIとの会話は、
まとまった考えを持って、
話しはじめたわけではありません。

ふわっと浮かんだことを、
声に出しているうちに、
だんだん輪郭が見えてきた。

うまく指示を出せたから
書けたのではありません。

うまく言えないまま話しはじめて、
それでも聞いてくれたから、形になった。

これから音声AIがもっと自然になっていくと、
AIとの距離の取り方も、
人それぞれになっていくのだと思います。

高度なプロンプトを書けることより、
まず口をひらいてみること。

うまく言えなくても、詰まっても、それでいい。

あなたは、これからAIと、
どんなふうに話してみたいですか。


永野ヨウ


▼ 見出し画像の作成には、永野式サムネメーカー2.0を使用しています。

▼ Claudeにも夢中です。AI課金が止まらない!

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