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「これは躁?鬱?甘え?」が分からなくなる夜に、私が学んだこと

――バズった一文の向こう側

実際のツイート

この文章を、5日ほど前にXへ投稿した。
すると、自分でも驚くほど大きな反応が返ってきた。

数字以上に印象に残ったのは、コメント欄がきれいに一色ではなかったことだ。
賛同もあれば、否定もある。別の視点もある。
その全部が、私の中にあった「分からない」に少しずつ輪郭をくれた。


この投稿に集まった、3つの反応

一番多かったのは、「自分も同じです」という声だった。

「どれなのか分からなくて苦しい」
「体は動くのに、心が動かない日があります」

「分からない」は、とても孤独な症状だと思う。
でも、同じ迷路にいる人が確かにいるのだと知った。

次に多かったのが、“甘え”という言葉への強い否定だった。

「甘えなんてない」
「病気を甘えに結びつけないでほしい」

この言葉は、厳しさではなく優しさだった。
「甘えかもしれない」と思うことで、さらに自分を追い込む人がいるからだ。

そしてもう一つ、印象に残ったのが、視点を変える提案だった。

「セカンドオピニオンもあり」
「一人で判断しない方がいい」

この言葉が、この記事でいちばん伝えたいことにつながっていく。


私が「分からなくなる」タイミングは、主に2つある

1.夜、将来のことを考える時

夜に未来のことを考えると、私は希望も持つ。
でも、それ以上に不安が大きくなる。

「この先どうなるんだろう」
「働き続けられるのかな」
「また崩れたらどうしよう」

そう考えているうちに、ふと涙が止まらなくなる。
すると今度は、自分の状態を診断し始める。

「今、鬱なのかな」
「いや、不安障害が出ているのかな」
「それとも、ただ弱いだけなのかな」

分からないのに、答えだけを急いでしまう。
でも夜の思考は、たいてい極端になる。

2.翌朝、動きたくないのに動けてしまう時

もう一つは、そういう夜の翌朝だ。

朝、すごく動きたくない。
布団にこもっていたい。
世界から消えたいような気持ちになる。

それでも私は、今日やるべきことをやるために動く。
動けてしまう。

すると今度は、別の疑いが出てくる。

「本当にしんどいなら、こんなふうに動けるはずがない」
「病気じゃなくて、私が弱いだけなのかな」

動けない自分も責める。
動けた自分も疑う。
この矛盾が、いちばん苦しい。


私が学んだこと

学び①

「そこまで自分を疑っている時点で、もう苦しさの中にいる」

今回いちばんハッとしたのは、これだった。

「躁? 鬱? 甘え?」と真剣に悩み続けること自体が、すでに平常ではないのかもしれない。

健康な状態の人は、毎晩ここまで自分を疑い続けない。
「甘えかも」と思うのは、怠けたいからではない。
苦しさに説明をつけたくて、必死だからだ。

学び②

双極性障害は、「躁」と「鬱」だけではない

双極性障害には、躁状態とうつ状態だけでなく、混合状態がある。

体は動こうとしているのに、心が動けない。
焦りだけが強いのに、気力がついてこない。
涙が出るのに、頭だけは妙に冴えている。

だから、「動けた=鬱じゃない」ではないし、「涙が出た=鬱だ」とも限らない。

矛盾した状態があるからこそ、分からなくなるのは自然なのだと思った。

学び③

病状は、自己診断で決めないほうがいい

今回いちばん現実的な学びは、これだった。

自分で自分の病状を判断しようとすると、苦しさが増えることがある。
本人の視点は、どうしても“中”にある。
不安が強い日は判断が極端になりやすく、夜はさらに偏る。

その状態で自分を採点すると、だいたい厳しい判決になる。

だから必要なのは、第三者の目だと思う。

主治医、家族、パートナー、信頼できる人。
場合によっては、訪問看護のように日常を見てくれる人でもいい。

「今はこう見えるよ」
そう言ってもらえるだけで、自分が自分を裁く時間は減る。

学び④

大事なのは、病名を当てることより「今どう扱うか」

躁か、鬱か、不安か、甘えか。
答えを決めたくなる気持ちはよく分かる。

でも、どれかに決めつけようとすると、
「鬱ならこうあるべき」「躁ならこうあるべき」と、自分をさらに追い込みやすくなる。

本当に必要なのは、ラベルより先に対応だ。

今の私は、休むべきか。
予定を減らすべきか。
誰かに連絡すべきか。
受診を考えるべきか。

状態の名前より、「今の自分に必要な扱い」を選ぶこと。
そこへ視点を移すだけで、呼吸が少し戻る。


最後に

分からない夜は、あなたが必死に生きている夜だ

もし今、あなたも
「これは躁? 鬱? 不安? 甘え?」
と分からなくなっているなら。

その時点で、あなたはもう十分頑張っている。
「分からない」のは、壊れたいからではない。
壊れないために、必死だからだ。

だから一つだけ、提案したい。

病名を決めるより先に、今の自分に必要な扱いを選んでほしい。

休む。
予定を減らす。
誰かに話す。
受診する。
第三者の目を借りる。

それは甘えではない。
生き延びるための手順である。



ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このnoteでは、見えないしんどさを抱えながら働く日々について書いています。
壊れないで働く方法を、少しずつ書いています。

# 15Days


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