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「頑張ることをやめたら、仕事は続いた」

頑張りすぎていた頃の私

頑張っていたときより、
頑張りすぎるのをやめてからの方が、仕事は続いている。

体調が悪くても出勤しようとしていた。

熱があっても「行きます」と言った。

後からインフルエンザと診断された日もあった。

仕事が人より劣っている気がしていたから。

少しでも追いつきたかった。

少しでも迷惑じゃない側にいたかった。

勉強もした。

無理もした。

役に立つ存在になろうとした。

その結果どうなったか。

薬が増えた。

家に帰ると動けなくなった。

横になったまま、仕事のことだけを考えていた。

寝るために薬を飲み、
起きるためにまた薬を飲んだ。

それでも口癖は変わらなかった。

「もっと頑張らなきゃ。」

「もっと頑張らなきゃ」は、存在価値だった

頑張らないと、居場所がなくなる気がしていた。

頑張らないと、見捨てられる気がしていた。

頑張らないと、「やっぱりできない人」になる気がしていた。

だから止まれなかった。

体が悲鳴を上げていても、

薬が増えても、

夜眠れなくても、

“頑張っている自分”だけは手放せなかった。

頑張ることは、評価を取るためじゃない。

自分の存在価値をつなぎ止めるためだった。

でも、それはずっと続けられる方法じゃなかった。



私はずっと、頑張ることが正義だと思っていた。

頑張らない人より、
頑張っている人の方が価値があると思っていた。

頑張ることは美徳じゃない

でもあるとき気づいた。

頑張ることは、美徳じゃない。
“無理を続けられる能力”なだけだ。

会社はあなたの人生を守らない

会社は、
あなたが何時間悩んだかは見ない。

どれだけ自分を削ったかも見ない。

出せた結果だけを見る。

壊れても、代わりはいる。

優しくはない。

合理的なだけだ。

会社はあなたの人生を守らない。

守る責任もない。

それを期待する方が危ない。

私たちはずっと言われてきた。

頑張る人が正しい。

休まない人が偉い。

弱音を吐かない人が大人。

でもそれは、

壊れない人の理論だ。

壊れたことがない人の理屈だ。

本当に限界を経験した人は、

「もっと頑張れ」なんて簡単に言わない。

頑張れという言葉は、

無責任に聞こえることがある。

続けられない頑張りを求める社会は、

優しくない。

だから私は、

その空気に従わない。

会社はあなたの人生を守らない。

でも不思議なことに、

壊れた人を見ても、
会社は止まらない。

次の人が入るだけだ。

それが悪いわけじゃない。

仕組みだからだ。

でも私はずっと、

「頑張っていれば守られる」と思っていた。

評価されれば安心できると思っていた。

違った。

評価はあっても、
安心はなかった。

会社にとっての評価と、
自分の心の安定は、まったく別物だった。

守るのは、自分だけだ

店長に症状を伝えたとき、
こう言われた。

「特別扱いはしない。普通に扱う。」

嬉しかった。

でも同時に、
“普通にできなければいけない”という
新しいプレッシャーが生まれた。

そのときはっきりした。

守るのは、自分だけだ。

会社に必要とされたいと思うほど、

自分を必要としなくなっていった。

「私がいないと回らない」

そう思いたかった。

でも実際は、

私がいなくても回る。

それが現実だ。

だからこそ、

命を削るほど頑張る理由はない。

会社にとって私は、代替可能な一人だ。

それは冷たいけれど、間違いじゃない。

でも、私にとって私は、代わりがいない。

壊れたら、終わる。

仕事は代わりがいても、

私の人生には、代わりがいない。

そこを混同していた。



続けるために変えたこと


私は今も頑張っている。

完全にやめられたわけじゃない。

だから薬も減らない。

家に帰れば動けない日もある。

でもひとつ変えたことがある。

無理を隠すのをやめた。

不安障害と躁鬱を公表した。

薬を飲む時間をもらった。

100点を目指すけど、
できなかった日は70点で帰る。

自分を削ってまで埋め合わせはしない。

頑張らないのではなく、
続けられる頑張りだけを選ぶ。

仕事は急に楽にならない。

評価が急に上がるわけでもない。

でも、私は続いている。

壊れずに。

会社はあなたの人生を守らない。
だから、会社より先に自分を守る。

続く頑張りだけを選ぶ。それが反抗だ

もし今、

「頑張らなきゃ」で息が苦しいなら、

一度だけ考えてほしい。

それは本当に“仕事のため”なのか。

それとも、

“自分が消えないため”なのか。

頑張る順番を間違えなければ、

仕事は意外と続く。

真面目な人ほど、

会社のために自分を差し出す。

でも会社は、

あなたの代わりをすぐに見つける。

あなたの代わりはいる。

でも、

あなたの命の代わりはいない。

壊れてから休むのは遅い。

壊れてから辞めるのも遅い。

壊れてから気づくのが一番つらい。

仕事はあなたの人生の一部であって、
あなたの命より大事なものじゃない。

頑張ることをやめたら、
仕事が軽くなったわけじゃない。

でも私は続いている。

削れない形で。

続く頑張りだけを選ぶ。

それが、私の反抗だ。


このnoteでは、壊れないで働く方法を少しずつ書いていきます。
次は「しんどい日を悪化させない小さなルール」をまとめます。
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