メキシコシティで行ってよかった美術館・博物館|有名画家からミイラまで
【最終更新日】2026年8月18日
Hola! 年に一度、メキシコに通うヨコヤムヤムです。
実はメキシコシティは、ロンドンに次いで「世界で2番目に美術館・博物館が多い街」といわれているのをご存知ですか?
メキシコシティは現在、博物館の数ではロンドンに次いで第2位となっている。
その数は公認されているものだけでも150以上!
アートの都として名高いパリをもしのぐ数を誇ります。
古代文明の遺跡から、フリーダ・カーロに代表される近代アート、さらには一風変わった専門博物館まで、街全体が巨大なミュージアムのような熱気に包まれています。
「限られた日程で、どこを優先すればいい?」
初めてメキシコシティを訪れる前、わたしも同じことを考えました。
調べれば調べるほど、行きたい場所が増えていく……。
そこでこの記事では、わたしが実際に足を運んで「ここは外せない」と確信した美術館&博物館を厳選してご紹介します。
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【おすすめ★★★】国立人類学博物館

❗️人類学の宝庫
メキシコシティに来たなら、まず絶対に行くべき場所が、国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropología)です。
広大な敷地に広がる展示室の数、展示物のスケール、そして何よりメキシコという国が持つ圧倒的な歴史の厚み!
アステカ、マヤ、オルメカ、トルテカ……古代から現代まで続く多様な民族の文化が、一箇所に凝縮されています。
スペイン語の解説が読めると、理解は10倍深まりますが、読めなくても関係ありません。
展示物の造形、その大きさ、細部の彫刻。言葉より先に、何かが直接心に語りかけてきます。
🗣️ わたしの体験談
1日では回りきれないので、優先順位を決めてから入館することをおすすめします。
1階(考古学)と2階(民族学)に分かれていて、展示室も地域や文明ごとに分かれています。
🗣️ 初心者向けTips
1階の展示も素晴らしいのですが、個人的には2階の展示にグッと惹かれました。
1階は「遺跡(過去)」、2階は「民族(現在)」という明確なコンセプトで分かれています。
基本情報
所要時間:3〜4時間(最低でも2時間は確保したい)
入場料:約210ペソ
アクセス:地下鉄Auditorio駅またはChapultepec駅から徒歩
音声ガイド:英語・スペイン語あり(日本語はなし)
休館日:月曜日
公式サイト:https://mna.inah.gob.mx/
【おすすめ★★★】フリーダ・カーロ博物館

❗️別名「Casa Azul(カーサ・アスール)」
フリーダ・カーロは、世界でも有名なメキシコ人画家の一人です。
そして、フリーダ・カーロ博物館(青の家(カーサ・アスール)は、彼女の生涯を彼女が生きた家でそのまま体感できる場所!
美術館というより、フリーダがまだそこに住んでいるような感覚を味わえます。
「作品を鑑賞する」というより、「彼女の人生に入り込む」感覚、といえば伝わるでしょうか。
キッチンには彼女が使っていた食器が並び、アトリエには絵具と筆が残され、彼女の人生の痛みや情熱が青の家の空気に溶け込んでいます。
🗣️ わたしの体験談
敷地内には、ショップが併設されています。
メキシコシティでは、そこらじゅうでフリーダグッズを購入できますが、ここで売られているものは、どれも質が良いです。
初心者向けTips
チケットは数週間前から売り切れます。特に、週末や祝日は、1ヶ月以上前から満席になることも珍しくありません。「行きたい」と思ったら、その日のうちに公式サイトを確認してください。
基本情報
所要時間:1.5〜2時間
入場料:約320ペソ(撮影料別途あり)
アクセス:地下鉄Coyoacán駅からタクシーまたは徒歩約20分
予約:公式サイトからの事前予約必須(現地でのチケット販売なし)
休館日:月曜日
【おすすめ★★★】ベジャス・アルテス宮殿

❗️壁画が語るメキシコ
アールデコとアールヌーヴォーを融合させたベジャス・アルテス宮殿は、メキシコシティの建築物の中でも群を抜く美しさがあります。
ここで見るべきは、ディエゴ・リベラの壁画です!
ディエゴ・リベラは、フリーダ・カーロの夫であり、20世紀メキシコを代表する画家の一人です。
🗣️わたしの体験談
その壁画は、美しいというよりも圧倒的という言葉が近く、メキシコの歴史、革命、労働者、大地など、巨大なキャンバスに描かれた物語は、知識がなくても見る者の感情に直接訴えかけてきます。
基本情報
所要時間:1〜2時間
入場料:約95ペソ
アクセス:地下鉄Bellas Artes駅すぐ
休館日:月曜日
ポイント:2〜4階の壁画エリアは必見
【おすすめ★★★】民芸品博物館

❗️民芸品ファンの聖地
民芸品博物館(Museo de Arte Popular)は、歴史地区の中心部に、ひっそりと佇んでいます。
18世紀に建てられた旧病院を改装した空間は、重厚な石壁と中庭が織りなす静かな美しさがあります。
歴史地区を歩いていれば、自然と立ち寄れる場所にあるため、アクセスも抜群です。
展示内容は、メキシコ各地の民芸品・工芸品を一堂に集めたもの!
アレブリヘ(極彩色の木彫り怪獣)、タラベラ焼き、オアハカの黒陶、ウイチョル族のビーズアートなど、メキシコという国が持つ手仕事の豊かさに、圧倒されます。
🗣️わたしの体験談
メキシコ文化の多様性への入口として最適です。
まずここを見てから他のスポットを巡ると、それぞれの展示への理解が深まります。
🗣️ 初心者向けTips
お土産選びの目利きが上がる場所としてもおすすめです。何が本物の工芸品で、何が量産品なのか、この博物館を訪れると、その違いが分かるようになります。
基本情報
所要時間:1〜1.5時間
入場料:約60ペソ
アクセス:地下鉄Bellas Artes駅から徒歩約5分
ショップ:あり
休館日:月曜日
【おすすめ★★★】ミイラ博物館

❗️100体以上のミイラが並ぶ博物館
はじめに、ミイラ博物館(Museum of the Mummies of Guanajuato)があるのは、メキシコシティではなくグアナファトです。
グアナファトは、メキシコシティからバスで4〜5時間ほどの距離にある世界遺産の街です。
そして、ミイラ博物館は、その街のはずれの丘の上にあります。
19世紀の埋葬文化と特殊な土壌の条件から自然にミイラ化した遺体が、100体以上展示されています。
その迫力は、博物館という言葉が追いつかないほど……!
🗣️わたしの体験談
グアナファトのミイラは、エジプトのような人工的なものではなく、現地の気候と土壌によって自然にミイラ化したものです。
そのため、衣類を着たままの姿や赤ちゃんのミイラなど、非常に生々しくリアルな状態で展示されています。
人によっては、刺激が強く感じられる場合があるため、苦手な方はご注意ください。
基本情報
所要時間:1〜1.5時間
入場料:約100〜120ペソ
アクセス:中心地からタクシー、バス、または徒歩約20分
ショップ:あり
休館日:なし(年中無休)
【おすすめ★★☆】Museo del Chocolate

❗️五感で楽しむ博物館
Museo del Chocolateは、世界でも珍しい、チョコレートに特化した博物館です。
そもそも、チョコレートはメキシコ発祥!
カカオを飲み物として最初に使ったのは、古代メソアメリカの人々でした。
博物館に一歩足を踏み入れた瞬間の、甘く少しスパイシーなカカオの香り……。
写真では伝えられない、この感覚がMuseo del Chocolateの魅力です。
展示は、カカオの歴史から現代のチョコレート文化まで幅広く、子どもから大人まで楽しめます。
🗣️わたしの体験談
カフェにあるチョコレート味のタマレスが絶品です!
普段、あまりタマレスを食べない方や苦手な方も、このタマレスなら、おやつ感覚で食べられます。
🗣️ 初心者向けTips
見学後は、併設のカフェで本場のホットチョコレートを味わってみてください。日本で飲む甘いミルクチョコレートとは別物で、スパイスの香りが立ち、カカオの渋みと甘みが複雑に絡みあいます。
基本情報
所要時間:1〜1.5時間
入場料:約80ペソ
アクセス:地下鉄Cuauhtémoc駅から徒歩約10分、またはMetrobús Hamburgo駅から徒歩約5分
併設カフェ:あり
休館日:なし(年中無休)
番外編|ハラパ人類学博物館

❗️オルメカに心惹かれる博物館
メキシコシティから東へ約130km、ベラクルス州の州都ハラパ(Xalapa)にあるハラパ人類学博物館(Museo de Antropología de Xalapa)は、メキシコシティにある人類学博物館に次ぐ、国内第2位の博物館です。
最大の見どころは、巨大なオルメカヘッド!
オルメカ文明が残した謎の巨石人頭像、その迫力は、写真では到底伝わりません。
高さ2メートルを超える石の顔が、無言でこちらを見つめてくる。
メキシコシティの人類学博物館で古代文明に魅了された方なら、必ずもっと知りたくなるはずです。
🗣️ Tips
メキシコシティの喧騒とは対照的な、静かで落ち着いた雰囲気の博物館です。
訪れる日本人旅行者は非常に少なく、ゆっくりと展示に向き合えます。
バスでの日帰りも不可能ではありませんが、ハラパは街自体も美しいので、1泊することをおすすめします。
わたしは、ハラパとコアテペックを訪問する2泊3日の旅程で現地に向かいました。
ハラパもコアテペックも、半日〜1日あれば十分に散策できる街です。治安も比較的落ち着いています。
基本情報
所要時間:2〜3時間
入場料:約60ペソ
アクセス:ハラパ市内中心部からタクシーまたは路線バス(約10〜15分)
ショップ:あり
休館日:月曜日
公式サイト:https://www.uv.mx/max/
番外編|ルイス・バラガン」の代表作

❗️光と色彩の建築家
ルイス・バラガン(1902-1988)は、メキシコが世界に誇る建築家です。
「光の魔術師」と呼ばれる彼の作品は、メキシコらしいピンクや黄色のビビッドカラーと、モダニズムの幾何学的な造形を融合させた唯一無二のスタイルを持っています。
建築に詳しくない方でも、バラガンの空間に入れば必ず何かを感じるはず!
🗣️Tips
メキシコシティとその周辺で訪れられる代表作は3つです。
ルイス・バラガン邸と仕事場(世界遺産)
サテライトタワー
サンクリストバルの厩舎
関連記事
バラガン建築をもっと詳しく知りたい方へ。
3つの代表作を実際に訪れた詳細レポートを、別記事にまとめています。
メキシコ建築に触れられる貴重な作品ばかりです。
メキシコシティで行ってよかった美術館・博物館まとめ
メキシコシティは、一度訪れただけでは到底語りきれない街です。
初めての方は定番スポットで、その深さに圧倒されるはず!
リピーターの方は、ニッチなスポットで新たな発見があるはずです。
どのルートを選んでも、この街はきっと期待を超えてきます。
ぜひ自分だけの「好きなメキシコ」を見つけてみてください。
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