タバコは吸うけどニコチン依存していない自分の話をしてみよう。
そう思って久しぶりに2階のベランダを開けて一服しようと思ったら最後の1本でした。これ買ったのはいつだったか忘れたけど少なくとも半年以上は経ってます。なぜなら今の私は1カ月に1本吸うか吸わない程度だから。
私はかつて毎日タバコを2箱吸っていました。クソ真面目に20歳から始めて45歳まで続きましたが、あることをキッカケにやめるに至りました。
45歳の頃は最後にいたデザイン事務所。まあ大した仕事はやっていない家族経営の小さな会社でしたが、そこの一番大きな取引先は企業健保の印刷物を扱っていました。
ある日そういった印刷物の資料の一つに禁煙のための啓発パンフレットのようなものがありました。何気なく読んだのですが、そこには喫煙はニコチン依存症であると書いてあったのです。でも多くの喫煙者は「自分はタバコが好きだから吸っているだけで止めようと思えばいつでも止められる。依存症などではない」と思っています。
かくいう私もそうだったのですが、そのマニュアルには「血中ニコチン濃度が下がるとタバコが欲しくなる」と書いてありました。
当時ちょうど世界的にタバコが嫌煙されて価格も急激に上昇している時でした。リストラで転職して給料が大分下がっていた自分にとってタバコは最早贅沢品となりつつあったので、自分の中にやめる理由が必要でした。
でも私は、今もタバコがやめられない人よりもむしろタバコという行為や文化が好きだったのかも知れない。それで「血中ニコチン濃度が下がるとタバコが欲しくなる」という原理が本当なのか試してみようと思いました。
それには自分の血液中から一度ニコチンを完全に消す必要があります。それで無い知恵を絞って、良い事を思いつきました。
タバコ初心者は煙を肺に入れると蒸せるから、吹かします。自分も初心に返って吹かすだけにしようと。
あくまでも素人考えでしたが、吹かすだけなら恐らく血液中へニコチンは入らないと思いました。それを半年から1年続ければ体内のニコチンは消えるだろうという人体実験を始めたのです。自分の体で。
たぶん多くの喫煙者は今さら吹かすだけで煙を肺に入れない吸い方なんて無理だというでしょう。まだボケていなかった頃の父親に話したらそう言いました。自分にはできなかったと。(父親は昔自力で禁煙をしました)
幸運にも私は吹かすだけで煙を肺に入れない吸い方でタバコを吸い続けることができました。ただし本数は制限しませんでした。仕事はそれなりに忙しかったから、可能な限りストレスにはしたくなかった。
ニコチンパッチやニコチンガムはそれとは全く逆の考え方。タバコを吸わず、ニコチンだけを体内に取り込む。
自分が依存しているのは煙を吸うという行為なので、そっちは難しいと思ったし、タバコをやめて別のことにお金をかけるのが嫌だったのでパスしました。一度もやったことがありません。
検索するとニコチンは3週間で抜け切れると出てきますが、吸いたい欲求は半年から1年続きましたよ。1年過ぎた辺りでやっとタバコのことを完全に忘れる時間が増えて来ました。私がもうタバコを止めても何のストレスもないだろうと思ってタバコを買うのを止めたのは1年半後です。
もう全然欲しいと思わなくなりました。つまり「血中ニコチン濃度が下がるとタバコが欲しくなる」ということが証明されたのです。
それから5年経ってどうしてもタバコを吸いたいと思ったので吹かすことでまたタバコを始めました。月に一度くらい吸いたい気持ちになりますが、絶対吸わなければいけない欲求はなく、吹かすだけなら依存は起きません。
ちなみに「加熱式タバコ」「電子タバコ」には全く興味がないです。私に興味があるのは火と煙です。火を点けないタバコはタバコじゃない。タバコは燃やしてナンボだよ(笑)。だからマッチとかライターは必須。
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おお。