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【超短編小説】孤独の化け物

8月18日

夏の暑さに慣れてきた夜、ぽつぽつと降る雨の音がBGMのような心地よさを放っていた。

私はベッドの上で目を閉じて、その自然が奏でる音楽を、ひたすらに空っぽのまま聴いていた。

目を閉じると、くだらない思考にノイズをかけるように、雨が降り注いだ。

ただ、自分の心を癒してくれる存在が欲しかったのに、、
この音も私のことを裏切るのか、、

私は目を見開いて、窓の外を睨んだ。
しばらく、そうしていたかった。

雨は逃れるように、数を減らした。
まぶたもそれを追うように、重くなっていく。

その時だった。
左から、チッ、チッ、チッと、
私を嘲笑うような音が聞こえてきた。

そこには、
ただ無慈悲に針を進める
目覚まし時計があった。




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