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自己紹介|“あのとき私が言えなかった言葉”で物語を書いています。

 大人だって、叫びたい。

 でも、そんなこと言っちゃいけない空気ってありますよね。
 誰かにイライラしても、悔しくても、傷ついても、「まあ仕方ないか」って飲み込んで、笑って、次の日もちゃんと生きていく。
 それが大人で、社会人で、空気が読める人。

 私も、そんな毎日を生きている一人です。
 

 はじめまして。ヨミと申します。

 
 私はこう思うのです。
 せめて物語フィクションの中だけでも、言いたいことを言いたい。
 ご都合主義でいい。
 報われる世界であってほしい。

 理不尽なことを理不尽だと叫んでいい世界。まじめに頑張ってきた人がバカを見ない世界。
 言い返せなかったあの一言を、ちゃんと相手に返せる世界。
 そんな「もう一つの現実リアリティ」を、小説という形で書いています。

 いま、私が全力で書いている物語が、『悪役令嬢と探偵騎士』です。
 気高い令嬢が悪役の汚名を着せられ、婚約を破棄され、あげくには処刑されかける。よくあるお話から始まります。
 けれど、突然出会った『探偵』に背中を押されて、彼女の物語は少しずつ動きはじめます。
 自分を追い詰めるウソや理不尽に、ただ静かに向き合うことから――。

 いわゆるタイムリープやり直しはありません。
 ――処刑された悪役令嬢が時間を巻き戻して二周目の人生をやり直し、やがてハッピーエンドにたどりつく。
 どれも素敵な物語でした。でも、私はこうも思っていました。

 “いま、ここ”で、声も上げられずに殺されてしまう悪役令嬢がいる。
 彼女を陥れ、口を封じた者たちは、したり顔で笑っている。
 別の世界線ルートのハッピーエンドで救われるのではなく、“この場所で”“この瞬間に”涙を流す彼女を救いたい、と。

 ざまぁ・逆転・恋愛・ライトミステリー……ジャンルはたくさん混ざっていますが、その本質は、「言いたくても言えなかった人」のためのカタルシスです。
 やり直しのきかない現実のなかで、感情をむきだしにして華麗に戦うヒロインを描く。あまりにちっぽけな願いです。けれど私にはちょうどいい。

 例えば――
 わかってくれない上司に笑って耐えるしかなかった帰り道。
 何も悪いことをしていないのに、「感じが悪い」と陰口を叩かれた夜。
 気がついたら、自分だけが悪役にされていた時。

 そんな気持ちを、少しだけ、物語の中に閉じ込めました。

 実は、ちょっと怖かったです。
 こんなにむきだしに、赤裸々に書いてしまって、いいのかなって。
 でも、そこまでしないと、人の心って動かないんじゃないかって思ったんです。

 だから、書きました。
 ほんのひととき、現実を忘れてスッと息をつける時間になりますように。
 読み終えたあと、少しでも、また日常に戻る力になりますように。

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 ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
 


🔪処刑寸前、悪役令嬢の汚名を着せられた聖女が
王子とその愛人を“推理”で断罪する冤罪ざまぁ
『悪役令嬢と探偵騎士』
よろしければ、こちらもお読みいただけますと嬉しいです。


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