見出し画像

プラダを吸う悪魔

伝説の“佐々木”、まさかの退職。

─桜舞い散る4月24日に出会ったシゴデキリーマンBに再会した。


ストローが「PRADA」であることに大歓喜するシゴデキリーマン2人組の話。

私がいつも通り、時間を溶かすべく某店に出向いたところ
聞き覚えのある声がする。

「こ・う・だ・い・ら!
そう、こうだいら、ググれって!」

クソデカ独り言・バカデカ自問自答により私を桜の花びらと共に葬り去ろうとしたシゴデキリーマンA以下、シゴデキAの部下シゴデキリーマンB以下、シゴデキB
単体1人で広々とテーブルを使っていながら無限にリモート会議を繰り広げている。

およそ3ヶ月前は上司であるシゴデキAと共に狭いテーブルにPCをミッチミチに配置して
シンクロナイズド・シゴデキASMRタイピング音を披露していたというのに、
今やひとりで4人分の席を使っている。

さながらオセロ盤上のオレオである。


オレオ1枚につきオセロ盤4マス埋まる話。

そして、
前回はジンジャーエールMサイズのみだった注文が
ジンジャーエールLサイズfeat.チキンの豪華仕様。

(注)イメージ

いやに高圧的になったシゴデキB。
ジンジャーエールのサイズと共に昇格したのだろうか。

ジンジャーエールの泡が弾けては消え、
また弾けては消え…
パチ、パチという音はどこか、一期一会の儚さを感じさせる。

シゴデキA「例の郵送する書類、誰にやってもらおうかな」
シゴデキA「佐々木さん(誰)に頼むかー」
シゴデキA「やっぱり俺がやるか」
シゴデキA「いや、佐々木さん(誰)」
シゴデキA「俺?」
シゴデキA「佐々木さん(誰)」
シゴデキA「よし、明日の10時に俺がやる。」

「シゴデキリーマンの自問自答」より、“シゴデキAしか喋らない世界線”

書類郵送担当賞界の村上春樹こと佐々木
有力候補として名前がたびたび上がるも受賞を逃し続けた。
伝説のまま彼女・・は退職したらしい。

シゴデキB取引先と爆音取引中「ええ、ええ、申し訳ありましェーんぼくは死にましェーん…ええ…佐々木がですね、退職いたしましてェ。はいィ。僕がね、引き継ぎまして。え!あ、あぁ…佐々木のォ、はい。引き続き担当が女性の方がよかった…?ごめんなさいね、僕でェ。ええ…でもでもォ、引き継ぎはきちんとね、受けましたからね、え!」

時折オネエに擬態するシゴデキB。

シゴデキB「ズズッジンジャーエール吸引ASMRゲフンゲフン!」

“PRADA”のストローには悪魔が潜んでいるらしい。

彼は
あの日よりも大きな、Lサイズのジンジャーエールの泡沫に潜む悪魔を吸い込んだ。

持ち直した彼の目はギラリと怪しい光を帯びている。

肺に悪魔を住まわせたシゴデキB。
取引先を“悪魔との取引”に巻き込んでいく。

シゴデキB取引先と爆音取引中「失礼いたしましたァ!ゲフッ!あ、QRコードのデザインはオプションで…あ、いや無料で!はいっ!やらせていただくという形で!」

“やらせていただくという形”が、
何角形なのか、それとも円形なのか、立体なのか気になり過ぎた私の頭の中がQRコード模様である。

QRコード無料の形をした悪魔の取引が締結される奇跡的瞬間に居合わせてしまった。

私は悪魔の証人だろうか。

そして悪魔のいたずらは留まることを知らない。

シゴデキB「それでェ、しょう・・・だんなのですが!」

シゴデキB「あっ、はい!商談ッ…ははっミッキーマウス!」

シゴデキB「商談のご相談でしてェ…!」

シゴデキBしか喋らない世界線
「事故の隠蔽工作手順マニュアルP.64」


メーデー!メーデー!

舌の滑走路にて大事故。
シゴデキのBべろ滑走路で大事故が発生。


カミカミの1日や まとまらない商談
書きあらわせれない だって多いんだもん!

大蓬愛「錯乱ボ」(大塚愛「さくらんぼ」の替え歌)


“ご商談”は約13秒前にQRコード無料の形をした悪魔との契約が取り交わされたばかりではないか。

「え!佐々木からデザイン案が…?あ、佐々木と、デザイン?そうなんですねェ…では、新しいものではなく、佐々木…はいっ!佐々木のデザインしたものをご所望っと。わっかりましたァ!はぁーいぶりっ子⭐︎失礼しまぁーすゥ再びのぶりっ子!」


シゴデキB「ズズッジンジャーエール吸引ASMRゲフンゲフン!」


シゴデキB同僚と爆音リモート会議ッハァァァァァァア波動砲ぶっぱ!!!」

シゴデキB「QRコード、無料でってことになったんだけどォ…おーい!聞いてる?いる?」

画面越しの同僚を吹き飛ばすシゴデキB。

同僚「データきたっすゥ〜爆音
シゴデキB「声でっか!」
違います、あなたがスピーカーモードかつ爆音に設定しているだけです。

Wi-Fiを超越し、
波動砲でデータを送るビジネスマンを見たのはこれが初めてだ。
さすがはシゴデキである。

書類郵送担当候補にはノミネートすらされなかった彼が、
“データ”を“波動砲”に乗せて届け、
加えて画面の向こうの同僚を吹き飛ばすまでに成長した。

この3ヶ月で大きくなったのはジンジャーエールだけではない。
彼自身である。

佐々木なき今こそ、新伝説《レジェンド》としてその名を轟かせる時だ!
いけ、シゴデキB!

シゴデキB「そのファイルの中にQRコードあるんだけどォ、そうそう、佐々木さんがね、作ったらしいんだけど。そうそうそれェ!」



「QRコードに呪いとか仕込めたりする?」




はい?

シゴデキB「無理?なんで?呪いだよ?簡単だろ?」

無料のQRコードにいらぬ有料級の“呪い”を仕込むな。
あと、簡単な呪いとは。

この時私は思った。
“無料より怖いものはないねェ”と。

シゴデキB「…ああもう、じゃあいいや。つうかさ!お前、もうやった?」




「こ・う・だ・い・ら!
そう、こうだいら、ググれって言ったじゃん!」



まだ続いていてたんかい、とエセ関西弁も口をついてででしまうくらいの
こ・う・だ・い・ら”再登場である。

シゴデキB「ズズッジンジャーエール吸引ASMRゲフンゲフン!」

シゴデキB「ゲフンッ!あああ…もう!公園の!え?そっち多分講演じゃない!パーク、そう。parkネイティヴ発音の“”に“たーいーらッ!そう。flatネイティヴ発音!あ?フラット35サンジューゴォ↑♪え?そう!」

あくまでも、“こうへい”ではなく“こ・う・だ・い・ら”らしい。

圧までLサイズになったシゴデキBにこの直後、
悲劇が起こる。



無邪気な子ども「ママー!あのおじさんずっと1人で喋ってるよォ!」
ママと呼ばれた人「…お仕事ッ!きっとお仕事中!」
無邪気な子ども「歌もうたってたよ!」
他人のふりをしたいママ「(下向いて震えている推定笑いを横隔膜の下に押し込んでいる)」
無邪気ッズ「ママー!うんちー!」


子どもからすれば、
よくわからない日本語をクソデカボイスで発したり、
唐突に英語を話したり、
CMソングを歌い出したり、
それはそれはおかしなものとして君臨していたに違いない。


ナレ死ならぬナレ退した佐々木。
顔も声も知らない佐々木。
彼女には新天地でも村上春樹であり続けてほしい。

ナレ死】
ナレーションの説明によって死亡退場となること。

ピクシブ百科事典

それからシゴデキB。
あまりにも人に圧かけ続けるなら私はあんたをシゴデキB改め
PPって呼ぶからな。


PパワハラPpark=パワハラ公園


言動には気をつけたまえ。


そしてストローは今日も“PRADA”。
恐れることはなにもない。
※ストローに関しては。



【参考資料】
◽︎一般社団法人日本呼吸器学会
誤嚥性肺炎


シゴデキB並みに飲み物飲むたびゲフンッゲフンッしてしまう方はご一読ください。

◽︎大塚愛「さくらんぼ」

◽︎住宅金融支援機構


「2025年7月30日にサイトリニューアルしたら不具合めっちゃおきてる、マジごめん」
と住宅金融支援機構が言っています。

いいなと思ったら応援しよう!

よもぎ よもぎちゃーん! はーい! 何が好き? ポテトチップスよりも お・ぬ・し

この記事が参加している募集