のっぴいてでも行け
吾輩は1ヶ月に1回、“排水口への恐怖心”を1時間に渡り臨床心理士に熱弁する元看護師である。
のっぴきならない事情をのっぴいてでも語りに行く。
のっぴいた末に“排水口への恐怖心”の話ばかりするものだから、
ここ最近は俺が「はい」と言うと臨床心理士が全力で
「排水口以外に特筆すべきことはありましたか?」
と排水口に栓をする。
膝を突き合わせて、音声でコミュニケーションをとっているというのに
筆で語らせようとしてくるあたりも実におもしろい。
向こうは完全に警戒しているから
こちらが相づちの“はい”のつもりで発した「はい」にまで栓をしてくる。
「言わせねえよ?」の顔をしている。
言うなれば、我が思考は流れゆく泥水で臨床心理士が排水口である。
大丈夫ですか?
と聞かれると全力で「大丈夫です」と答えがちだが
俺はすっかりこの有能過ぎる排水口に誘導されてありとあらゆることを垂れ流す。
しかしついに“排水口への恐怖心”を排水口に流すことを禁じられたのである。
というわけで、のっぴいてでも行ってきた。
今日ものっぴいた。
のっぴく時は顔も心もすっぴんだ。
いや、顔はすっぴんだが心は若干化粧っ気がある。
“排水口への恐怖心”を語る理由は
彼女にいらぬ心配をかけまいとする俺のなけなしの美しさだと言わせてくれ。
先月、のっぴくのをすっかり忘れて
のっぴきならない事情①であるカウンセリングをすっぽかし、
のっぴきならない事情②をダブルブッキングし、
あろうことか②をのっぴいた。
しかもその②をどうのっぴいたのかも、
のっぴいた結果どうなったのかも全く思い出せないのだ。
そもそも何をのっぴいたのかも失念している。
思い出せないということは想像の余地が広がるということでもある。
大谷翔平選手が言っていた。
「イラっときたら負けだ」と。
だから俺も名言を残す。
「思い出したら負けだ」
そして大谷翔平選手はこうも言っている。
「“イラつく時は自分の強みを発見できた”と思えばストレスもたまらない」と。
そうだ。
「思い出せないということは、
想像の余地が広がるということ。」
大事なことだから2回言った。
思い出せないことを無理に思い出す時間はもったいない。
そして、思い出せないことで自分を卑下したり、悲観的になるのは精神衛生上よくない。
思い出せないということは、想像の余地が広がるということです。
忘れるということはつまり、それ以上に浸るべき妄想があると考えれば思い出す必要なんて、始めからなかったのだと思えるようになりましたね。
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のっぴいて!北欧
「クリスマスの真相に迫る俺」
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北欧を旅して、
サウナでせいろの中のシュウマイ体験をしたり、
ムーミン谷で焚き火をしてマシュマロではなくモッツァレラを焼いてムーミンママに激怒されたり、
マリメッコ本社でウニッコみたいな野生の花を
むしって怒られたりした。
【ムーミンの肉】(=モッツァレラチーズ)
フィンランドジョーク。
“モッツァレラはムーミンの肉だ”と冗談を言う人が時々います。
言われてみると、つるつるモチモチした感触がムーミンっぽいかもしれない。
※ムーミンの公式Xアカウントより
「“モッツァレラはムーミンの肉問題”に関して、多くのお問合せを頂いた」
「2019年3月オープンのムーミンバレーパークではモッツァレラを用いた飲食メニューの提供予定はございません」
「ご要望がございましたらメニュー開発を検討します」
で、逃げ切ってmozのロゴにウニッコみたいな花を食べさせ、手なづけて奴の背中に乗って
IKEAに行き、クリスマスツリーを予約したんだった。
今年はマジモンのモミの木を飾るぜ。
日本人が風呂に柚子浮かべて、
子どもに
「柚子に人差し指突っ込むんじゃないよ!」
と釘を刺し
子どもは親指を柚子に刺し
「人差し指じゃないもん、親指じゃないもん」
などという茶番を繰り広げ、
かぼちゃが煮崩れただのなんだの大騒ぎしている時、
俺はスウェーデン人のふりをしてマジモンのモミの木のてっぺんに星を輝かせてやるんだ。
12月25日ってのは別にイエス君のバースデーイベントじゃないんだとよ。
日本で言うところの冬至、向こうの言葉じゃ
「ユール」なんて言うらしい。
でもあれだよ。
俺ら日本人は宗教の遊牧民みたいなもんだからツリーも飾れば門松も飾るだろ?
最近じゃ“アドベントカレンダー”なんつって、
子どもたちはお菓子、港区女子はハイブランドコスメが毎日手に入るカレンダーに熱狂すると聞いている。
風の噂でな。
でだ。
俺はてっきり“アドベンチャー”だと思っていたわけだ。
クリスマス当日まで、冒険して1日1個お宝をゲットする。
そういう、年末ジャンボ的なお楽しみだと認識していた。
が、アドベントカレンダーのアドベントはアドベンチャーではなかった。
冒険でもなんでもない。
その実はこうだ。
【アドベント】(advent):到来、待降節
キリスト教では11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約4週間をイエス・キリストの降誕を待ち望む期間「アドベント」と呼ぶ。
アドベントには4本のろうそくを用意し、毎週日曜日に1本ずつ火を灯していく習わしがある。
キリストが降ってくるのを、
カレンダーから色々取り出しつつ待つというわけ。
ほら、あれだよ。
「もういくつ寝るとお正月」
ってあるじゃん。
あの歌では“寝て”数えてるけどあのカレンダーは開封の儀をもってしてイベント日までを数えているってことだな。
うん。
俺の場合はアドベントカレンダーを飾ったことすら忘れて思い出さないだろうから
飾らないことにしよう。
「思い出せないということは、
想像の余地が広がるということ。」
これを免罪符にありとあらゆる想像で空間を耕しちまうからな。
妄想の果実だらけになって家が埋まるぜ。
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のっぴいてでも阻止せよ!
「King Gnuの井口理氏の結婚式に
参列しようとするンゴを止めに行っていた」
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King Gnuの歌と鍵盤の人の結婚式に呼ばれてもいないのに
参列しようとしているンゴを全力で止めていた。
私「それじゃあ“白日”どころじゃねえよ!警察で“自白”することになるぞ!」
と。
いや違うな。
だってこのニュース、昨日だもんな。
これだけは言わせてくれ。
ンゴ、あのハイトーンボイス出るんだぜ?
看護師界の井口、
いや雷神似のくまモン、
いや歩く騒音…ゲフンゲフン
とりあえずな、歌が上手いことだけは確かだ。
俺の妄想のせいでンゴが頭おかしい奴になっちまってるから名誉のために言っておく。
歌は上手ェし、料理も上手ェ。
あと性格もいい。
声がデカいだけ。
態度は俺の方がデカい。
身長はンゴの方がデカい。
おかしいな。
排水口の話はしなかったんだけどな。
まるまる1時間、クリスマスとKing Gnuの話をしていたな。
臨床心理士に言わせてみれば
「臨床心理士免許がなくてもできること、いたしません。」
「クリスマスのお話?聞きません。」
「King Gnuのお話?聞きません。でもKing Gnuは聴きます。」
だろう。
彼女がシニカルサイコロジストXで主演やり出したら余計な話ができなくなるから、
テレ朝にバレないようにしないとな。
いや待て。
排水口の話は確かにしていない。
しかしだ。
また泥水のごとき思考を彼女に垂れ流したよな。
結局は排水口なのだ。
彼女の元に通う限り、“排水口への恐怖心”は消えることはない。
だって、つい心の中にある汚い部分の話をしちまうんだからな。
“排水口の話”には栓をするのに、
それ以外の話は無尽蔵にゴオゴオ音を立てて陰圧かけていくんだから
恐ろしいぜ、臨床心理士。
↑
mozのマーク、群馬にいた。
【参考資料】
◽︎にじハピ!~にじママのハッピーライフ~
大谷翔平10の言葉と名言!大谷流イライラしないコツや本もご紹介
◽︎イイハナドットコム
なぜクリスマスツリーはモミの木?本物のクリスマスツリーの魅力とは
◽︎ハルモニア
【豆知識】クリスマスツリーの由来や飾る習慣が生まれた背景を解説
◽︎ねとらぼ
それ本当!? 強烈ワード「ムーミンの肉」がXでトレンド入り 公式も反応した“うわさ”の正体に驚き「食べにくくなった」
著:沓澤真二
◽︎King Gnu
◽︎Yahoo!ニュース
King Gnu井口理、結婚を発表 お相手は一般人「温かく見守って頂ければ」【発表全文】
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