現代を健やかに生きるヒントは300年前の「養生訓」にあった!
ストレス社会の現代、「なんとなく不調」「いつも疲れている」と感じることはありませんか? 健康雑誌を読んだり、最新の健康法を試したり…でも、なかなか続かない、効果が出ないという人もいるかもしれませんね。
実は、私たちが健やかに生きるためのヒントは、300年以上も前に書かれた一冊の本に詰まっているんです。その名も、江戸時代の儒学者・医者である貝原益軒(かいばらえきけん)が著した『養生訓(ようじょうくん)』。
「江戸時代の本なんて難しそう…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。益軒先生は、誰にでもわかるように、そして実践できるようにと、非常に平易な言葉でこの本を記しました。
85歳まで生きた益軒先生の「健やか」の秘訣
益軒先生が生きた江戸時代の平均寿命は、なんと40歳を下回っていたと言われています。そんな時代に、益軒先生は驚きの85歳まで長生きしました。その長寿の秘訣が『養生訓』には書かれているわけです。
では、具体的にどんなことが書かれているのでしょうか? 現代にも通じる、特に大切なポイントを3つご紹介します。
1. 「腹八分目」が最強の健康法!
現代は美味しいものが溢れています。ついつい食べ過ぎてしまう…という人も多いのではないでしょうか。『養生訓』では、「飲食は度を過ぎると害になる」と説き、「腹八分目」が大切だと繰り返し強調しています。
消化器官に負担をかけすぎないことで、体は元気に活動できます。また、食べ過ぎは肥満や生活習慣病の原因にもなりますよね。シンプルですが、なかなか難しいこの教え。意識するだけでも体は変わっていくはずです。
2. 心穏やかに過ごすことが、何よりの養生
ストレスやイライラは、体調に大きく影響します。「最近、胃が痛いな」「よく眠れないな」と感じる時、もしかしたら心の状態が関係しているかもしれません。
益軒先生は、「養生の道は、まず心を穏やかにし、欲を少なくすることから始まる」と述べています。怒りや悲しみ、過度な欲は心だけでなく体にも負担をかけます。情報過多な現代において、デジタルデトックスをしたり、瞑想を取り入れたりして、意識的に心を休める時間を作ることは、まさに現代の養生と言えるでしょう。
3. 動くことこそ、健康の源!
「運動は苦手…」という人もいるかもしれませんが、『養生訓』は激しい運動を勧めているわけではありません。益軒先生は、「飲食後に少し歩くこと」や「だらだらと寝すぎないこと」、「じっとしている時間を少なくすること」の重要性を説いています。
つまり、日常生活の中で体を動かすことこそが大切なのです。エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩いてみる、テレビを見ながらストレッチをするなど、無理なく続けられる「ちょこっと運動」から始めてみませんか?
現代にこそ必要な『養生訓』の知恵
『養生訓』の教えは、決して特別なことではありません。むしろ、どれも「当たり前」に思えることばかり。しかし、この「当たり前」を継続することこそが、健やかな体と心を作り、長寿へと繋がる道なのです。
300年以上前の知恵が、情報やモノで溢れる現代に生きる私たちに、改めて大切なことを教えてくれています。
忙しい日々の中で、ふと立ち止まり、自分の心と体に耳を傾けてみましょう。『養生訓』のシンプルな教えは、きっとあなたの健やかな毎日をサポートしてくれるはずです。
