『最低時給社会 ― 善意で壊れる日本』書籍版を制作しました
ようやく、一冊の本になりました。
『最低時給社会 ― 善意で壊れる日本』
この本は、「最低賃金」について論じた本ではありません。
私が書きたかったのは、
「真面目な人ほど先に疲れてしまう社会」
についてです。
責任感のある人。
改善しようとする人。
「自分がやればいい」と頑張る人。
そういう人たちの善意に社会が支えられている一方で、その善意が当たり前になり、少しずつ人を消耗させてしまう。
そんな構造を、仕事や創作、地域活動など、自分が経験してきたことを通してまとめました。
電子版を公開しました
まずは電子版を公開しました。
スマートフォンやタブレットでも気軽に読んでいただけます。
そして今回、紙版も制作することにしました。
書籍限定特典を収録します
紙版はページ数に少し余裕がありました。
そこで、その余白を埋めるのではなく、書籍だけの特典を付けることにしました。
タイトルは、
「この本ができるまで」
執筆ノートです。
本を書いている途中、私は不思議なくらい昔の仕事を思い出しました。
役所。
ニュース編集。
家電量販店。
コンプレッサーを作る会社。
思い返してみると、嫌だった仕事はほとんどありませんでした。
どの仕事にも面白さがあり、やり甲斐がありました。
だからこそ、「もっと役に立ちたかった」「続けたかった」という思いも、今になって改めて浮かんできました。
父が海上自衛隊で取り組んでいた教育の話。
叔父が鉄道公安官として歩んだ人生。
そうした家族のことも、この本を書く中で何度も思い出しました。
本文では書き切れなかった「この本が生まれた背景」を、書籍版だけに収録します。
この本は、私自身への答え探しでもありました
書き終えて感じたのは、
私は仕事が嫌いだったわけではない、ということです。
むしろ、仕事は好きでした。
何かを作ること。
改善すること。
誰かの役に立つこと。
その気持ちは、今も変わりません。
だから私は、この本で誰かを責めたかったわけではありません。
「どうすれば、人が壊れずに働き続けられる社会をつくれるのだろう。」
その問いを、読者の皆さんと一緒に考えたいと思っています。
もし興味を持っていただけたら、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
