見出し画像

世界で一番美味しい料理は何か、ご存知ですか?

「世界で一番美味しい料理って、何だと思いますか?」

フランス料理? それとも豪華な中国料理? 世界三大料理にはトルコ料理も入るそうですが…実を言うと、私はあまり食べたことがありません(笑)

でも、日本人ならやっぱり「和食、日本料理」と答えたいところですよね。

実は、私はそれが何か知っているんです。

なぜかと言うと、私がサラリーマン時代、だから30年以上前ですが、金融系の仕事をしていたとき、マーケティングの研修で、講師から「世界で一番美味しい料理は何か」を教えてもらったのです。

答えは家庭料理。いわゆる「お袋の味」ってやつ、それが世界で一番美味しいのだそうです。

「なんだ、そんなことか」と思われましたか? 全国のお袋さんたちに忖度しているわけではありません。

これはマーケティングの視点から見て、極めて論理的で正しい答えなのです。

究極の「ターゲット・マーケティング」

理由は至ってシンプル。「誰のために作るか?」が明確だからです。

家庭料理には、必ず「食べる人」が決まっています。

家族の好み、今日一日の体調、好き嫌い…。それらを熟知した人が、その人のためだけに作る。これ以上の「ターゲット・マーケティング」はありません。

しかも、それは一発勝負ではないのです。 何年も、何十年も作り続ける中で、「今日は美味しかった」「これはイマイチだった」というフィードバックが繰り返され、膨大なデータが蓄積されていく。

いわば、究極のパーソナライズが施された料理なのです。

プロの料理人が抱える「絶望的な難易度」

一方で、街の料理屋さんはどうでしょうか。 以前、ネットでこんな料理人の嘆きを目にしたことがあります。

「ちょっと考えてみてくれ。俺が毎日やっているのは、一度も会ったことがなくて、今後二度と会うこともない、どこで育って何を食べてきたかも知らない『見ず知らずのおっさん』に、一口食べて『うまい!』と言わせる仕事なんだ。これ、めちゃくちゃ難易度高くないか?」

確かに、その通りですよね。

不特定多数の「誰か」を満足させるのは、ある意味で賭けに近い。

それに比べて、相手の胃袋のクセを掴みきっている家庭料理はどう考えても有利ですよね。

世界一の殺し屋は「家庭料理」?

そういえば、こんな物騒な話も聞いたことがあります。

おそらく、筒井康隆とか星新一とかのSFのショートショート、ブラックジョークを効かせたストーリーの中に出てきた話だったと思いますが、「世界一の殺し屋は、家庭料理」なのだそうです。

「なるほど、家庭料理なら毒を忍ばせるのも簡単だからな!」と思ったあなた。…残念ながら、それでは一流の殺し屋にはなれません。すぐにバレて御用となってしまうからです。

殺し屋稼業である以上、捕まったら終わり。証拠も残さず、疑われることもなく、確実にターゲットを仕留める。実は、家庭料理にはそれが可能なんです。

お察しの良い方なら、もうおわかりですね。 「ちょっとずつ」味を濃くして高血圧に誘う。「ちょっとずつ」甘くしていって糖尿病に導く。

毎日の献立を支配している家庭料理なら、そんなコントロールも自由自在というわけです。

…想像すると、背筋が凍りませんか?

我が家の「最高経営責任者」の言葉

そんな話を思い出しながら、ふと、うちのカミさんの顔を思い出しました。

彼女はよく、こんなことを言っているんです。
「いい? 人心を掌握するには、まず胃袋を掴むことよ」

……言い得て妙。 ……いや、でも。さっきの殺し屋の話を聞いた後だと、その言葉の重みが違いすぎます。

「掌握」って。 「掴む」って。 なんだか戦略的というレベルを通り越して、ちょっと怖いんですけど…(^^;;

…なんて、日頃から屁理屈ばかりこねているから、感謝を伝えるはずの記事が、いつの間にかこんな物騒な内容になってしまいました(笑)

実は、今日4月12日はカミさんの誕生日なんです。

本当は「日頃の感謝を込めて、これからも仲良く楽しくやっていこう、よろしくお願いします」と、素直に綴るつもりだったのですが…このような記事になってしまいました。

でも、本当のところ、私の健康も子どもたちの健康も、日々の活力も、すべては彼女が握る「世界一の家庭料理」に支えられているのは紛れもない事実ですよね。胃袋を掴まれていることもね(^^;;

とにかく、我が家の奥様、お誕生日おめでとうございます。
これからも、どうぞお手柔らかに…

ほんじゃあ、また。

いいなと思ったら応援しよう!