SNS発信を避けてきた私が4年で300記事を書くまで|人生を変えた「書く習慣」
そのまま「書くこと」を避けて生きていたら、間違いなく今の自分はなかったと思う。
noteを通して繋がった方々との出会いはもちろん、雑誌への寄稿や、複業的に関わらせてもらっている企業・団体。そして、今の職場への転職もきっとなかったはずだ。
もともと自分の考えを発信することが得意ではなかった上、ファーストキャリアとして選んだのは小学校の教員。
約10年前の当時は、そもそも学校の先生がSNSで実名・顔出しで発信する文化など皆無に等しかった。「先生」という立場上、匿名のアカウントでひっそりと情報収集することだけが、私にとってのSNSだった。
そんな「隠れること」が当たり前だった私も、あることがきっかけに匿名での発信を始めた。
言葉にすることの恥ずかしさを感じながら、やっとの思いで書いたのは1年間で約10記事。
その「発信に対するハードル」を下げてくれたのは、先生向けのライティング講座にも通い始め、「うまく書けるようになりたい」という思いが湧いていたタイミングでの、ある1冊の本との出会いだった。
『書く習慣』との出会い
私を変えた1冊。それは、いしかわゆき(ゆぴ)さんの著書『書く習慣』だ。
当時の自分が書いた紹介記事を見返してみると、どうやら当時受講していたライティング講座で紹介されて手に取ったらしい。(正直、そのあたりの細かい経緯は全く記憶がない…)
ただ、ちょうど夏休みに入る直前だったこともあり、巻末に収録されている「書く習慣 1ヶ月チャレンジ」を、この長期休みを使ってやってしまおうと思い立ったのを覚えている。
「せっかくの長期休みだし、何かを変えたい」
そんな軽い気持ちで始めたチャレンジが、私の「書くこと」に対する向き合い方を、その後大きく変えていくことになる。
「書く習慣」1ヶ月チャレンジの効果
そんなこんなで始めた1ヶ月のチャレンジ。
そもそも毎日のようにパソコンに向かって文章を書く習慣がない私にとって、それは想像以上にハードルの高いものだった。
それに加え、30日間用意されているお題も、「自分の好きなところ」から「もしもひとつだけ夢が叶うとしたら」まで、大小さまざま。
そのどれもが、嫌でも「自分自身」と向き合うことになる問いばかりで、正直すぐに答えが出るようなものではなかった。
それでも、「毎日1記事を書き切る」という明確な目標があったおかげで、「記事って、中途半端なままでもいいんだ」ということにも気づくことができた。
完璧な答えじゃなくていい。まずは出すこと。
それができたことが、何より大きな収穫だった。
そして何より、
「書くこと」を通して、どこかの誰かに自分の思いを届けることができる
「書くこと」を通して、人と繋がることができる
「書くこと」を通して、新たなチャレンジの機会をもらえる
そんな気づきが、その後の私にとっての「書くこと」の意味を大きく変えてくれた。
複利で効いてくる「書く習慣」
1ヶ月チャレンジを終えた後も、私は「書くこと」を止めなかった。
翌年も、自分で決めたテーマで「書く習慣1ヶ月チャレンジ」を行ったり、あえて「1ヶ月毎日投稿します!」とSNSで宣言して自分を追い込んだり。
気づけば、noteを始めた2021年から数えて、記事数はちょうど300を超えていた。
(ちなみに2022年12月からは、毎月欠かさずに記事を出していることにも気づき、自分でも驚いている)

とハードルを下げ続けている
振り返ると、1ヶ月チャレンジで一番初めに書いた「今抱いている目標や夢」というテーマ。
私はそこで、こんな文章を綴っていた。
人生における夢というと広すぎる気がしたので、今回は今取り組んでいる「ライティング」に関する夢を考えてみます。
パッと浮かんだのは、「いつか本を書いてみたい」ということ。
そしてもう一つが「ライティングスキルを高めて、収入を得てみたい」ということ。
基本的には教員は副業が禁止されているので、後者は難しい部分もあるかもしれませんが…それでも自分から出てきた願いを大切にしたいなぁと思います。
「難しい部分もあるかもしれない」
そう書いていた目標が、いま、現実になっている。
雑誌の執筆を通して収入を得たり、これから複業として関わる企業でnoteの執筆も依頼されたり。「書くこと」が、あの時の目標を一つひとつ叶えてくれたのだ。
そして、冒頭にも書いた通り、今の職場への転職もnoteでの発信がきっかけだったりする。
過去の自分が積み上げてきた300記事という資産。
それが今、間違いなく「複利」となって、私の人生を豊かにしてくれている。
「書く習慣」は、人生を切り拓くパスポート
教員時代の私が「副業禁止だから」と諦めかけていた目標は、「書く習慣」を通して達成し始めている。(今回の記事を書いて振り返ったことで、改めていつか書籍を出してみたいという思いも湧いてきた。)
今振り返れば、あの時『書く習慣』を手に取り、1ヶ月チャレンジに飛び込んだことが、私の人生の大きな分岐点だった。
「書くこと」は、単なる記録や日記ではない。
自分の思考を可視化し、新たな人と繋がり、新しいチャンスを引き寄せるための、最強のパスポートだ。
もちろん、最初から立派な文章なんて書けなかった。
正直、今でも「こんな文章、誰が読んでくれるんだろう?」という不安を抱えながら発信している。
それでも、読んでくれる方、スキを押してくれる方がいるから。
そして何より、未来の自分のために。
私はこれからも、書き続けていきたい。
【あとがき】
実は、著者のゆぴさんとは受講しているコーチングスクールが一緒で、一昨年の忘年会で一度だけお会いしたことがあるんです!
そのときも直接、「『書く習慣』を読んで1ヶ月チャレンジに取り組んだことで、書くことが楽しくなりました!」と感謝の気持ちを伝えることができました。
私のように、学校の先生なら、まとまった時間が取れる夏休みにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
あるいは、もうすぐやってくる2026年のスタートに合わせて、思い切って一歩踏み出してみるのもおすすめです!
この記事が、皆さんの「書くこと」に対する背中を、そっと押すきっかけになれば幸いです。
