今日の一杯|濃厚とんこつラーメン だるま一家@府中で、マー油のうまさにやられる
この日の一杯は、濃厚とんこつラーメン だるま一家@府中。
店の外から、もう元気がある。
黄色い看板。
赤い文字。
「いらっしゃいませ」の大きな看板。
ラーメン屋らしい、わかりやすい勢いがある。

こういう店は、入る前から少しお腹が空いてくる。
注文したのは、濃厚とんこつラーメン。
横には、肉がのったご飯もつけた。
目の前に出てきた一杯は、見るからに濃い。

白濁したとんこつスープ。
その上に広がる黒いマー油。
チャーシュー。
きくらげ。
青ねぎ。
そして、香ばしさがふわっと立ってくる。
ひと口スープを飲むと、まずとんこつのコクがくる。
でも、そのあとにマー油の香りが追いかけてくる。
これが美味い。
マー油が入ることで、ただ濃厚なだけでは終わらない。
香ばしさが増して、味に奥行きが出る。
焦がしにんにくのような風味が、スープ全体を引き締めてくれる。
とんこつのまろやかさ。
マー油の香ばしさ。
きくらげの食感。
ねぎの軽さ。
チャーシューの満足感。
それぞれがわかりやすく、ちゃんと役割を持っている。
ラーメンだけでも十分なのに、横の上モツライスがまたいい。
ご飯に、ラーメンのスープを少し合わせたくなる。
これはもう、満腹へ向かう一本道だ。
食べながら思った。
濃厚なものには、ただ濃いだけではなく、
どこかに“締める要素”が必要なのかもしれない。
この一杯でいうと、それがマー油だった。
とんこつの濃さを、マー油が引き締める。
重くなりすぎそうなところを、香ばしさで持ち上げる。
同じ味が続きそうなところに、変化をつける。
仕事でも、こういう存在は大事だと思う。
熱量のある人。
勢いのある企画。
濃い議論。
前に進めようとする力。
それはもちろん大切だ。
でも、それだけだと重くなることがある。
熱すぎて、周りがついていけなくなることもある。
濃すぎて、全体が見えなくなることもある。
そこに、香ばしく場を締める人がいる。
少し違う視点を入れる人がいる。
全体の味を整える人がいる。
そういう存在がいると、チームは強くなる。
マー油は、主役のようでいて、支え役でもある。
でも、これがあるから一杯の印象が決まる。
だるま一家の一杯は、そんなことを感じさせてくれた。
濃厚だけど、ただ重いだけではない。
香ばしくて、食べ進めたくなる。
ご飯も進む。
そして、食べ終わるころにはちゃんと満たされている。
今日の一杯は、
「濃さを活かすには、香ばしく締める力がいる」
そんなことを思わせてくれる一杯だった。
また府中で、がっつり元気を入れたい日に寄りたい。
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