自宅を密閉して換気扇を回したら真空になる? 負圧は人体に影響するのか?
「家のすき間をすべてふさいで換気扇を回したら、室内は真空になるの?」
そんなシンプルな疑問を思ってことありませんか?
自宅内に防音室を作ろうとしている人なら、一度は気になる疑問かもしれません。
なぜ真空にならないのか
結論から言えば真空にはなりません。真空とは、空気がほぼ存在しない状態です。
これは実験室で、金属容器と強力な真空ポンプを使って初めて実現できます。
一方、住宅はすき間だらけなのです。
壁や床、天井は完全密閉ではない
建材そのものが微量に空気を通す。材質による。
配管・配線・サッシなど避けられないすき間がある
つまり、現実の住宅で完全密閉はほぼ不可能です。
換気扇を回すと、どこかから必ず空気が入ってきます。空気の内外の圧力差はそこで頭打ちになります。
真空にはならないが「負圧」にはなる
換気扇を使うと、室内の空気が外へ排出され、室内の気圧が外より低い「負圧状態」になります。
住宅で発生する負圧の程度はそこまでではありません。
体感できない
血圧や内臓、耳に直接影響しない
そのため、負圧そのものが人体に悪影響を与えることはほぼありません。
とはいえ、敏感な人の場合は適度に窓を空けたり、負圧にならないようにしましょう。
自宅の防音室は特に注意が必要
防音室は構造上、
すき間を徹底的にふさぐ
二重壁・二重ドア
などにより、非常に高気密になります。この状態で人が長時間入ると、
すぐ眠くなる(うとうとする)
息苦しい
ぼーっとする(思考がにぶくなる)
といった症状が出やすくなります。
これは負圧ではなく、換気不足による酸素低下が原因です。二酸化炭素濃度に注意が必要かも。
防音室で必須の安全対策
給気と排気を必ずセットで設計する
消音ダクトを使い、音を止めつつ空気を通す
強力すぎる換気扇は使わない
防音室内で燃焼機器は絶対に使わない
防音室で一番怖いのは、静かすぎて異変に気づきにくいことです。
この辺は専門家の意見や、市販の製品を購入するほうが安全かもしれません。DIYする方は、少し気にされた方がいいかもしれませんね。
