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菊五郎・菊之助の襲名披露:歌舞伎の見どころ!

 2025年5月、東京・歌舞伎座にて開催されている「團菊祭五月大歌舞伎」は、八代目尾上菊五郎(前・尾上菊之助)と六代目尾上菊之助(前・尾上丑之助)親子同時襲名披露という、歌舞伎界でも稀有な歴史的興行となりました。
 音羽屋の伝統を受け継ぎつつ、新たな時代への一歩を刻んだ本公演の見どころをご紹介いたします。

5月歌舞伎のポスター
演目

🎭 見どころ1:親子三代による襲名披露口上

夜の部で行われた襲名披露口上では、七代目尾上菊五郎、八代目菊五郎(前・菊之助)、六代目菊之助(前・丑之助)が登壇。

三世代が一堂に会する姿は、観客に深い感動を与えました。八代目菊五郎は、「歴代の菊五郎に劣らぬ役者となれるよう、一所懸命に精進してまいる所存でございます」と真摯な決意を述べ、音羽屋の未来を担う覚悟を示しました。

 仲間の歌舞伎役者も口上を行う。 市川団十郎(成田屋)は、同級生である八代目菊五郎のエピソードを暴露。 また、高齢者が多い会場に向け、息子達(菊之助と新之助は同級生)が菊五郎・団十郎になるまで皆さん元気で、とジョーク戻る交えた口上で歌舞伎座は笑いで包まれていました。

 坂東玉三郎の次世代の繁栄を願った「歌舞伎界をよろしくお願いします」という言葉が印象的でした。

尾上菊五郎(右)と菊之助(左)

🏮 見どころ2:『弁天娘女男白浪』での親子共演

夜の部の演目『弁天娘女男白浪』では、八代目菊五郎が「浜松屋見世先の場・極楽寺の場」で弁天小僧菊之助を、六代目菊之助が「稲瀬川勢揃いの場」で同役を演じ、親子で同一役を演じ分けるという趣向が話題となりました。

特に「知らざぁ言って聞かせやしょう」の名台詞では、大向こうからの「たっぷり!」の掛け声が飛び、場内は大いに盛り上がりました。

「稲瀬川勢揃いの場」では、9〜11歳の御曹司5人が登場して、会場は次世代を担う役者を拍手喝采で迎え、温かく見守っていました。
30年ぶりだと言うことです。
勸玄くん(市川新之助)、りっぱになってびっくりです。麻央さんも見たかったでしょうね。

弁天娘女男白浪

💃 見どころ3:『京鹿子娘道成寺』での華麗な舞踊

昼の部で上演された『京鹿子娘道成寺』では、八代目菊五郎と六代目菊之助が白拍子花子を演じ、女方舞踊の集大成ともいえる演目に挑みました。桜花爛漫たる道成寺の鐘供養に訪れた白拍子花子が、所化たちに艶やかな舞を披露し、やがて鐘を見上げる表情が一変する場面は、観客を魅了しました。

京鹿子娘道成寺

🎉 見どころ4:『寿式三番叟』での華やかな幕開け

昼の部の幕開けを飾った『寿式三番叟』は、五穀豊穣を祈るおめでたい演目で、翁(中村又五郎)、千歳(中村雀右衛門)、三番叟(尾上松也)らが出演し、襲名披露の幕開けにふさわしい華やかな舞台となりました。厳粛な舞と躍動感溢れる踊りが融合し、観客を祝祭ムードに包みました。

寿式三番叟の松也

🗓 公演情報

  • 公演期間:2025年5月2日(金)~27日(火)

  • 会場:歌舞伎座(東京都中央区)

  • 昼の部:午前11時開演

  • 夜の部:午後4時30分開演

昼の部と夜の部で公演内容が異なるのも、歌舞伎の見どころです。

出演者
襲名の祝の幕富士山

「團菊祭五月大歌舞伎」は、音羽屋の伝統と革新が融合した特別な公演です。
親子三代による襲名披露や、名作の数々が上演されるこの機会を、ぜひお見逃しなく。

歌舞伎座には、無形重要文化財の展示も行われています。

⚪︎蒔絵螺鈿丸箱「柏陽」室瀬和美 作

柏陽

⚪︎銀銅赤銅接合花器「赤い海」大角幸枝作

赤い海

⚪︎鏡獅子

鏡獅子


「鏡獅子」は「春興鏡獅子」の通称で、九代目團十郎初演、六代目菊五郎が当たり役として復活させた新数

舞伎十八番の人気演目。昭和11年(1936年)に支援者を得て木彫大作に取り組もうとした田中は、その年5月に数回と翌年12月の「鏡獅子」に25日間通い続け、六代目の舞う姿を観察し、写真も撮発している。その後、資金面や健康面での困難を乗り越え、昭和33年(1958年)、第43回展に軽の大作

「鏡獅子」(東京国立近代美術館蔵、国立劇場展)を出品。完成までの約20年間に、着衣像、裸形像、頭像など大・中・小の十数体の試作が作られたが、本作もその一つである。
 昭和27年(1952年)2月「五代目菊五郎五十年追善記念大歌舞伎」の際に寄贈された。


6月大歌舞伎の見どころ


2025年6月、歌舞伎座にて「八代目尾上菊五郎」および「六代目尾上菊之助」の襲名披露興行が開催されます。この襲名披露は、尾上家の伝統を継承する重要な節目であり、親子三代による共演が見どころとなっています。

6月歌舞伎のポスター

🎭 見どころ1:親子三代の共演による「連獅子」

夜の部の演目「連獅子」では、八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助、そして菊之助の息子である丑之助が共演します。親獅子と仔獅子の精を演じるこの舞台は、尾上家の芸の継承を象徴する演目です。三代にわたる息の合った演技と、迫力ある毛振りが観客を魅了することでしょう。


🏮 見どころ2:襲名披露口上での感動的な挨拶

夜の部では、襲名披露口上が行われます。八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助、そして七代目菊五郎が登壇し、それぞれの思いを語ります。親子三代が一堂に会するこの瞬間は、歌舞伎の歴史と伝統を感じさせる感動的な場面となるでしょう。


🎎 見どころ3:名作「寺子屋」での新たな挑戦

昼の部の演目「寺子屋」では、八代目尾上菊五郎が松王丸を演じます。この役は、菊五郎にとって新たな挑戦であり、彼の演技力と表現力が試される場面です。また、菊之助が演じる梅王丸との兄弟の葛藤も見どころの一つです。


🎉 見どころ4:華やかな舞踊「元禄花見踊」

昼の部の幕開けを飾る「元禄花見踊」は、華やかな衣装と軽快な踊りが特徴の舞踊劇です。尾上右近や中村隼人ら若手俳優が出演し、元禄時代の華やかさを再現します。襲名披露の幕開けにふさわしい、華やかな舞台となるでしょう。


🗓 公演情報

  • 公演期間:2025年6月2日(月)~27日(金)

  • 場所:歌舞伎座

  • 昼の部:午前11時開演

  • 夜の部:午後4時15分開演

演目

この襲名披露興行は、尾上家の伝統と新たな挑戦が融合した特別な公演です。親子三代による共演や、新たな役への挑戦など、見どころが盛りだくさんです。ぜひ、歌舞伎座でその感動を体感してください。

 近年、歌舞伎役者がテレビドラマに出演しており、伝統文化の歌舞伎が少し身近になっていると感じます。
 観劇しているのは、高齢者が中心です。これは、一定の年齢に達すると、役者が頑張って稽古して演じている古典十八番の歌舞伎に加え新作歌舞伎など、日本の伝統文化に触れたくなるのではないでしょうか。