見出し画像

下田に現れた“小さな灯台”──フランス大使館総料理長が届ける本物のブルターニュ料理「LE PETIT PHARE」


伊豆・下田の街に、本格フレンチの新しい風が吹いています。
2026年6月にオープンしたLE PETIT PHARE(ル・プチ・ファール)は、単なるフレンチレストランではありません。

港に面したカフェ風のお店


厨房に立つのは、在日フランス大使館公邸総料理長 セバスチャン・マルタン氏。
フランス共和国の公式晩餐会や要人をもてなす料理を手掛ける現役シェフが、海辺の町・下田で気軽に本場の味を楽しめる店を開いたことは、多くの料理関係者を驚かせました。

店名に込められた想い
「Le Petit Phare」はフランス語で「小さな灯台」という意味。
港町・下田にふさわしい名前であり、訪れる人々の食の道しるべになりたいという想いが込められているようです。

古民家をリノベーションした温かみのある空間は、高級レストランというより、ブルターニュ地方の家庭や港町のビストロを思わせる親しみやすさがあります。

この店の料理の特徴

① ブルターニュ地方の郷土料理が主役

セバスチャン・マルタン氏の故郷はフランス北西部・ブルターニュ地方。
そのため、この店の看板料理はガレットです。
しかし、日本で一般的に見かける軽食のガレットとは一線を画します。
そば粉の香ばしさに加え、
グリュイエールチーズ
半熟卵
ブルターニュ産ソーセージ
季節野菜
肉汁を生かしたソース
などを組み合わせ、一皿のフランス料理として完成させています。

② 「伝統」と「創作」の二つのガレット

メニューには、
伝統的なブルターニュスタイルと、
創作スタイル
の両方が用意されています。

クラシックなレシピを忠実に再現した一皿もあれば、日本の旬の食材を取り入れた現代的なアレンジも楽しめます。
初めて訪れるなら、ぜひ両方を注文して食べ比べたいところです。

③ シンプルだからこそ素材が際立つ

フランス料理というと、
・豪華なソース
・複雑な盛り付け
を想像する人も多いでしょう。
しかしル・プチ・ファールでは、
素材本来の味を引き出すことを最優先。
きのこのフリカッセやパテなど、一見素朴な料理にも、フランス料理の技術が凝縮されています。

④ シードル文化まで本場そのもの
ブルターニュ料理に欠かせないのがシードル。

この店では、ブルターニュ地方伝統の「ボレ(Bolée)」という陶器の器で提供されます。
グラスではなく陶器で飲むことで、香りや口当たりまで本場の文化を体験できます。

シェフ セバスチャン・マルタン氏 プロフィール

在日フランス大使館公邸総料理長
セバスチャン・マルタン氏は、
在日フランス大使館公邸総料理長を務めるフランス人シェフ。

フランス共和国の外交の場で提供される料理を統括し、国家元首や各国要人を迎える公式晩餐会を支える料理人です。

外交の場では、料理は単なる食事ではなく、フランス文化そのものを伝える重要な役割を担います。

そのため、高い技術だけでなく、食材への深い理解、文化的背景、そしてもてなしの精神が求められるポジションです。

下田との出会い
マルタン氏は下田・柿崎エリアに拠点を持ち、この土地に魅了されたことから、新たな挑戦としてLE PETIT PHAREをオープンしました。

東京で外交の第一線に立ちながら、下田ではもっと身近に、本場フランスの家庭料理や郷土料理を楽しんでもらいたいという思いで営業しています。

「高級フレンチ」を「日常のフレンチ」へ
ル・プチ・ファールの魅力は、
「高級料理を食べる店」
ではなく、本場フランスの日常を味わえる店であること。
ガレット一枚にも、ブルターニュ地方の文化、港町の暮らし、そして外交の舞台で磨かれた確かな技術が詰まっています。

観光で下田を訪れた人はもちろん、地元の人にも気軽に足を運んでほしい一軒です。
海風を感じながら味わう本物のブルターニュ料理は、きっと下田の新しい名物になっていくことでしょう。

店内はカジュアルなカフェという雰囲気です。

店内から港が見える

スタッフの日本人は1人、そしてお客様もほとんどが欧米系の人達です。家族やカップルが楽しく食事をしていました。

シェフのおまかせコース(8,000円)がおすすめです。

私は、1人だったのでカウンター席を選択して、メニューからアラカルトで注文しました。


エスカルゴ


ボンソワール


とても美味しい料理、そして自家製のジンジャエールがとても合っていました。

下田の救世主

「伊豆の港に長居はおよし、縞の財布が空になる」

当時の景観が残るペリーロード

江戸に向かう船が風待ちのために下田港に停泊すると、賑やかな街で遊んでお金をすべて使ってしまう船乗りが多かったことから、このように言われたてきた。

しかし、現在は多くの通りの店舗が閉店してシャッターが降りている。

港から見るレストラン

そんな中、Le Petit Phareができたことから、お店に多くの欧米系の人が集まり、その周辺の観光もしている。
昔の下田の街が持っていたパワーをこのお店は持っています。