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Step#169|科学する心を忘れない。


2021年のノーベル生理学・医学賞は、
「温感」と「触覚」の受容体の発見でした。

感覚は異なりますが、
ヒトは匂いを嗅ぎ分ける際も
嗅覚受容体が大事な働きをしています。

香水の微妙な違いを
嗅ぎ分けられる方がいますが、
少数派でしょう。

匂い物質が嗅覚受容体に結合するorしないの
パターンを匂いの違いとして認識し、
匂いを区別しています。

長い歴史を通じて、
ヒトではこれらの遺伝子が
変異を起こして、「偽遺伝子」化し、
機能を失っても生存に支障が
ないようになりました。

代わりに視覚や味覚が鋭敏なので、
外界の敵や異物に対処でき、
長らく繁栄するに至りました。


たまにニュースで
成田空港などに麻薬を探知する
「麻薬犬」が登場しますが、
「麻薬人」はいません。

犬は嗅覚が人よりも
発達しているからです。

一方、犬は色覚がヒトほど
発達していないと言われています。

生命科学を学ぶ前は
こんなことは特に意識しないどころ、
全く知らない話でした。

「よく分からない」ことが
「よく分かる」ようになるのは、
勉強の効用の1つです。

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