イギリス大学院卒業→現地採用までにやったこと―約1か月の就活で、CV・情報収集戦略をどう組み立てたか
──大学院卒業後約1か月の就職活動でやったことをお伝えします。
イギリスの大学院を出てからもイギリスでの就職を考えている人へ。最近よく質問を受けるようになったので、私が実際にやったことを残しておきます。
はじめに─この記事を書いた理由
ここ最近、「大学院を出た後もイギリスで就職したい」という相談が増えてきました。一人ずつ個別に答えるのが、そろそろ追いつかなくなってきています。そこで、私が現地採用の就活で実際にやったことを、ざっくりですが、ひとまず整理してここに書いておくことにしました。
参考までに私自身は、King's College London の MA TESOL を修了したのち、イギリスにある日系機関の現地採用で Research and Administrative Assistant として、10月から働いています。
約1,000万円の私費留学であったため、学業を最優先にしていました。結果、就職活動を本格的に始めたのは修士論文を書き終えた9月くらいです。専門も業界も人それぞれなので「私のやり方がそのまま当てはまる」とは思いません。ただ、考え方の枠組みとしてなら、多くの人に役立ててもらえるはずと思い、このnoteを書いています。
この記事は、こんな人に向けて書いています。
• イギリスの大学院を出て、そのまま現地で就職したいと考えている人
• 日本での就活しか経験がなく、CV・Cover Letter の書き方が分からない人
• 「情報収集って具体的に何をすればいいの?」で困っている人
結論:私がやったことは、大きく3つ
やったことをシンプルにするとこうです。
1. 自己分析 — これまでやってきたことを洗い出す。経験や仕事内容を振り返りながら、なるべく具体的に、網羅的に書き出す。そのうえで「抽象化」もしてみて、自分に何ができるのか・どんな志向があるのかを整理する。
2. 情報収集 — インターネット、大学のキャリア支援、エージェントなどで全体像を探りながら、先輩や実際に働いている人から具体的な情報を集める。その過程で、頭の中にあった一般的なイメージを、個別具体的な情報に合わせて修正していく。
3. 書類作成 — ①②で見えてきた「自分にできること」と「応募先が求めるもの」の合致点を、実際の CV・Cover Letter に落とし込み、応募先ごとにカスタマイズする。
①で自分を棚卸しし、②で「市場が何を求めているか」を解像度高く把握し、③でその二つを突き合わせる。①と②を飛ばして③に取りかかると、誰に向けたのか分からない、当たり障りのない書類ができあがると思っています。その結果、数十社に応募したけどダメだった、という状況に陥りやすくなると考えています。
① 自己分析:「具体」と「抽象」を往復する
自己分析のやり方は人それぞれだと思うので、ここは軽く触れるだけにします。
ポイントは、具体と抽象を行き来することだと思ってます。たとえば私の場合、「修士論文で SPSS を使ってデータを分析した」という具体的な経験がありました。これを一段抽象化すると「複雑な情報を数字を用いて整理・可視化し、課題を設定する力」になる。さらにそれを別の具体に落とし直すと、「業務で大量の数字を整理して、意思決定の材料をつくるスキル」と説明できます。
この往復を大量に行うと、②③で「自分のこの経験は、この求人のこの要件に使える」と実際に結びつけられるようになります。逆に経験を具体のまま抱えていると、自分は何ができるか分からないで止まってしまうと思ってます。抽象化は、経験を別の文脈へ適用させるための作業だと考えています。
ここまでが、私がやったことの全体像です。
ここから先では、「情報収集」を3段階に分けて何をどう調べたか、さらに CV・Cover Letter を応募先ごとにどこまで細かくカスタマイズしたかを、実際の Before / After つきで具体的に書きます。
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