【完全版】Oracle Master Silver SQL合格法 Oracle触ったことない非エンジニアの私でも一発合格できた!
今回はいつものAccessクエリ解説ではなく、Oracle Master Silver SQL(試験番号1Z0-071)の合格方法に焦点を当てて話します。
1万6千文字のボリュームと100以上の画像で解説しています。
最後までお読みいただけたらきっと合格につながる内容となっています。
タイトルが示す通り、私はOracleを一度も使用したことがない(現在も使用していません)状態で、それでも資格取得に成功しました。
しかも、Oracleの入門レベルであるBronzeではなく、その上位資格であるSilverに一発合格しました。
さらに、私は文系出身で非エンジニアです。
所属部署は営業部門です。
IT資格の中でも有名なこの資格をどのようにして取得したのか、その方法をこのnoteで明かします。
利用した参考書、iPadを中心にしたITツール、スケジュール管理、日々の過ごし方、試験当日の様子などを書いています。
受験生が一番知りたいことだと思いますので詳細に解説しています。
データサイエンスに関心がある方や、エンジニアでSQLの知識を深めたい方にも有益な情報だと考えています。
普段このnoteで解説いているAccessクエリも実際にはSQLを使用して動作しています。


SELECTで始まる文がSQLです
SQLは「Structured Query Language」の略で、データベースに対して「こういうデータをください」や「このデータを保存して」などの命令を出すための言語です。
MySQLやPostgreSQLなどSQLにも種類はありますが、中でもOracle SQLに特化したOracle Master資格は、「データベース管理の専門知識と技術力を証明し、キャリアアップを大きく支援する資格」になります。
1.はじめに Excelでは限界の仕事をSQLならたやすく処理
多くのビジネスパーソンが数値データを扱う際にはExcelを使用して計算や分析を行います。
方やSQLは大量のデータを即座にクエリする能力があり、複雑なクエリも簡潔に記述できるため、多次元データの分析や集計がしやすくなります。
複数のテーブルを結合したり、ネスト(クエリの中で別のクエリを埋め込む)されたクエリを用いて高度な分析を実施することも可能です。
一方でExcelを使った複雑な分析には、関数の組み合わせやピボットテーブルの使用が必要で、より多くの手間がかかることがあります。
普段の私の業務はビッグデータの抽出や分析であり、正確かつ迅速なアウトプットを要求されるためExcelだけでは抽出が難しいものになります。
従い、仕事のツールはMicrosoft SQL ServerとAccessが中心です。
PythonやRといったプログラム言語にもSQLの知識は必須となります。
2.資格取得のきっかけ
資格取得のきっかけとなったのは、データサイエンス分野での知見を掘り下げたい、その知識が保証されるものが欲しいことでした。
自分に対する付加価値を高めることができ、仕事面でも業務の無駄を省くことが出来ます。
データの抽出から分析まで自分で行える(エンジニアに依頼する手間を省ける)、効率的にデータを検索・分類できるといった点も魅力でした。
3.Oracle Master Silver SQLとは
Oracle Master資格にはSQLに関連する2つの主要な資格があります。一つはDBA(Oracle Database Administrator)で、もう一つはこの度取り上げるOracle Master SQL(便宜上SQL資格と称します)。
DBAはデータベースサーバーのインフラストラクチャに関連する資格であり(インストール、バックアップ、パフォーマンスチューニング、ユーザー管理などを含む)、SQL資格はデータの抽出作業に従事するユーザーに適しています。
例えると、車検を行う人がDBAであり、運転する人がSQL資格保持者です。
車検を行う人も運転技術が必要なため、知識の重複(試験範囲)が多くあります。
SQL資格の目的は、「SQLの基礎知識と実務での応用能力を証明する」ことであり、データアナリストや開発者としてのキャリア形成に役立ちます。

上の図はOracleの公式サイトから引用したものです。
赤い枠で囲まれた右側はSQL資格で、左側はDBAです。
この図から明らかなように、資格の対象者の立場は大きく異なります。
Oracle Master資格には、Bronze、Silver、Gold、Platinumの4つのレベルがあり、Bronzeから順に初級から上級までのランクに分けられています。
しかし、SQL資格はSilverのみで、初級レベルは存在しません。
そのため、初心者には難易度の高い試験になります。
また、資格レベルが一つしかないことは、データサイエンティストや開発者がこの資格を持っていれば、十分な知識があると見なされることを意味します。
SQLの基本構造はシンプルであるため、エンジニア以外の人でも比較的習得しやすい資格ですが、SQLの基本知識がない初心者にとっては、取得が困難な資格となります。
4.私のSQLとの出会い ~上司命令で独学~
私は元々外回り営業をしていましたが、40代でデータ関連の部署に異動となりました。
そこで目にしたのは、かつて見たこともない巨大なコンピューター(サーバー)でした。
それはSQLサーバーと呼ばれるもので、動いていたアプリケーションはMicrosoft SQL Server Management Studioというものでした。
上司からの指示は、このアプリケーションを使いこなせるようになることでした(それまでこの部署ではSQLサーバーをAccessにODBC接続した環境でデータ抽出をしていました)。
しかし、周囲にはSQLの知識がある人がおらず、指示を出した上司にも知識はありませんでした。
知り合いに教えてくれる人もいなく、参考書を探しましたが、既にSQLを理解している人向けのものばかりで、手探りで独学するしかありませんでした。
それでも、時々訪れるシステムベンダーに質問することで少しずつ知識を深めていきました。
40歳を過ぎてから新しいIT知識を独学するとは思ってもみませんでしたし、決められた納期までにデータを出力しなければならないプレッシャーは本当に大変でした。
それに耐え抜いた自分を誇りに思います。
5.試験の構成
Oracle Master Silver SQL 2019(試験番号1Z0-071)の試験概要について説明します。
試験時間は120分、問題数は78問、合格基準は63%で、試験料は税抜き34,300円(2024年6月現在)です。
合格率は公表されておりません。
試験はコンピュータを使用した選択式の形式で行われます。オンライン試験(監督あり)も可能ですが、一般的にはピアソンVUEテストセンター(通常は市街地のビル内にあります)で受けることが多いほとんどです。
試験はウェブで日時と時間を指定して予約し、受験します。
https://www.pearsonvue.co.jp/test-takers.aspx
単一選択問題では、ラジオボタンを一つ選び、マウスでクリックします。
複数選択問題の場合は、チェックボックスを使用して、正しいと思われる全ての選択肢をクリックします。
複数選択が必要な問題では、選択すべき数が問題文に指定されています。
複数の選択肢を選ぶ際には、一つでも間違えると失点とされます。
これは、単純な暗記ではなく、SQLの理解が求められる問題であることを意味しています。
試験の登録については、以下のサイトをご覧ください。
https://education.oracle.com/ja/oracle-database-sql/pexam_1Z0-071
試験で出題される内容は、関数やグループ化、集合演算子、DML、DDL、ビュー、文字コード、タイムゾーンなど多岐に渡ります。
詳しくは以下Study Guide PDFで出題内容をご確認ください。
https://www.oracle.com/a/ocom/docs/dc/silverdbasql-82388-ja.pdf
6.受験前の準備
SQLと統計業務を並行して行う必要があったため、文系出身の私も相応の数学知識を身につける必要がありました。
会社で開かれた任意参加の勉強会で統計学を徹底的に学び、ビジネス統計スペシャリスト(上級レベル)の試験に合格することができました(ちなみにSQL資格には統計知識は全く必要ありません)。
この資格はかなり特殊で難易度が高かったですが、一発で合格することができました。
高校時代に数学で200点満点中2点という記録的な低得点を取った私にとって、これは信じられない成果です(数学とは一生無縁だと思っていました)。
50歳を超え、統計の資格も取得し、さらにデータサイエンスの分野での知識を深めたいと考え、保証された知識を求めて調査した結果、Oracle Master Silver SQL(試験番号1Z0-071)の資格を目指すことにしました。
試験に臨むにあたり、半年間の勉強スケジュールを組み、どのようにして合格するか計画しました。
7.使用したガジェットとITツール、参考書
学習するにあたって、決めたことがあります。
それは、iPadを中心に学習を完結させるということです。
もちろんノートも使いますが、iPadで携帯性を高めた学習環境を整えました。
理由は、いつでもどこでも学習できるからです。会社への通勤電車の中や昼休み、ちょっとした待ち合わせの時間、これらの隙間時間を有効に使うための策でした。
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