ありがとうの言葉は、たぶん世界を救う。/「#温泉むすめありがとう」について思考してみた
ここ数日、巷をにぎわせている「#温泉むすめありがとう」というハッシュタグ。
これは自称フェミニストたちによる汚い言葉に対して生まれてきた、最強のカウンターパンチだ。
この秀逸で、決して誰も傷つけず、フェミによって放火された火をそのままキャンプファイヤーの火に応用してパーティーしちゃうかのような、鮮やかなカウンターパンチに、普段から差別問題やジェンダー問題を鼻で笑っているだけ(※) の僕も、めちゃくちゃ感じ入るところがあった。
なので、改めて、ここで取り上げたいと思う。
※ちなみに誤解されたくないので言及しておくけれど、差別問題やジェンダー問題自体をバカにしているわけではありません。権利を守ろうと主張を強くした結果、逆に差別発言をしてしまっていることに気付かない自称活動家たちのことをバカにしているだけです。
そもそもの発端は、とあるフェミの発言だった。
事情を知らない、何が起きてるかも全く知らない、という方が読んでくださっているかもなので、ことのあらましだけ触れておこうと思う。
もしかするとだいぶ前から自称フェミニストの間で「温泉むすめ」は有名だったのかもしれないが、僕がまず目にしたのはこんな発言だった。
出張先で「温泉むすめ」のパネルを見て、なんでこんなものを置いているの😩💢と思って調べたらひどい。スカートめくりキャラ、夜這いを期待、肉感がありセクシー、ワインを飲む中学生、「癒しの看護」キャラ、セクシーな「大人の女性」に憧れる中学生など。性差別で性搾取。https://t.co/vw3w00zAPu pic.twitter.com/jkWRsvQKCa
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) November 15, 2021
このツイートを発端に、自称フェミの界隈が大いに燃え盛る。
通りがかりの自称フェミたちが「温泉むすめ」に向けて、醜い論争の火種たる松明ツイートを投げ入れる。
全体の士気が下がってくる頃合いを見計らっては、仁藤夢乃が煽りの旋風ツイートを巻き起こし、火を再び大きくする。
その火を目印に、新手の自称フェミ達が松明片手に群れをなして、はせ参じる。
以下、そのループ。
というような流れで、醜い言葉たちが松明のごとく、次から次へと「温泉むすめ」に投げかけられ、消し炭にしてしまわんという勢いで焦土作戦が敢行された。
いや、もはや松明なんていうマトモなものじゃない。
うんこだ。うんこを投げつけるゴリラだ。
余談だが、ゴリラは気に入らないものに対する威嚇行動として、うんこを投げているわけではなく、うんこを投げたときの逃げ惑う人間のリアクションが面白いから投げているらしい。
つまりは、燃え盛る火により、温泉街で働く人々・制作に携わる大勢のスタッフとキャスト・「温泉むすめ」というコンテンツを愛するファンが傷ついていく様を、万歳三唱あげながら喜んでいる自称フェミたちの精神性もまたゴリラであると言える。
いや、ゴリラは愛嬌があるし、うんこを投げつけられても笑い話になるだけで誰も傷つかないし、自称フェミ達の方がよっぽどタチが悪いか。
とにもかくにも、こうして醜い論争の小さな火種は立派な大火に仕上がってしまったのである。
もともとは室井佑月さんにケンカを吹っかけ、論破されかかった仁藤夢乃が、目をそらすために「温泉むすめ」を利用したという話もあるが、憶測を超えないので、ここで簡単に触れるのみとします。
傷つく「温泉むすめ」側の反撃
醜い言葉の松明を投げつけられ、傷つく「温泉むすめ」を見て、ファンたちも傷つき、見かねた一部の抗戦派ファンたちは、仁藤夢乃陣営のコメ欄に突撃・引用RTを使っての反撃を開始。攻防を繰り広げた。
これはフェミ論争に発展した際によく見る光景の一つだと思う。
なかには過激派ともいえる人間まで現れはじめ、次第に醜い論争へと発展していく。
その渦中で、当の本人である「温泉むすめ」や温泉街の方々は、予想外の反撃に出た。
冒頭にお伝えしたハッシュタグである。
売り言葉に買い言葉。
汝、右のホッペタ殴られたら、相手の左のホッペタにジャーマンスープレックス。
やられたらやり返す。倍返しだ!
という戦い方ではなく、「温泉むすめ」の有意性を示したうえで、「#温泉むすめありがとう」の感謝のハッシュタグを添えたツイートを展開した。
#小野川小町 は、温泉地からオファーして生まれた #温泉むすめ。設定も #小野小町 をモデルに話し合い、温泉地側も了承済み。会議には女性も参加してました。ファンのおかげでクラファンに成功し、温泉街には看板ができ、お店ごとにグッズを作り、街歩きの楽しみが増えました#温泉むすめありがとう pic.twitter.com/VC8Y6c601Z
— 遠藤直人♨️ご当地落語 11/18生配信 (@Naaot) November 15, 2021
「温泉むすめ」というキーワードを元に地域の老若男女が垣根を越えて集まり、小さな成功体験を積みながら新しい観光地づくりを目指しています。
— 吉川屋七代目正@奥飯坂 穴原温泉(非公式) (@machaki7th) November 17, 2021
より良い観光地を、次の世代へ。
温泉文化と伝統文化を語り継いでいきたいです♨️#温泉むすめありがとう#温泉むすめ#飯坂温泉 #飯坂真尋 pic.twitter.com/1gMLoFv6f7
新米の日中温泉 日中早百合です
— 日中温泉 温泉むすめ 日中 早百合 公式 (@nicchu_yumotoya) November 16, 2021
東日本大震災・コロナで失い欠けましたが
一歩前に踏み出せたのは
温泉むすめ 心温かい ぽか旦那・ぽか女将の皆様の
お気持ち ツナガリの力です
日本の宝 全国の温泉地や皆様を笑顔 元気にしてくれる!#温泉むすめありがとう #温泉むすめ#温むす #日中温泉 #日中早百合 pic.twitter.com/0SEj9XuZUO
わずか二年弱の間にたくさんの方にお越しいただいて、
— 磐梯熱海温泉「温泉むすめ」公式 (@bandai_atami) November 15, 2021
全国あちこちの温泉むすめたちが磐梯熱海に来てくれました。
ご奉納だけでなく、いろんな温泉地の話も聞かせていただいています。
これからも各温泉地を一緒に盛り上げていきたいですね。#温泉むすめ #温泉むすめありがとう#磐梯熱海萩 pic.twitter.com/FO72r2R8v7
正直、「反撃」という言葉も、ありがとうという愛の言葉の前では不相応な気がする。そのくらい愛に溢れたツイートが一斉に打ち出された。(上にあげているツイートは一部です)
当の本人たちの愛の言葉に、知ってか知らずか、ファンたちも、担当されている声優さんたちも、温泉街の関係者の方たちも、こぞって「#温泉むすめありがとう」の感謝のハッシュタグ付きで、それぞれの想い、温泉地での思い出、「温泉むすめ」を通して出会った素敵なことを話し始めた。
県外に行く機会はほどんだ無かった人生だったけど、2年前に温泉むすめに出会って温泉むすめを求めて旅行するようになりました。
— ゆかまる氏 ☻ (@yuka_l0vel1ke) November 15, 2021
色々な場所に行き、たくさんの人に出会い、温泉むすめコンテンツを支える温泉地やその土地に住む人が大好きになりました。温泉むすめありがとう!
#温泉むすめありがとう pic.twitter.com/jr8FyxiNhX
最初の投稿で推しが矢面に立たされてるのを見て、大好きな温泉地の方が被害を被るのではと気が気ではなかった。
— サゼラック (@Sazerac_whisky) November 15, 2021
けれど、 #温泉むすめありがとう の皆様の投稿を見て、嬉しさと安心と感謝で涙がでました。
作並温泉、とても良いところですので、皆様是非遊びにきてくださいね♨#作並温泉 #作並日果 pic.twitter.com/cNBQTQCxUQ
先行き不安で人生に行き詰ってたところ(今もだけど)進む道を見せてくれたのが温泉むすめでした。
— メル🐾 (@Meru_onsen) November 15, 2021
北に南に…色んなところを旅して、温泉地で働いて。温泉むすめは僕に沢山の縁を作ってくれました。
今の僕があるのは間違いなく温泉むすめのおかげです。#温泉むすめありがとう pic.twitter.com/QaTluRWTC9
素敵なタグだ…!
— 吉岡茉祐 (@yoshioka_mayuC) November 15, 2021
いろんな出会いをくれた真尋ちゃんには感謝しかないんだよな。。
大好きな飯坂温泉の思い出載せちゃお☺️💕
温泉むすめを愛してくれる皆、いつもありがとうな。みんなの想い、本当に嬉しいぞ!!
これからもよろしくなっ!
#温泉むすめありがとう#飯坂真尋 pic.twitter.com/eWRhD2xIJW
秋保那菜子ちゃんに出会えたから、全国の温泉地により興味を抱くようになって、いろんな温泉地に行ってその土地の良さを感じてこられたと思うんだ☺︎
— 高橋花林 (@karin_takahashi) November 15, 2021
秋保温泉ももちろんだし、同じ宮城の松島温泉にも行ったよね懐かしいなぁ♡#温泉むすめありがとう #温泉むすめ pic.twitter.com/D6AvzRLWRK
草津温泉観光協会の方から草津温泉カレンダーをいただきました✨写真で見る草津温泉もとっても綺麗です✨温泉地へ行くひとつのキッカケになるような、そんなコンテンツを目指して頑張る温泉むすめをどうぞよろしくお願いします✨#温泉むすめありがとう #草津結衣奈 pic.twitter.com/9iMJvszRad
— 高田 憂希( Yuuki Takada ) (@sunflower930316) November 15, 2021
もちろん、世界の片隅で起きていたフェミの大火のことなんか露知らず、純粋な応援と愛の気持ちでつぶやいている人も多いと思う。
でも、反撃の意を持たずにつぶやかれた特上のありがとうも、反撃を意図して言葉にされたありがとうも、どちらも愛が込められているのは間違いない。
これには正直、心が震えた。
そうだよ。そうなんだよ。
醜さは醜さでしか返ってこない。
素敵なものにこそ素敵なものが返ってくるんだ。
そうじゃなきゃ、やってられねえよ。
ありがとうの言葉に込められた愛は、たぶんきっと世界を救う。
そう強く思った。
フェミの皮をかぶって吐きだされたコンテンツに愛を持って接する人たちを傷つける言葉と、めいっぱいの愛をこめて伝えるありがとうという言葉。
— よしき より (@yoshiki_yori) November 16, 2021
どっちが建設的で強くて素敵なものか、よくわかる。
最強のカウンターは殴り返すのではなく、抱きしめることだったのかもしれない。#温泉むすめありがとう
愛はある。しかし、憎しみの炎は消えない。
燃え盛った炎は、人を傷つける大火ではなく、楽しい気持ちにさせるキャンプファイヤーである。
炎上というものの価値観を鮮やかに塗り替えてしまったように感じている人が多くいる一方、まだ憎しみを抱え、呪いの言葉を込めた松明を投げ続ける人たちも多い。
相変わらず、仁藤夢乃は呪詛の言葉を投げつけているし、それを見ておれもおれもと乗っかっている自称フェミも多い(しかもそれを仁藤夢乃がRTしているという始末)。
女性の権利を、女性の心を守りたいという崇高な志のもと、活動し続けていたはずのフェミニストたちは、いつのころからか、自分にとって都合のいい権利、自分の味方になってくれる女性の心をのみ守りたいという歪曲した矮小な志のもとで活動するようになってしまったらしい。(もちろんフェミニスト全員ではないですよ)
差別問題もジェンダー問題も、人としての当たり前な姿勢を表す「ありがとう」・「ごめんなさい」の心持ちなくして、解決になんか向かうわけがない。
その心持をなくした途端に、本来、忌避すべき差別主義者と同じポージングをとってしまうことになるからだ。
そんなことにも気づかずに、まだまだ憎しみの炎を投げかけている様子を見ていると、人間の愚かしさに脱力してしまう。
その逆に「温泉むすめ」の鮮やかカウンターには見習うべき点が本当に多く、対比させて見てみるとやっぱり勝ち目ないなあと思わざるを得ない。
愛を持って、理解しよう。
愛をこめて言葉を使おう。
自省して、そんな風に思ったけれど、まだまだ僕にはそれが出来なそうだ。
やっぱり腹が立ってしまうし、傷ついたら傷ついたと言って、同情されたり慰めてもらいたいと思うズルさを持ち合わせているから。
そんなまだまだな僕でも、せめて、ありがとうの言葉だけはしっかりと愛をこめて言うようにはしたい。
ここまで、読んでいただきありがとうございました!
追記
激化するフェミ論争によって、さまざまな実害が生まれ始めている現状を「温泉むすめ」サイドは諫めているので、そこまで、過激にならないよう心掛けて、記事を書いているつもりですが、何かあればご一報ください。
一部のSNSによるコメントなどについて
— 湯原温泉「温泉むすめ」公式 (@yubarasawa) November 17, 2021
協力店・個人などにいたずら電話、悪意ある口コミ、侮辱、差別など各種棄損に当てはまる事態が発生しています。実害が続くと弁護士と相談し、業務妨害並びに名誉棄損を視野に入れた法的措置を行います。
ネチケットを重視し、お楽しみください。
今回の騒動に関しましては、湯原温泉の然るべき組合、団体より異議申し立てを進めていくため、ファンの皆様におきましては過度な発言、社会的制裁を行う事は望みません。
— 湯原温泉「温泉むすめ」公式 (@yubarasawa) November 17, 2021
願わくばご理解、ご協力の程お願い申し上げます。
