無意識のシワが将来を左右する?プロが教える「眉間ケア」の新常識
フェイシャルエステの施術中、お客様がベッドに横になり目を閉じたとき、私がいつもひそかに気にしていることがあります。それは、お客様の「眉間のシワ」です。
リラックスしていただくためのエステにもかかわらず、無意識に眉間に力が入ってしまっている方が少なくありません。初来店の方なら、緊張や不安から眉間にシワが寄るのも理解できます。しかし、長年通ってくださっている常連様の中にも、同じようにシワを寄せている方がいらっしゃいます。
これは、日常生活における「無意識の表情のクセ」が原因だと考えています。
もしかしたら、あなたは夜寝ている間も、眉間にシワを寄せたまま眠っているかもしれません。無意識の表情のクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
表情のクセがシワを深くするメカニズム
私たちの肌は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが網目状に張り巡らされ、ハリと弾力を保っています。しかし、加齢や紫外線などの影響でこれらが減少・劣化すると、肌の弾力は失われます。
さらに、顔の筋肉、つまり表情筋は、意識的に使う部分と無意識に動く部分があります。眉間にシワが寄るクセがある方は、その部分の筋肉を繰り返し収縮させています。
ある研究データによると、無意識の表情のクセによって繰り返し筋肉を収縮させると、その部分のコラーゲン繊維が約30%も断裂しやすくなるという結果が出ています。断裂したコラーゲンは修復が難しく、その部分に深いシワとなって刻まれてしまうのです。
また、表情筋は使いすぎると硬くなります。硬くなった筋肉は、柔軟性を失い、より深い溝を作りやすくなります。特に眉間の筋肉は、日常生活でパソコンやスマートフォンを凝視する時間が増えた現代人にとって、最も硬くなりやすい部位の一つです。
表情のクセをリセットする3つのステップ
では、無意識の眉間のシワにどう対処すればいいのでしょうか。
ステップ1:自分の顔のクセを知る
まずは、自分の顔のクセを客観的に観察することから始めましょう。
・鏡を見て、眉間にシワを寄せないように意識してみる。
・リラックスしているときや、スマートフォンを見ているときの自分の顔を、誰かに写真を撮ってもらう。
・エステサロンや美容院など、施術中に目を閉じる機会があるときに、スタッフに「私の眉間のシワ、どうですか?」と聞いてみるのも一つの手です。
ステップ2:意識的に眉間を緩める習慣をつける
クセに気づいたら、それを意識的にリセットする習慣をつけましょう。
・仕事中、休憩中に眉間の力を抜いて深呼吸をする。
・眉間に指を当てて、軽くマッサージをする。
・眉間にシワが寄っているな、と思ったら「あ、いけない!」と声に出して、眉間に触れる。
ステップ3:セルフマッサージで表情筋をほぐす
硬くなった眉間の筋肉をほぐすセルフマッサージも効果的です。
・人差し指と中指を眉間に当て、小さな円を描くように優しくマッサージします。
・眉頭から眉尻に向かって、骨に沿ってゆっくりと指を滑らせます。
・眉頭のくぼみ部分を、グッと押し上げるようにマッサージするのもおすすめです。
このマッサージは、顔全体の血行を促進し、コラーゲンの生成を助ける効果も期待できます。
「未来の顔」は「今の習慣」で決まる
シワは、日々の小さな表情の積み重ねでできていきます。無意識のクセに気づき、それを少しずつ改善していくことが、将来の美しい肌につながるのです。
フェイシャルエステでは、お客様一人ひとりの表情のクセを読み取り、その方に合ったケアをご提案しています。
もし眉間のシワが気になっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、自分の顔と向き合ってみてください。
あなたの「未来の顔」は、今の小さな気づきから作られていきますよ。
