なぜ、conceive / perceive は覚えにくいのか【受験英語攻略編④】
きょうも、空所補充問題からです。
She was able to ______ a plan for the new project.
(彼女は新しいプロジェクトの計画を思いつくことができた。)Humans can ______ subtle differences in tone and expression.
(人間は声の調子や表情の微妙な違いを知覚することができる。)
今日のつまずき:conceive と perceive
授業や講習で、生徒からよく出る質問がこれです。
「conceive と perceive の違いがわかりにくい」
理由ははっきりしています。
どちらも ceive / cip / cap =「取る・つかむ」
という同じ語根を持ち、
意味は、「気づく」「わかる」「理解する」
などと訳することがあるからです。
でも実は、この2語は
何をどこからどうやって
「取る」のかが、
まったく違います。
語源で整理する
conceive ―「思いつく・心に抱く・理解する」
語源分解
con-【接頭辞】(共に・一つに)
ceive / cip / cap【語根】(取る・つかむ)
👉 心の中で、
ばらばらな要素を一つに取る
意味の核
外から入った情報や考えを
内側でまとめて理解する
conceive an idea(考えを思いつく)
conceive a plan(計画を構想する)
conceive に「妊娠する」
という意味があるのは、
con-(中に)+ ceive(受け取る)
という語源どおり、
生命を体の中に受け取る
という発想からきているためです。
関連語
concept(概念)
→ 心の中で一つに取られた考えconception(構想/妊娠)
→ 心や体の中で抱くことaccept(受け入れる)
→ 取ってそのまま受け止める
perceive ―「知覚する・感じ取る・理解する」
語源分解
per-【接頭辞】(〜を通して・貫いて)
ceive / cip / cap【語根】(取る・つかむ)
👉 感覚や経験を通して取る
意味の核
音・光・表情・変化などを
外界から感覚を通して捉える
perceive a sound(音を聞き取る)
perceive a difference(違いに気づく)
関連語
感覚で受け取る(=中に取り込む)
perception:知覚・認識
途中で取る(=横から取る)
intercept:途中で奪う、横取りする
語源分解
inter【接頭辞】:間で・途中で
cept(=ceive)【語根】:取る
→ 行く途中で「取る」
→ 横取りする・遮断する
下から取られる(=影響を受ける)
susceptible:影響を受けやすい
語源分解
sus(=sub)【接頭辞】:下から
cept(=ceive)【語根】:取る
-ible:〜できる状態
→ 下から「取られることができる」
→ 影響を受けやすい
なぜ覚えにくいのか(ここが答え)
conceive は thinking(思考)
perceive は sensing(感覚)
ceive = take(取る)
conceive
→ 心の中で取る
→ 思いつく・構想する
perceive
→ 感覚を通して取る
→ 知覚する・気づく
空所補充の解答
She was able to conceive a plan for the new project.(彼女は新しいプロジェクトの計画を思いつくことができた。)
Humans can perceive subtle differences in tone and expression.(人間は声の調子や表情の微妙な違いを知覚することができる。)
次回は、
require / acquire / inquire ― 「求める」は接頭辞で見分ける!
【受験英語攻略編⑤】
受験勉強から学ぶことは多くあります。その中でも、英単語を地道に覚え、積み上げていく経験は、受験を超えて今後の人生にも役立ちます。
英単語を覚えるうえで、手っ取り早く暗記してしまうこともあるでしょう。しかし、「なぜこのスペルなのか」「なぜ似たような音や形の単語が多いのか」といった疑問の多くは、語源に目を向けることで整理できます。
授業や講習で「これ、どういう意味?」と思った単語があったら、ぜひ教えてください。一緒に、語源の地図を少しずつ広げていきましょう。
このシリーズでは
受験英語を語源・構造から攻略しています。
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