F18 続・100パーマン
私は全力少年のヨッシャマン。
いいや、少年である。
なぜそう言いきれるかというと、キティちゃんと同い年だからだ。
彼女を中年だという人がいるだろうか?
否。
間違いなく、あの子は少女の中の少女だ。
ならば私も少年ということになるのである。
さらに。1974年。
この年に産まれた者にだけ、ある特別な権限が与えられている。
歳を聞かれた際に、こう言うことが出来るのだ。
「キムタクのいっこ下」
魔法の言葉である。
キムタクと言えば、若見えカッコいいの代表。
もし同い年だと言えば、当然比べられてしまうだろう。
しかし、「いっこ下」を使えば同じ土俵に上がることなく、そのうえ「あのキムタク」よりちょっと若いという印象を与えることができるのだ。
「2個下」だとこじつけ感がある。
スターのいっこ下に生まれた事を全力で神に感謝したい。
そう、全力の話をするのだった。
また無駄に紙面を使った氣がしないでもない。
「(自分の名前)は全力で○○します」
前回はこの魔法の言葉について書いた。
なんというか、もはや仮面ライダーの変身ベルトだな、と思う。
そのまま両手で大きく「2」を描きたいくらいだ。(伝わるか?)
こんなに簡単に100パーマンになれるのだから、使わない手はないだろう。
しかし、せっかくのフルパワーを分散させてしまってはもったいない。そこで必要なのが「脱力」である。全力と脱力がうまく結び付かないかもしれないが、やってみると分かる。
例えば、私の大キライな「気を付け」の姿勢をとるとしよう。そのまま30分キープと言われたらどうだろうか?
私なら反乱を起こす。
もちろん、「キングダム」を観たせいだ。
それはともかく、こんなにピンと張り詰めた体で何ができようか。試しにちょいと指で突いてやれば簡単に崩れる。
そこで、首、肩、胸、背中、腰、股関節、足と力を抜いていく。すると、重心が体の中心に集まってくる。さらに全身を脱力させると下腹部の一点に重みが集中する。
こうなったら無敵!
そして、むちゃくちゃ楽である。
鬼滅の刃で言うところの
全集中の呼吸状態である。
多分そうだと思う。
ドラえもんも真っ青だ。
あとは思いのままに力を使えばいいわけなのだけれど、実はこの全力状態を邪魔するやつがいる。
それが、
「雑念」
である。
こいつが「全集中」をとぎれさせてしまう。
常にくだらない事かエロいことか、くだらなくてエロい事を考えている私にとっては、ここが最難関であると言える。
この荒れ狂う雑念を静める技があって、それが「感覚に集中する」というものである。
食事を例にとってみよう。
まず、一口。
まるで全身が口になったかのように味わうだろう。
二口目。おいしい。
しかし、三口目ともなればもうすでにどうでもいいことを考えている。
明日の予定であったり、今日の出来事であったり。下手したら、食事をしながら次は何を食べようかなどと考えてはいまいか?
ここで「感覚に集中する」のである。
この場合は味覚。
味覚に集中していれば、雑念が消える。
感覚と思考は共存できないから。
この「感覚集中」が出来ている間は、私は全力で食事をしているといえる。
全力食をしていると、食べ過ぎるということがほとんどない。
もちろん満足感も高い。
好きなものは美味しく食べたいものだ。
100パーマンは時間の感覚も変わってくる。
仕事などは、常に時間に追われている感覚だった。
しかし、全力状態で臨むと、まるで「時間の方が私に合わせてくれている」ような氣になった。余裕と言ってもいいかもしれない。
そして、前回「全力の方が疲れない」と書いたが、さらに発見があった。
もちろん全力だって無限に動けるわけではない。
しかし、明らかに疲れの「回復」も早い。
私の感覚で言うと、疲れが全身に分散しているように思う。
固形物を水に溶かすのは大変だけど、粉状なら簡単だ。
私はこれを
疲れのパウダー化
と名付けてみた。
それだけでもすぐ消えるような氣分になる。
「脱力」も「感覚集中」も簡単だけど難しい。
気が付くと肩に力が入っていたり、感覚もすぐに途切れてしまう。
その度に緩ませ、引き戻す。
いつも「全力状態」を維持できたなら、それこそ鬼殺隊の柱たちが会得している「全集中の常中」なのだろうな、と思う。
2回に渡り、長々と書いてしまった。
まとめよう。
呪文→脱力→感覚の集中
以上である。
これであなたも100パーマン。
世界はあなたを放っておきはしないだろう。
これ……
宗教つくれるんじゃないかな。
全力教。
さて、しかし冒険とは果てのないものである。
引き出せるのは「今の」100%だ。
この100%の壁を超えていかないことには面白みがない。
今日の100%は明日の90%にしたいと思うのだ。
それを「進化」というのだろう。
次は「限界突破」の秘技を研究したいと思うのである。
◆追記◆
ずっとキムタクのいっこ下だと思っていましたが、2こ下であることが判明しました。
(193intさん、ありがとう!)
よって以降は
「GACKT」
「大泉洋」
「イチロー」
「反町隆史」
※敬称略
の中から使わせていただきたいと思います。
