見出し画像

会社を辞めた後日談 ー休むことを自分に許すまでー

この退職前後の体調不良シリーズもこれで最終話となります。
長々とお付き合い下さりありがとうございます。



最終出社日、小さな送別会を開いてもらいました。

明日から自由の身だ。そう思いながら眠りにつく。
引き継ぎは、追われるように終わった。それでも、自分の会社員生活は、やり切った気分でした。

翌朝、目が覚めると、体がひどく重いと感じました。
昨夜の二日酔いではない。全身が痛く、ひどく疲れていて。
あれ、と思いました。自由を手に入れた一日目、意気揚々と出かけるつもりだったのに、布団から出られない。何かが体の上に乗っかっているみたいに。
結局その日は、ほぼ寝たきりで終わりました。


※二日酔いではありません🍷


長く勤めた会社だったから、退職してすぐは、まだ何かと会社関係の予定が入っていました。
気を張って、一つひとつこなしていく。
それが落ち着いて、会社との縁はもう大分薄くなったと感じた頃、またやってきたのです。

体が重い。痛い。気分が沈む。感情が、どこかに行ってしまったみたいに動かない。なにごとにも、興味が湧かない。かと思えば急に辛い気持ちがやってくる。
新しいことが理解できない。そして再び、何をするにも決められないし、できないし、時間がかかる。
時には、朝起きて着替える、ということすら決められなくなったり。

やりたいことは、たくさんある。そのために退職したのだから、早く何かしなきゃ。そう思って動こうとすると、急に頭が痛くなります。
この繰り返しでした。

この頃にはさらに笑うことが難しくなり、人の目が怖いとすら感じることも。
人と関わる日は、朝から何度もお腹が痛くなり、気持ちが落ち着かず動悸がして意味もなくウロウロ。

こうして、ほとんど家から出なくなりました。
食欲も定まらず。しばらく食べられないと思ったら、今度は暴飲暴食になる。体重が増減を繰り返し、体に悪い。
常に眠く、ただ時間だけが過ぎていきました。

体が、休めと言っている。そう気がつきました。
無理やり動けなくしてでも、休ませようとしている。

気持ちはものすごく抵抗したけれど、最終的に「何もやらない」をやることにしました。
20年ずっと体が緊張状態。重いストレスに晒されてきたので、デトックスをしなきゃダメなのだと。

社会人の癖なのか、最初は罪悪感がありました。
休むことは、よくないことだと思い込んでいたから。
いつから、そうなったのだろうと思いを巡らせます。

でも、罪悪感を抱えたままでは何の救いもない。だから罪悪感ごと、手放すことにしました。
自分が飽きるまで、徹底的に休む。とことん自分を甘やかす。それだけを、自分に許しました。

こんなに長く何もしない日々は初めてでした



過度なストレスは、静かに体を壊す。
気づいたときには、もう限界を超えていることがあります。

体調が悪くなっても、最終的に会社は何もしてくれません。自分を守れるのは、自分だけです。

渦中にいる時は気づきにくいかもしれませんが、もし今、この記事を読んでくださっている方が、何かがおかしいと感じているなら、その感覚を無視しないでください。周囲と比べて、我慢しないでください。
環境を変えることも、逃げることも、立派な選択肢だと思っています。

この記録が、誰かの「そういえば私も」に届いたら嬉しいです。

長くなりましたが、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



いいなと思ったら応援しよう!

碧乃よしえ@やさしいエッセイマンガ 最後まで読んで下さりありがとうございます。いただいた応援は、マンガや文章など、誰かの心がほっとする作品づくりに使わせていただきます。これからも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。