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vol.8 長男、留学1か月目の危機! 急遽LAへ

「もう辛い…」「日本に帰りたい…」
長男からのLINE電話を受けて、私はすぐにLAに飛びました。

私がLAに滞在できるのは5日間。
この間にできる限りのことをしなければなりません。
もちろん無理やり続けさせようとするのではなく、まずはゆっくり話を聞こうと思いました。

LAに着くとすぐに長男に電話をしました。
「とにかくホームステイ先を出よう。ホテルを取っておいたから。車で迎えに行くから、荷物をまとめてすぐ出られるようにしておいて」

学校から遠い、食事もろくに出ない、話す機会もない。
まずはこれをなんとかしないといけないと思いました。
次のステイ先の当てもないけれど、まずはホテルに泊まって、心を落ち着かせようと思いました。

辛いと感じていること、続けられないと思う理由を話してもらった

ホームステイ先に着き、ホストに「長男は学校生活で大変な思いをしている。学校を続けられないかもしれないので、一旦この家を出ます」と伝え、長男を連れて空港近くのホテルに向かいました。

「大変だったね」
長男と話し、状況を一通り聞きました。
また、ここまでのプロセスを私が一緒にやってこなかったことを謝りました。本来ならば私が一緒にやるべきだったと。

そして長男が辛いと感じていること、続けられないと思う理由を話してもらいました。

  • ホームステイ先が学校から遠すぎて、バスで片道1時間かかる

  • 通学経路のバスで危険な目に遭いそうで怖い

  • 毎日ご飯がまともに食べられない

  • 授業についていけない

  • 友達ができない

これらの問題をもしこの5日間で解決できたら、もう一度続けられそうか、その時に考えてみようと話しました。
私が来たことで、彼も無理やり続けさせられるのでは?と考えているところもありました。
なので、できることを一旦やってみて、それでも続ける気にならなかった時は一緒に日本に帰ろうと。
まずは明日から、もう一度住まい探しを始めようと話しました。

その夜、ホテルで長男がコピーをしたいというので理由を聞くと「月曜にある音楽の教科書をコピーしたい」と。
彼もまだ、なんとかできれば続けたいと思っている。
ここに賭けてみようと思いました。

ホームステイ先を出て一緒にうまいご飯を!

ホームステイ先を出て、運良く出会ったシェアハウス

次の日は土曜日。長男の新しい住まいを探すことにしました。
留学をサポートしてくれた海外留学推進協会に相談すると、ちょうど1週間後に日本人の奥さんがいるホームステイ先が空くとの情報をもらいました。

一旦そこを予約して、それまでの1週間は学校近くのモーテルでしのぐことを考え、モーテルを見に。
部屋は古くて狭く、机もない。そしてなかなかな高額。
ここに1週間か……。

こんな感じでした。

学校はすぐ近くだけど、流石にここはしんどいなと途方に暮れていた私。
どうしたものかと思っていると、長男は私に申し訳なく思ったのか「1週間の辛抱だと思ってここで頑張ってみるよ」と。

すると、そのモーテルのオーナーが「何してるの?サンタモニカカレッジの学生?」「もう学校は始まっているのにまだ家を探しているのか?」と声をかけてきました。

今までの事情をすべて話すと、「そんな遠いホームステイ先じゃダメだよ」「あんな場所を通るバスはダメだよ」「1週間もこのホテルにいたら、大変な金額になるよ」と言い、
「実は自宅を留学生向けにシェアハウスとして貸している。妻が運営しているから空きを聞いてみるよ。確か一人入れると思う。明日家に来ないか?」と言ってくれました。

地下に10部屋ほどあって、そこを皆に貸していて、サンタモニカカレッジの学生もいるという話でした。
今日は妻がいないから、明日自宅を見にきたらどうかと。

えっ!?そんなラッキーなことある!?!?
住所と電話番号の書いたメモをもらい、住所をGoogleで検索。

すごい!!
カレッジからも近いし、アッパータウンの好立地!
にーちゃん、奇跡が起こってるよ!!!

翌日、早速そのシェアハウスを2人で訪ねると、そこはとてもステキな家でした。

  • 地下一階、地上2階建ての大きな家

  • 学校からバスで10分

  • UCLAの学生や、サンタモニカカレッジの留学生も住んでいる

  • キッチンも自由に使え、冷蔵庫などの共有家電もあり、スーパーも近くで自炊も快適

  • 地下と言っても窓のある光が差し込む部屋ばかり

  • オーナー一家は2階に住み、家にはいつでも出入り自由

  • しかも高くない!

申し分のない環境でした。

かなり強烈なキャラクターのシェアハウスのオーナー(モーテルオーナーの奥さん)のシャディから「ホテルなんかにいたらお金がもったいない。今日からうちに入りなさい」と強めの勧めもあり(笑)、この日から入居することに決めました。
ついでに私も1泊5000円で泊めてもらえることに(笑)。

長男は本当に運のいい人です。
今まで何度も、彼の運の強さには驚くことがありましたが、ここでも強烈な運の強さを発揮し、住宅問題は無事に解決しました。

その日は日曜日。とりあえず住まいのことが落ち着いたので、「せっかくLAにいるんだから、何か楽しいことしよう」「ハリウッドとかさ、野球観るとかさ」と長男に提案すると、「ディズニーランドに行きたい」と。

長男は昔からカーズが大好きでした。
もう大学生になるのに、変わらずこっそりカーズが好きで、ディスニーランドに行きたいなんて、どこまでもかわいい人です。

アナハイムのディズニーランドは、カーズのあの街が再現されていて感動!

二人でディズニーランドに行き、カーズの町を再現した街並みを見て嬉しそうなあの人。でも夜になると、また辛い日々を思い出して少し涙ぐんでいました。

私が日本に帰るまで、あと2日。

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