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日本代表、スウェーデン戦の焦点― 勝ち点4を越え、到達点・勝ち点7へ向かう一戦 ―

日本代表は、日本時間6月26日(金)午前8時、グループF最終節でスウェーデンと対戦する。

この試合の見方は、はっきりしている。

日本は、得失点差を追う必要はない。

勝てばいい。

オランダは最終節でチュニジアに勝つ可能性が極めて高い。
しかも、複数得点差になる可能性も多分にある。

そうなれば、日本がオランダとの得失点差勝負に付き合うのは現実的ではない。
だから、日本が考えるべきなのは大量得点ではない。

1点差でもいいから、スウェーデンに勝つこと。
勝ち点4を越え、到達点である勝ち点7へ進むこと。

そこに、この試合の核心がある。

では、日本はどう勝つべきなのか。

鍵になるのは、オランダ戦で見えたスウェーデンの問題である。

スウェーデンは初戦でチュニジアに5-1で勝った。
前線の迫力、空中戦、ゴール前に人数をかける力は十分にある。

押し込む側になれば強いチームである。

しかし第2節では、オランダに1-5で敗れた。
同じ5-1を、今度は逆に受けた。

この落差は、スウェーデンの実力が急に変わったことを意味しない。
むしろ、チームの条件が見えた試合だった。

押し込む側になれば強い。

しかし、押し込まれる側になり、守備の判断を何度も迫られると、連動にズレが出る。

日本が見るべきなのは、スウェーデンの5失点そのものではない。

5失点に至るまで、同じ問題が繰り返されたことだ。

スウェーデンは、その問題を修正できるのか。
日本は、その問題をもう一度起こせるのか。
そして日本は、試合を壊さずに勝ち切れるのか。

この記事では、オランダ戦で見えたスウェーデンの問題を整理しながら、
日本が勝ち点7へ向かうために何を狙うべきかを考えていく。
5-1で勝ったチームが、1-5で負けた。

スウェーデンは、押し込む側では強い。
しかし、押し込まれる側になると脆さを見せる。

初戦のチュニジア戦では、スウェーデンの強さがよく出ていた。

クロスを入れる。
ゴール前に人数をかける。
空中戦で押し込む。
セカンドボールを拾い、もう一度攻撃する。

一度流れに乗ったときの圧力は大きい。
日本にとっても、決して楽な相手ではない。

しかし、オランダ戦では違う顔が見えた。

スウェーデンは押し込む側ではなく、押し込まれる側になった。
そのとき、右サイドの守備連動が乱れた。

オランダは、スウェーデンの右サイド周辺を繰り返し使った。
外だけではなく、中央でもない。
「その間の場所」で前を向き、守備者に判断を迫った。

誰が出るのか。
誰が戻るのか。
誰が背後を見るのか。

この判断が揃わないまま、スウェーデンは同じ場所を使われ続けた。
つまり、スウェーデンの敗戦は単なる大量失点ではない。

同じ問題を解決できないまま、90分が進んだ試合だった。

問題は右サイドの「間」にあった


スウェーデンの問題は、個人のミスではなく、
右サイド全体の判断が揃わなかったことにある。

右センターバックが前に出れば、背後が空く。
右サイドバックが内側に絞れば、外が空く。
中盤の選手が外へ引っ張られれば、中央が空く。

守備は一人で成立しない。

誰かが出れば、誰かが残らなければならない。
誰かが動けば、誰かが埋めなければならない。

しかし、スウェーデンはその判断が揃わなかった。

そこで使われたのが、サイドと中央の間にある場所である。
いわゆる「ハーフスペース」だ。

ここで前を向かれると、守備側は迷いやすい。

サイドバックが出るのか。
センターバックが出るのか。
中盤が戻るのか。

その一瞬の迷いが、スペースになる。
日本が突くべきなのは、単なるサイドではない。

判断のズレが生まれる場所である。

問題は、修正できなかったことにある


オランダ戦で最も重かったのは、弱点が見えたことではない。
その弱点を、試合中に修正できなかったことである。

どのチームにも弱点はある。

問題は、弱点があることそのものではない。

狙われたとき、試合中に直せるかどうかだ。

スウェーデンは前半から、右サイド周辺で何度も判断を迫られた。
背後を取られ、中盤のカバーが遅れた。

しかし、後半に入っても大きく改善されたようには見えなかった。

もし、ハーフタイムに修正が入っていれば、
後半立ち上がりに試合を決定する点を取られなかったであろう。

同じ場所を使われ、同じように判断が遅れ、同じように背後を取られた。

ここに疑問符が付く。

スウェーデンは、試合中に問題を発見し、共有し、修正する力をどこまで持っているのか。

日本戦では、そこが問われる。
逆に日本は、そこを狙うべきだ。

日本が狙うべきこと


日本が狙うべきなのは、スウェーデンの右サイドそのものではない。

スウェーデンの判断が揃わない場所である。

外に張るだけでは足りない。
中央に入りすぎても、相手は対応しやすい。
狙うべきは、その間(ハーフスペース)だ。

そこで前を向き、スウェーデンの守備に問いを投げる。

誰が出るのか。
誰が戻るのか。
誰が背後を見るのか。

その判断を何度も迫ることができれば、日本にも前進の道はある。

オランダと同じことをする必要はない。
フィジカルで押し切る必要もない。

しかし、オランダが見つけた構造を、日本なりに使うことはできる。

オランダは、監督の発言とデータからであるが、
試合前から弱点を狙っていたようだ。

そして、それに試合の早い段階で成功した。

大事なのは、一度崩すことではない。
徹底的に、同じ問題を何度も起こさせることである。

相手が修正できるなら、次の場所を使う。
修正できないなら、そこを突き続ける。

日本は、構造で勝負すべき試合である。

大量得点ではなく、勝利に絞る


F組の構図を考えると、日本の目的ははっきりしている。
大量得点ではなく、勝利である。

オランダは最終節でチュニジアに勝つ可能性が高い。
しかも、複数得点差になる可能性がある。

そうなると、日本がオランダとの得失点差勝負に持ち込むのは現実的ではない。

日本はオランダのように、大量得点で試合を壊すチームではない。
相手のズレを見つけ、試合を管理しながら勝ち点を取るチームである。

この試合は、日本とスウェーデンの直接対決である。

勝った方が2位通過に大きく近づく。

日本は負けても3位通過の可能性を残すだろうが、スウェーデンは負ければ突破が危うくなる(私の試算では勝点3は約60%突破。)

引き分けなら、日本が2位、スウェーデンが3位という形になる可能性が高い。

だから、最も重要なのは得失点差ではない。

順位を直接動かす勝ち点である。

日本は無理に点差を広げに行く必要はない。
むしろ、前へ出すぎればスウェーデンの強みを出させることになる。

必要なのは、1点差でもいいから勝つことだ。

勝ちに行く。
しかし、試合を壊しに行かない。

このバランスこそが、スウェーデン戦の核心になる。

スウェーデンの怖さも消えていない


スウェーデンは弱いチームではない。
日本は弱点を突きながら、相手の強さを出させない必要がある。

オランダに大敗したからといって、スウェーデンの攻撃力が消えたわけではない。

前線にボールが入れば強い。
クロスにも強い。
セカンドボールにも迫力がある。

日本が不用意にボールを失えば、一気に前へ出てくる。

だから日本に必要なのは、ただ攻めることではない。
攻めながら、失い方を管理すること。

スウェーデンの守備のあいまいな弱点をつきながら、奪われた後の背後を消すこと。
相手の弱点を突きながら、自分たちの守備の準備を怠らないこと。

スウェーデン戦は、弱点を突けば勝てる試合ではない。

弱点を突きながら、相手の強さを出させない試合である。

試合の焦点

スウェーデン戦の焦点は二つである。

スウェーデンが問題を修正できるのか。
日本が同じ問題をもう一度起こせるのか。

もしスウェーデンが右サイドの守備を修正してくれば、
日本は別の道を探さなければならない。

しかし、同じようにスウェーデンの守備の曖昧なところで前を向けるなら、日本には十分にチャンスがある。

重要なのは、最初の10分からその問いを投げることだ。

相手が前節の問題を修正しているのか。
それとも、まだ残っているのか。

早い時間帯に確認する必要がある。

スウェーデンは強い。
しかし、完璧ではない。

右サイドの連動。
中間地帯(ハーフスペース)への対応。
試合中の修正能力。

ここに疑問符が付いた。

スペースは、ただ空いている場所ではない。

誰が出るのか。
誰が戻るのか。
誰がカバーするのか。

その判断が揃わないときに生まれる時間である。

オランダは、その時間を使った。

次は日本が、その時間を見つけられるか。

そして、その時間を勝利につなげられるか。
スウェーデン戦は、そこを見る試合になる。

勝ち点4を越えて、勝ち点7へ。

その到達点に向かうために、日本はこの試合を勝ちに行くべきである。
ただし、試合を壊しに行く必要はない。

勝ちに行く。
しかし、試合を壊さない。

それが、スウェーデン戦で日本に求められる現実解である。


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