自分の気持ちが動く原因を知るために、今日も抽象と具体を行ったり来たり
私は考えすぎる性格だ
ちょっとした出来事に対して余計な考えを巡らせすぎる
とりわけ人間関係では小さな発言、雰囲気や態度の変化を感じ取ると色々思考が巡っていく
そして一日が終わったころにはヘトヘトだ
「考えすぎだ」とか言われるけれど、子どものころからの習慣になっているので治るものでもない
というか「治す」ものではないと思う
とは言っても、周りの変化に自分の感情を揺り動かされすぎるのも考えもの
そのために重要なのは自分の感情の動きとその原因を把握することだ
自分がどんなときに楽しさを感じ、どんなときに腹が立つかを知っておけば対策が打てる
もちろん自分の感情を的確にとらえるのは難しい
だけど感情を言葉で表そうとすればするほど、より精緻になっていく
そのためのポイントは「抽象化と具体化の往復」だと思う
色んな出来事から抽象化して考える
感情を言葉で表すには、まず自分の感情が動いた出来事を振り返ってみる
そして似たような感情になった出来事の間に共通点があるか探してみる
いうならば抽象化して考えてみるということだ
例えば私の場合はこんなときに腹が立ちがちだ
※出来事はフィクションまたはずっと前に経験したことである
腹が立ったとき
・忙しいときに電話がかかってきて緊急の仕事を振られたとき
・本来の自分のタスクじゃないのに、説明なく前日に会議に呼ばれたとき
・「いいから黙ってやれ」と言われたとき
次にこういった出来事の共通点を探してみる
例えば「自分に選択の余地がない」とか「すぐに対応しないといけない」とか「雑、乱暴に仕事を振っている」とか
こんな感じで共通点を探して「自分はこうなると楽しい」「こうなると腹が立つ」と言語化してみる
抽象化した考えに具体的な反論をぶつけて磨く
しかし、一回抽象化しただけでは自分の感情が動く原因をとらえきれないことが多い
そこで次に行うのは抽象化した考えに対して具体的な例をぶつけることだ
先ほどの例でいうと「緊急のタスクを振られると毎回腹を立てる」わけではない
Aさんに言われたときはすぐに「わかりました」となるのにBさんに言われたときは「なんでやらなあかんねん」となった
じゃあそこの違いは何だろう
Bさんの「言い方」が気に入らなかった?
私は「忙しいなかで悪いんだけど」とか「いつも対応してもらってありがとう」と言ってもらえると「喜んでやりますよ」となる
逆に「さっさとやってくれ」とか「それがお前の仕事だろ」と言われると「なんでいつもオレがやらなあかんねん」となる
口調が変わるくらいイラっとする
もしくは単純に眠かった?
Aさんが頼んできたのは火曜日のお昼くらいだった
だけどBさんは会議続きの木曜日の夜、ヘトヘトなときに頼んできた
単純に私が疲れていて些細なことにイラっとした?
こんな感じで抽象化した仮説に対して具体的な事例で反論する
そして仮説を見直していく
これを繰り返すことで自分の感情が動く原因が掴めてくる
ちなみに私の場合は以下の項目のうち3つ以上が当てはまったときに仕事を振られるとイラっとすることが分かった
あまり接点がなく、私の仕事内容を分かっていない人から仕事を振られる
他の予定を調整して緊急で対応しないといけない
仕事の振り方が雑
言い方が乱暴、特に命令形
頭が回らないくらい疲れている
傾向が分かれば対策を打てる
こうやって自分の感情、とりわけネガティブな感情の原因がわかると対策が打てる
とはいっても相手を変えることはできない
そのため、私自身の行動を変えるしかない
例えば「会議続きで疲れているときは休憩してからメールを見る」とか「あまり接点ないのに仕事を振り続ける人は一度対面で話す」とか
あとはそもそも「ゆっくり休む」「たくさん寝る」とか
よく「ポジティブになろう」とか「小さなことにイライラしない」と言われるが、そう思うだけで何とかなれば苦労はしない
特にネガティブな感情は理性より先に湧いてきがちだ
かといって感情に任せて行動すると後からだいたい損をする
それだったら自分の取扱説明書的なものを作り、快適な状態で働けるほうがよっぽどよい
そう思いながら、今日も外部からの刺激に怯える一日を何とか終えたのであった
