🏔ロングトレイルの始め方|ヨツヤ式 はじめての準備ガイド
ロングトレイルを歩くなんて、
かつての私は“完全に別世界の話”だと思っていました。
会社員で長期休暇なんて取れない。
3000kmなんて歩けるはずがない。
そうやって、自分には関係ない旅だと決めつけていました。
でも山を歩き始めて、テントを背負って数日の縦走を繰り返しているうちに、「歩いて暮らす」という感覚が、遠い夢ではなく、手の届きそうなものになっていきました。
最初のロングトレイルは、
みちのく潮風トレイルのたった2泊3日。
だけどそこで初めて、
“歩くっていいな。自然の中にいるだけで、自由だなと思えるロングトレイルは、その感覚が長く続く旅なんだな。”
そんな気づきがありました。

それから少しずつ距離を伸ばし、
気づけばテアラロア3000km、JMT400km、
さらに南米や北欧のトレイルを歩いていました。
最初の頃は、ほんとうに何もわからなかった。
なにが必要で、なにが不要で、どれくらい歩けるのかも、どう準備すればいいかも。
そしてずっと頭にあったのは、
「自分でも歩けるのか?」という不安でした。
だからこのnoteは、
“あの頃の自分に渡したかったもの”
を書いています。
そしてこれはひとつの入口でもあります。
ロングトレイルを歩くためには、
・装備リスト
・体力づくりや食料計画
・国ごとのトレイル事情(JMT / TA /patagonia など)
といった、もう少し深いテーマがあります。
これらについては、今後それぞれ記事として
ゆっくりと整理していくつもりです。
歩き始めたいと思っているあなたが、無駄なく、安全に、不安を減らしてスタートできるように。
そしてなにより、歩く楽しさを全身で感じることを願ってます。
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📘 想定読者
• はじめてロングトレイルに挑戦したい人
• 装備選びに不安がある人
• スルーハイクに憧れている人
• 歩いて暮らすという感覚に惹かれている人
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1. ロングトレイルとは?
衣食住をすべてザックひとつに詰めて自然を歩く旅 のこと。
距離を進めるだけではなく、
“歩くことそのものが暮らしになる” 時間です。
初心者におすすめなのはこのあたり:
• 🇯🇵みちのく潮風トレイル(セクション)
• 🇯🇵あまとみトレイル(4日ほどで歩ける)
• 🇺🇸アメリカ JMT(21日前後で歩ける本格トレイル)
最初は 4日以上 歩くのが良いです。
深く自然に身を置くことで、身体や心の変化を感じられるから。その時間は長いほど濃くなると感じます。
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2. 距離と期間の考え方
最初の目安は 1日15〜20km。
「距離」と聞くと不安になる人が多いのですが、
ロングトレイルは“急がない旅”です。
• 1時間で歩ける距離
• ランチ休憩1時間
• 小休止30〜60分
これだけで、その日のペースは自然に決まります。
最初は10kmでもいい。
だんだん身体が慣れると、
“歩ける距離” が自然と伸びていきます。
私も、テアラロア3000kmでは
後半、1日40km歩く日が出てきました。
体力というより「歩き方を覚えた」という感覚でした。
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3. 装備を揃える前に知るべき“3つの視点”

視点① 軽量化
1gでも軽く。
これは身体のためであり、自然を楽しむためでもあります。
軽いほど、遠くまで歩ける。
軽いほど、行動の選択肢が増える。
視点② 快適性
テント・ザック・寝袋。
この3つは旅の根幹です。
体に合う装備は、歩くリズムを作ってくれます。
視点③ 安全性
天候・地形・食料計画などを把握する。自然は予測不可能です。自分が準備できる範囲の最低限の知識と道具は必要です。
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✦ 軽量化は、心の軽さにもつながる
荷物が軽いと、行動が速くなる。
軽いと、選べるルートが増える。
ザックの中の管理も楽になる。
その結果、ノイズがどんどん減っていく。
私がロングトレイルを歩いて一番感じたことは、
“本当に必要なものって、意外と少ないんだな“
ということでした。
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4. 必要装備の考え方
ロングトレイルの装備は、
“何を持っていくか” よりも “何を持っていかないか”。
何度も失敗し、削り、見直した結果、
辿り着いたのは、とてもシンプルな基準でした。
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基準① 迷ったら “軽い方” を選ぶ
数グラムでも、積み重なると疲労に直結します。
• 足取り
• 膝の痛み
• 歩行可能距離
• 翌日の疲労
• 気持ちの余裕
全て、軽さに影響されます。
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基準② 小さく・管理が少なく・役割が重複しない
管理物が多い装備は、軽くても疲れます。
• スタッフサックを増やしすぎない
• 二役できる道具を選ぶ
• 毎日使うものだけ持つ
探し物がなくなるだけで、旅は驚くほど楽になります。
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基準 ③ 使うものしか持たない
“念のため”の荷物は、疲労の原因。
• 「入るから入れる」
• 「あったら便利」
これらは全て、体力を削ります。
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基準④ 快適性と安全性は“削らない”
軽量化しても削ってはいけない領域があります。
• シューズ(自分に合ったものを)
• ザック(毎日背負う命)
• 寝袋とマット(回復力そのもの)
ここを妥協すると、軽くても旅が続かない。
軽さ × 快適性 × 安全性
このバランスが大切
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基準⑤ 自分の基準をつくる
誰かのリストをそのまま真似しても合わないことがあります。
• 必要 / 不要
• もっと軽いほうがいい
• 代用品で対応できる
歩きながら、自分のラインが育っていきます。
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✦実際の装備リストは別記事で公開します
JMT、テアラロア、南米・北欧の旅で実際に使った全装備の詳細は、別記事でまとめます。
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5. 食料と水
• 乾麺+マッシュポテト(軽くて高カロリー)
• ソイプロテイン、ジャーキー、ツナ
• 乾燥野菜は日本で買うべき
• 水は地図で水場を把握。そこまでに必要な量と予備を持つ
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6. 体力づくり
• 階段は資産(駅で5分あれば即トレーニング)
• ザックに2Lの水を入れて歩く
• ストックやカメラの使い方を歩きながら練習
• 海外の場合は時差ボケ・食事が合わないことも想定
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7. 心構え
長い距離を歩くと、何度も心が折れます。
• 3000mの峠越え
• 泥道
• 何度も転ぶし身体は痛い
• 終わりの見えない一本道
それでも歩けたのは、
「前にも後ろにも歩いている仲間がいる」
と思えたから。
孤独だけど、ひとりじゃない。
ロングトレイルには、不思議な一体感があります。

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