【オトナになることのうた】新しい学校のリーダーズ●大人ぶりたい青春の「オトナブルー」
来春のドジャースとカブス、開幕カードの東京シリーズのチケット。先行発売に挑んだけど……ダメでした。まるで取れず。
うーむ、オアシスで運を使ってしまったか。というか、そもそも競争倍率がさらにすごいからなー。
なにせ販売サイトに発売開始の定刻に入っても11万5千人待ちだったもんね(ランダム配列だったとの噂)。2時間ちょっとで8万台まで減ったものの、そのへんで予定枚数終了。そりゃそうでしょ。ちなみに別の端末で並んだら、30万台。ムリムリ。
待ちがあまりに長いもんだから、その間にチャリで図書館に本を返しに行き、スーパーでジュースとにんじんを買って帰りましたわ。残念~。
すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ。夜空ノムコウ。
しかしこの秋から冬にかけての東京は晴天が多く、チャリでの移動がしやすいので助かっております。秋雨前線みたいなのがそんなになかったですよね。
それにしても先週、中山美穂さんが亡くなったことには悲しみを覚えました。
僕はドラマはあまり観ないので、あくまでシンガーとしての彼女への目線なのですが。レポートを書く仕事でライヴを一度だけ観たことがあり、それがとてもいい内容だったのです。この時のアルバム『Mid Blue』は素敵な作品で、しばらくあとに友人知人の飲み会でこの作品が好きで語っている人がいたので、いいアルバムだよねぇと意気投合したほどです。
この前の時代の、角松敏生プロデュースの諸作も見事でした。
ご冥福をお祈りします。
今回は、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」について。
首振りダンス+和田アキ子オマージュ
「オトナブルー」は新しい学校のリーダーズの代表的なヒット曲。昨2023年の音楽シーンを席巻した歌として幅広く記憶されていることと思う。これで彼女たちは大ブレイクを果たした。
去年の『紅白』ではこのグループがトップバッターで出場し、ステージ上の大勢の出演者たちが一緒に首振りダンスをする幕開けとなった。テレビ画面のはじっこにオオカミことMAN WITH A MISSIONのメンバーたちがこの踊りをする姿が映った瞬間には、家族で大爆笑したものである。
去年の序盤にこの首振りダンスがTikTokを中心にバズり、彼女たちは一気に注目される存在となった。
僕もそこからこのグループを意識して、春だったか初夏だったかのフェスでの生配信を観ながら、あぁこの子たちなのか、と思ったものだ。
その頃に、そうか、これは大人に憧れる気持ちを唄った曲なのか、と気づいた。いつか書かないとな、と思ったのだ。
ただ、当時自分がここのnoteで書いていたのは【 #年齢のうた 】で、現在の【 #オトナになることのうた 】ではなかった。
だから今回この歌を取り上げることに「何で今?」「どうして今頃この曲について書くの?」「1年以上遅くない?」と思う人がいるかもしれないが、そういうことである。去年の半ば頃から、自分が次のテーマ(=大人になること)で書く際に、「オトナブルー」は候補の1曲になると考えていた。
この歌についてはとくに昨年のうちにさんざん語られているが、基本的なところを押さえておこう。
まず「オトナブルー」という曲が最初にリリースされた時期は、かなり以前のこととなる。楽曲の配信が始まったのは、2020年の5月1日だった。
2020年と言えば、そう、コロナに見舞われた年である。だから下の同年6月のライヴの動画は、無観客でのものだ。
首振りダンスはこの頃からしているが、4人の雰囲気がちょっと若い。髪型が違うメンバーもいる。
音楽的には、僕なんかには親しみ深いプリンスのミネアポリス・サウンドを基調に、ヒップホップの要素を入れたり、もっと現代的なポップネスをまぶしたりと、とてもよくできている(と言っても、最初のリリースからそろそろ5年が経とうとしているわけだが)。
ちなみに作曲を手がけたyonkeyは、自身のバンドであるKlang Rulerの中心人物。このバンドでも「オトナブルー」をセルフカバーしている。ハネの感覚を取り入れたビート感が秀逸。それに、ここでもパコ~ンと響くプリンス感あり(肩の力を抜いた「レッツゴー・クレイジー」というか)。
そして新しい学校のリーダーズのメンバーたちは、この歌に和田アキ子からの影響があると公言している。たしかにSUZUKAの唄いっぷりは、和田のヴォーカルを想起させるものだ。
そう。あの頃は!というフレーズで有名な「古い日記」である。これは1974年に発売されたシングルで、つまり46年の時をはさんでのオマージュとなった。
これがオマージュであるのは、双方のジャケット写真を見れば、一目瞭然である。
さらに言えば、この歌には山本リンダの匂いも混ぜ込まれているように感じる。
リンダの「狙いうち」のシングルは、1973年のリリース。
「オトナブルー」での和田アキ子への意識について、新しい学校のリーダーズのメンバーたちはあちこちで話している。あまりに方々で語っているので、ここでは絞って、リリース当時の2020年のインタビューを引用する。
SUZUKA みなさん、感じると思うんですけど、和田アキ子様が入ってるんですよ。だから、最初の<わかってる ほしいんでしょ?>のところでは、腰あたりをペイ〜ンとやってて(笑)。
KANON レコーディングの時にSUZUKAが和田アキ子さんの写真を検索して、譜面台に置きながら歌ってたんですよ(笑)。
RIN 「もうちょっと和田アキ子さん意識で」って言われて。わかりました!って調べて、置いてた。
SUZUKA 和田アキ子さん導入液です。入れて入れまくりました!
こうした背景は曲がヒットしたあとに和田アキ子に伝わったようで、のちに両者は歌番組で共演するに至っている。
@japanleaders 和田アキ子様と #FNS歌謡祭 のコラボリハーサルをして参りました‼️ 7/12(水) #2023FNS歌謡祭夏 お楽しみに✨️✨ #新しい学校のリーダーズ #ATARASHIIGAKKO #和田アキ子 様
♬ オリジナル楽曲 - 新しい学校のリーダーズ ATARASHII GAKKO! - 新しい学校のリーダーズ ATARASHII GAKKO!
なお、新しい学校のリーダーズの結成は2015年。しかし2019年にはメジャー契約が消滅してしまい、しかもコロナ禍に見舞われるという窮地の中で「オトナブルー」をリリースしていた。
こうした苦境を乗り切り、彼女たちは2021年に88risingから世界デビューを果たす。これは2022年、ジャカルタでのライヴ映像。
つまりポッと出なんかではなく、海外でのライヴ経験だって持つ、叩き上げなのである。
大人ぶる気持ちと、ピュア感と
さて、続いて見てみたいのは、「オトナブルー」という曲のテーマである。
作詞は、新しい学校のリーダー達。つまりメンバー自身。
歌詞については、さっきのインタビューの続きで述べられている。
(前略)
SUZUKA 和田アキ子さん導入液です。入れて入れまくりました!でも、そのままガッツリ、ワイルドにいくのもあれやから、青春の味も入れて。
MIZYU 大人の恋がしたくてませたフリしてるけど、心の中はピュアで頑張ってるのよっていう。
RIN サビでピュア感を出してますね。あと、「大人ぶる」と「オトナブルー」もかかってる。
MIZYU 基本的には強がってるんですけど、SUZUKAのひとりボーカルと、3人のボーカルで、感情が分けられてて。ライブでもSUZUKAは100パーセントどこにでもいくわっていう表情をしてて、私たちはどちらかというと無機質なんですよ。それはお客さんに言われて気がついたんですけど、歌ってるときの表情も対照的だからこそ引き立ってるなって思ってて。心の中を歌ってる3人と、全開全力で強がってるSUZUKA。
若い女の子の、ませた感じが入っていること。そして大人のブルー(な気持ち)と、大人振るという歌詞がかけ合わされていること。さらにピュア感。
言葉の上でも、あどけない、憧れ、まだ見ぬ恋路を追いかけて……とか、いかにも未成熟な女性像が描かれている。さらに、ちょっとエロティックで、スリリングでもある感覚が香る。ここには青春期の若い子のリアルな内面がある。こうしたものが、ダンサブルなサウンドとポップな曲調で表現されているわけだ。
自分たちをどう表現していくべきなのかということを、楽曲そのものだけ見ても、よく考えて作っているのがわかる。
ここで2020年5月のリリース時のメンバーの年齢を確認してみた。ひとりだけちょっと大人のMIZYUは21歳。ほかの3人は18歳で、高校を出たばかりの年代ということになる。
たしかに大人になっていく時期には思い通りにいかないこと、挑んでみたいことなど、たくさんの衝動や欲求が渦巻く頃だろう。そうしたリアル感が反映されている楽曲なのである。
さて、こうしてこのグループについて書いていて、もうひとつ引っかかったことがある。ソックスにプリントされていた「青春日本代表」という言葉だ。
これは彼女たちが自分たちを表現するのに考え出したフレーズのようである。
こちらは2021年の記事。
――新しい学校のリーダーズの活動を通して、伝えたいことはありますか?
MIZYU:大まかになっちゃうけど、やっぱり青春ですかね。年齢は関係ないと思うんです、青春って。今を全力で楽しむこともそうだし、何か葛藤があったとしてもそこに全力で立ち向かうことは青春だと思うんです。だから学生だけの特権じゃないというか。私たちの歌やライブで青春を伝えたいなって思います。
SUZUKA:しかも、世の中の風潮が、どんどん自由や個性を大切にする流れになってるから、その流れに乗っていってほしいなって思いますね。それぞれ、個性があって何が悪いって感じやし。その個性を楽しもうぜ!って思います。
なお、彼女たちは決して短くない活動歴を持つだけに、当然ながら「オトナブルー」のほかにも多数の楽曲、さまざまなタイプの歌をたくさん制作してきていることも記しておこう。
年齢を飛び越えて青春し続ける、新しい学校のリーダーズ。素敵だと思う。

塩らーめんの淡麗、780円。
前も紹介したかも?
もうひとつの熟成も
濃いぃなりの良さがあって好きですね。
実際にはランチメニューの980円で
餃子などを付けて注文します。
この後、岩のり、とろろこんぶ等をかけますね。
昔から子供への配慮もしてくれるお店です
いいなと思ったら応援しよう!
できましたらチップでの応援、よろしくお願いします♪