複業フリーランスを選ぶのは、別人の顔で軽やかに生きたいから
複業フリーランスのわたしには、いくつもの顔があります。
「いくつもの仕事を同時に抱えるのって大変じゃないですか?」と聞かれることもあるのですが、仕事ごとに別人になれるいまの働きかたは、自分に合っていて気に入ってるんです。
A社で〇〇さん(本名)として事務仕事をするときもあれば、ペンネームでライティングの仕事を進めるときもあったり。一日の中で、数時間おきに取り組む仕事が変わったり、名前が変わったりする。すべてわたしではあるけれど、やっていることもテンションもまったく違う。
これは学生時代からなんだけど、所属する場所によって自分が別人になる感覚があるんだよね。学校での自分、バイト先での自分、家に帰ってからの自分、ぜんぶ自分なのに違う人みたいで。声のトーンや口調、なんなら性格や立ちふるまいも。
「本当の自分が出せていない場所がある」というのも一理あると思うけど、どちらかと言うと、所属している場所に最適化しているようなイメージなんだよね。やっていることとか、周りの人たちに合わせて。
例えば同じ学校の中でも、教室にいる自分と、部活にいる自分もまた別人で。だからひとつの場所でうまくいかない自分が居たとしても、別の場所にいる自分が楽しかったり居心地よさそうにしていると、それで救われることがある。
つまりわたしは、所属先がいくつかある状態、いくつもの顔を持っている状態の方が落ち着くんです。逃げ場があるし、ひとつひとつに固執せず軽やかにいられる感じ。
「副業」ではなく「複業」でいたいのも、「本業」というメインの居場所をつくりたくないから。
もちろん「この仕事は好き」とか気持ちの差はあるし、「時給の高い仕事は優先したい」という実状もあるけれど、それでも本業を決めずフラットに仕事を抱えているほうが気がラクで。
ひとつの場所で自分を育てていくほうが得意な人もいるから、きっと個人差があるんだろうなと思います。
確かに複業は日々せわしないし、器用貧乏にもなりがちかもしれない。でも別人の人生を同時に生きているようなお得感があります。転職せずとも違う職業になれることが、本当に楽しい。
ただ一時期は仕事を抱えすぎて居場所と人格を増やしすぎた結果、自分で手に負えなくなくってしまったこともあるので、このあたりのバランス感は大事にしたいです。
自分のベストを見つけられますように。

