見出し画像

無職になったアラサーは、もう一度社会人をやりなおす

ここ最近は、週5日で1日8〜9時間ほど働いてる。いわゆる一般的なフルタイム勤務と同じくらい。

世間一般で言えばあたりまえのことであって、特別でもなんでもない。だけどわたしにとっては、ここに戻ってくるまでが本当に長い道のりだった。


ブラック企業を逃げるように辞めて約1年、無職だった期間がある。夜に眠り昼に起きる生活のおかげで睡眠時間が増えて、もてあました時間を自炊に使ったりして、うつ病で壊れた身体は少しずつ回復して、やっと息ができるようになって。

あの無職期間は、あのときのわたしにとって絶対に必要だった。今でもそう思う。だけどね、辞めるより、休むより、社会に戻ることが一番こわくて大変だった。


社会人として復帰するには、仕事を探して応募して面接をする必要があるわけで。応募時点で散々落とされながらもなんとかそれらをクリアして、そしたら今度ははじめましての人たちとコミュニケーションをとらなきゃいけない。

仕事を教えてもらって、失望されたくなくて頑張って、でも1年も休んでいたら脳も身体もなまっているわけですよ。現役会社員時代のころとは比べものにならないくらい、全然役に立たない。

もともと能力値が高いわけでもないのに、さらにレベルが下がっているのだとしたら、もはや居るだけでマイナスなのでは?みたいな気持ちになる。


身体が回復したタイミングで減らしたうつ病の薬を、メンタルの急下降によりまた増やしてもらうようお願いしたり。少しうまくいくようになって仕事を増やしたら、抱えきれなくなってパンクしたり。

上がっては下がる、自分でもコントロールできないくらいの毎日に心底疲れた。「全部やめたい!!」期が、数ヶ月ごとにやってくる。

だけど仕事がなかったら、家賃だって食費だって払えないじゃん。自分の身ひとつで、これからもそれらをすべて解決していかないといけないのか⋯と考えると、いまだに気が遠くなってしまう。


それでもなんとか1年間、フリーランスとして生き抜いた。今年の春には、はじめて個人で確定申告をした。いままでは会社にやってもらっていたので。

いまはいくつかのクライアントから仕事をいただいて、1日8時間、なんとかそれらに向き合っている。やりがいだとか自分の居る意味だとかは、正直あまり深く考えていない。

ただわたしに対して「仕事を任せたい」と思ってくれる人がいることがありがたくて、その人たちをがっかりさせたくなくて、自分が自分にがっかりしたくなくて、だからできることを地味に真面目にやっている、という感じ。


無職になってゼロからのスタートになり、すでにアラサーであるにも関わらず、社会人1年目のような気持ちで取り組んできた日々だった。

ネガティブな自分はまだ生きているけれど、ここ数年会えなかった「まあどうにかなるでしょ!好きにやれば?」と楽観的な自分が戻ってくる日もある。おかえり、まってたよ。

そして、ただいま、社会。自分のイメージしていたかっこいい社会人を、自分なりの形でもう一度目指してみようと思っています。


またね。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集