見出し画像

🌏世界の授業アイデア67「Choice Boards」ー選択肢の中から選んで学ぶ活動

授業の中で、「同じ課題でも反応が違う」「全員に同じ方法が合うわけではない」そんなことはありませんか。

全員が同じ課題に取り組む形だと、どうしても“合う子・合わない子”が出やすくなることがあります。

でも実は、“選択肢の中から選ぶ”ことで、学びやすさを広げる方法があります。

今回紹介するのは、Choice Boards(チョイス・ボード)という活動です。



👇解説動画はこちらをクリック!

■ Choice Boardsとは


これは、複数の課題や方法の中から自分で選んで取り組む活動です。

基本の流れは、

① いくつかの課題を用意する
② 子どもたちが選ぶ
③ 選んだ課題に取り組む

このようにして、自分に合った学び方を選んでいきます。

つまり学びを“選択肢の中で広げる”活動です。


■ 面白いところ


この活動の面白いところは、学びに“個性”が出やすいことにあります。

同じテーマでも、自分に合った方法を選ぶことで、

・違う表現になる
・違う考え方が見える
・得意な方法を生かせる

という流れが自然に生まれます。

また、「自分で選んだ」という感覚があることで、取り組みへの参加感が高まりやすいのも大きな特徴です。


■ なぜ効果があるのか


この活動のポイントは、「選択」が学習意欲につながることにあります。

人は、一方的に与えられるよりも、少しでも「自分で決めた」と感じた方が動きやすくなります。

そのため、方法を選べるようにすることで

・取り組みやすくなる
・得意を生かしやすくなる
・主体的に動きやすくなる

という変化が起こります。

また、同じ内容でも多様な表現が生まれることで、学び合いにもつながります。ここにこの活動の本質があります。


■ 日本の授業で考えてみる


この方法は、

・国語
・総合
・探究学習
・個別最適な学び

などで使えます。

例えば国語。
まとめ方を、文章や図、発表などから選ぶ。

総合でも、活動内容や調べ方を選ぶことができます。

選択肢を入れることで、「みんな同じ」だけではない学びをつくることができます。

教師が方法を固定するだけでなく、子ども自身が選ぶ授業にすると効果的です。


■ 明日やるなら(これだけ)

課題を2〜3種類用意する
方法を選ばせる
選んだ理由を聞く
最後に共有する

まずは「選択肢を1つ増やす」だけでも十分です


■ 小さなポイント


この活動では、「どれを選んでも成立すること」が大切です。

選択肢によって負担が大きく違うと、選びにくくなってしまいます。

そのため、難易度や活動量をある程度そろえると取り組みやすくなります。

また、「選んだ理由」を聞くことも重要です。


■ 注意したいところ


この活動は、選択肢が多すぎたり、自由すぎて迷ったりすると効果が薄れてしまいます。

そのため、最初は少ない選択肢から始めること、「何を学ぶか」を明確にすることが重要です。

また、「好きなものを選ぶだけ」で終わらせないことも大切です。


■ 参考


このような活動は海外の教育サイトEdutopiaなどでも紹介されています。

海外の授業を見ていると、「なるほど」と思う小さな工夫がたくさんあります。

これからも少しずつ紹介していこうと思います。



次回は

Menu Board Assignments

メニューのように選ぶ
課題の工夫です。

いいなと思ったら応援しよう!

世界の教室図書館|World Classroom Library チップは不要です。もし「いいな」と感じていただけたら、どなたかにそっと紹介していただけると嬉しいです。