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🗺️世界の教室アイデア53「Buddy Bench」ー休み時間に”ひとりぼっち”をつくらないベンチ

教室で、

・休み時間に一人で過ごす子が気になる
・友達の輪に入りづらい子がいる
・子ども同士が自然につながるきっかけをつくりたい

そんなことはありませんか?

海外の教室には、日本ではあまり見られない日常の小さな工夫があります。このシリーズでは、教室づくりや学級経営に関わるアイデアを少しずつ紹介していきます。

今回は Buddy Bench(バディ・ベンチ) です。


■ Buddy Benchとは


Buddy Benchは、「一緒に遊びたい」と思った子が座るための特別なベンチです。

休み時間に、

・遊ぶ相手が見つからない
・友達の輪に入りにくい
・少し寂しい気持ちになっている

そんなときはBuddy Benchに座ります。

それを見た子どもたちは、「一緒に遊ぼう!」と自然に声をかけます。

海外では、校庭や中庭にBuddy Benchを設置し、子ども同士が助け合うきっかけづくりとして活用している学校もあります。

(👇実際のイメージ)

ABC Newsより引用
The Washington Postより引用

※先生が声をかける前に、子ども同士が自然につながれる仕組みになっています。


■ こんな感じ


例えば、

① 校庭にBuddy Benchを設置する
② 一緒に遊びたい子がベンチに座る
③ ベンチを見た友達が声をかける
④ 一緒に遊んだり活動したりする

という流れです。

大切なのは、「助けてもらうこと」も「声をかけること」も、どちらも自然な行動として受け止めることです。


■ 日本ならこう使える


日本でも、専用のベンチがなくても実践できます。例えば、

・校庭や教室の一角に「Buddy Spot」をつくる
・ベンチや椅子に目印を付ける
・学級で「見かけたら声をかけよう」と約束する

といった形でも取り入れられます。

「困ったら先生を呼ぶ」だけでなく、「友達が友達を支える」文化を育てることができます。


■ ポイント


Buddy Benchは、ベンチを置くことが目的ではありません。

大切なのは、「一人でいても大丈夫」「誰かが気付いてくれる」という安心感をつくることです。

また、声をかける側の子どもにとっても、思いやりや行動する勇気を育てる機会になります。


■ 明日やるなら


休み時間の前に、

「もし一人で遊びたい子がいたら、どんな声をかけたら嬉しいかな?」

と子どもたちに聞いてみましょう。

「遊ぼう。」
「一緒に行こう。」

そんな一言をみんなで考えることが、温かい学校・学級づくりの第一歩になるかもしれません。



🌍 世界では…

海外ではBuddy Benchは、子どもの孤立を防ぎ、友達同士のつながりを育てる取り組みとして、多くの学校で広がっています。

「助けを求めること」と「助けること」の両方を自然な行動として受け止められるようになることで、安心して過ごせる学校づくりにつながっています。



📚 関連記事

思いやりを育てる取り組みについては、
🗺️世界の教室アイデア㊿『Bucket Filling』

子ども同士で話し合って解決する工夫については、
🗺️世界の教室アイデア㊾『Peace Table』

でも紹介しています。

合わせて読むことで、「思いやりを育てる」「子ども同士で支え合う」「対話で関係を築く」という学級づくりの考え方が、よりイメージしやすくなるかもしれません。



次回は

🗺️世界の教室アイデア54「Hall Pass System」

教室の出入りをスムーズにする”持ち出しカード”の取り組みについて紹介します。

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