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🌏世界の授業アイデア95「Scenario-Based Learning」ー“状況の中で判断する”活動

授業では、「正解を見つける」ことを目指す場面が多くあります。

もちろん、それも大切な学びです。

でも、世の中には一つの正解では答えられない場面もあります。

今回紹介する Scenario-Based Learning(シナリオベース学習) は、ある状況をもとに「自分ならどう判断するか」を考える活動です。

実はこの考え方は、教職員研修でもよく取り入れられています。

例えば、「保護者対応ならどうするか」「いじめが疑われる場面でどう動くか」など、状況に応じて判断を考える活動もその一つです。

■ Scenario-Based Learningとは

Scenario-Based Learningは、ある状況(シナリオ)を提示し、自分ならどう行動するかを考える活動です。

基本の流れは、

① 状況(シナリオ)を提示する
② 自分なりの判断を考える
③ 理由をもとに話し合う

というシンプルなものです。

大切なのは、「正解を覚えること」ではなく、「なぜその判断をしたのか」を考えること。

さまざまな考え方に触れながら、自分の判断を深めていく活動と言えるでしょう。

■ 日本ならこう使える

この考え方は、

・社会
・道徳
・総合学習
・学級活動

など、様々な授業で活用できます。

例えば社会では、「限られた予算をどこに使うべきか」を考える。

道徳では、「友達同士のトラブルで自分ならどう行動するか」を話し合う。

総合学習では、地域の課題や防災、環境問題などを題材にすることもできます。

正解のない問いについて考えることで、多様な見方や考え方に触れ、自分の判断を言葉で説明する力を育てることができます。

■ ポイント

この活動では、教師が最後に「正解」を示さないことが大切です。

目的は、正しい答えを当てることではなく、「なぜそう考えたのか」を互いに伝え合うこと。

また、発言しにくい場合は、

・まず書く
・ペアで話す
・全体で共有する

というように、段階的に進めると参加しやすくなります。

教師は「なぜそう考えたの?」と問い返しながら、理由を深める支援をすると、より充実した話し合いになります。

■ 明日やるなら

・身近な場面を題材にする
・正解を用意しない
・理由を話す時間をつくる
・少人数で話し合う
・考えの違いを歓迎する

まずは「あなたならどうする?」と問いかけるだけでも十分です。

■ 参考

このような活動は、海外の教育サイト Edutopia などでも紹介されています。



次回は

Ethical Dilemma Discussion

価値の葛藤を考える活動です。

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