🌏世界の授業アイデア71「Peer Feedback Protocol」ー“友だち同士”で学びを深めるフィードバック
授業の中で、「先生からのアドバイスは聞くけれど、友だちの意見はあまり聞いていない」そんな場面はありませんか。
学校では、教師が評価したり助言したりすることが多くあります。
それも大切ですが、 「子ども同士で学びを見合う」という方法もあります。
今回紹介するのは、Peer Feedback Protocol(ピア・フィードバック・プロトコル)という活動です。
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■ Peer Feedback Protocolとは
これは、決められたルールをもとに、子ども同士でフィードバックを行う活動です。
ただ感想を言い合うだけではなく、👉 「どう伝えるか」を大切にする点に特徴があります。
基本の流れは
① 作品や考えを共有する
② ルールに沿ってフィードバックする
③ 改善につなげる
このようにして、互いに学びを深めていきます。
つまり👉 “他者の視点を通して学びを改善する”活動です。
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■ 面白いところ
この活動の面白いところは、“学びが循環する”ことにあります。
教師から一方的に評価されるだけではなく、
・見る
・伝える
・受け取る
・改善する
という流れが生まれます。
また、👉 「相手に伝わるように言葉を選ぶ」必要があるため、自然に思考も整理されやすくなります。
さらに、👉 「自分では気づかなかった視点」が入ることで、学びが深まりやすくなります。
その結果、👉 “評価される側”だけでなく、“伝える側”も学ぶという状態が生まれます。
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■ なぜ効果があるのか
この活動のポイントは、👉 「他者視点」が学びを広げることにあります。
人は、自分だけでは気づきにくい部分があります。しかし、友だちから
・「ここが分かりやすい」
・「ここをもっと知りたい」
・「ここが少し気になった」
などの反応をもらうことで、👉 「相手からどう見えているか」を考えるようになります。
また、👉 「相手を傷つけずに伝える」経験そのものも大切です。
そのため、単なる評価活動ではなく、
・対話力
・聞く力
・伝える力
・改善する力
なども育ちやすくなります。
ここに、この活動の本質があります。
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■ 日本の授業で考えてみる
この方法は、
・国語
・図工
・総合
・探究学習
・発表活動
などで使えます。
例えば国語。作文や意見文を読み合い、
・良かったところ
・もっと知りたいところ
・分かりやすかった表現
などを伝える。
図工なら、作品の工夫を見つけ合う。
総合なら、プレゼンや探究内容への助言を行う。
また、日本の授業でも、「友だち同士で見合う活動」自体は昔からあります。
ただ、Peer Feedback Protocolは、👉 「どう伝えるかのルールを明確にする」点に特徴があります。
そのため、「なんかすごい」「上手だった」だけで終わりにくくなります。
教師が評価するだけでなく、👉 “子ども同士が学びを支え合う授業”にすると効果的です。
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■ 明日やるなら(これだけ)
❶「良かったところ」を1つ伝える
❷「もっと知りたいこと」を1つ聞く
❸否定ではなく提案で伝える
❹最後に改善時間を入れる
まずは「短く伝え合う」だけでも十分です
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■ 小さなポイント
この活動では、👉 「安心して伝えられる空気」が大切です。
自由に感想を言わせるだけだと、
・否定的になる
・言葉が強くなる
・一部の子だけが話す
ことがあります。
そのため、👉 「相手を助けるために伝える」という目的を共有しておくことが重要です。
また、👉 教師が最初に見本を見せると、かなり進めやすくなります。
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■ 注意したいところ
この活動は、評価が厳しすぎたり、ルールが曖昧だったりすると、逆に安心感を失いやすくなります。
そのため、👉 最初は「良かった点中心」から始めること、👉 改善点は“提案型”で伝えることが重要です。
また、👉 「友だちに言われた=正解」ではないことも大切です。
あくまで、“他者視点を増やす”活動として扱うことで、学びが深まりやすくなります。
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■ 参考
このような活動は海外の教育サイトEdutopiaなどでも紹介されています。
海外の授業を見ていると、「なるほど」と思う小さな工夫がたくさんあります。
これからも少しずつ紹介していこうと思います。
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次回は
Ladder of Feedback
段階的に伝えるフィードバックの方法です。
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