見出し画像

🌏世界の授業アイデア53「Anticipation Guide」ー学ぶ前に考えをもつ導入の仕方

授業の中で、

「説明はしているのに深まらない」
「聞いているけど考えていない」

そんなことはありませんか。

内容を説明してから始めると、

受け身のまま
学習が進んでしまうことがあります。

でも実は

“学ぶ前に考えを持たせる”ことで

学びを変える方法があります。

今回は

Anticipation Guide(アンティシペーション・ガイド)

という活動です。


👇実践イメージはこちらをクリック!

■ Anticipation Guideとは


これは

学習前に自分の考えをもち、
学習後にそれを見直す活動

です。

まず

テーマに関する問いを提示します。

子どもたちは

「賛成・反対」などで立場を決め、

その理由を考えます。

そして

学習後にもう一度同じ問いに向き合い、

考えの変化を見ていきます。

つまり

👉 学びを“自分の考えからスタートさせる”活動

です。


■ 面白いところ


この活動の面白いところは

学びに“自分ごと”が生まれること

にあります。

最初に

👉 「自分はどう思うか?」を考える

ことで

・内容に注目する
・理由を探そうとする

という姿勢が自然に生まれます。

また

👉 学習によって考えが変わる体験ができる

のも大きなポイントです。

「分かった」だけでなく、

👉 「考えが変わった」という実感

が学びとして残ります。


■ なぜ効果があるのか


この活動のポイントは

👉 「先に立場をもたせること」

にあります。

人は

自分の考えを持つと、

それを確かめようとします。

その結果

👉 情報を“受け取る”から“意味づける”へ

学び方が変わります。

また

👉 ビフォー・アフターが見えることで

学習の価値が実感しやすくなる

のも重要な点です。

ただ内容を理解するだけでなく、

👉 「なぜ変わったのか」を考えること自体が学びになる

という構造があります。

ここに

この活動の本質があります。


■ 日本の授業で考えてみる


この方法は

・導入
・単元の入り
・価値判断を伴う学習

などで使えます。

例えば社会。

「戦争は防ぐことができたのか」

という問いに対して

最初に自分の立場を持つ。

国語なら

「この人物の行動は正しいか」

理科なら

「この現象はなぜ起こるのか」

など。

最初に考えを持つことで

👉 学びの焦点がはっきりする

流れをつくることができます。

説明のあとに考えるのではなく

👉 考えてから学ぶ導入

にすると効果的です。


■ 明日やるなら(これだけ)


問いを1つ用意する

賛成・反対で答えさせる

理由を簡単に書かせる

最後にもう一度同じ問いに戻る

まずは「1問だけ」でも十分です


■ 小さなポイント


この活動では

👉 正解を求めすぎない

ことが大切です。

最初の考えは

変わってもよいものです。

むしろ

👉 変わることに価値がある

という前提を共有することで

安心して考えることができます。


■ 注意したいところ


この活動は

・正解探しになってしまう
・理由を深めないまま終わる

と効果が薄れてしまいます。

そのため

👉 「なぜそう思ったか」を大切にすること

が重要です。

また

👉 学習後に必ず振り返ること

も欠かせません。

ここがないと

ただのアンケートで終わってしまいます。


■ 参考


この活動も

海外の授業で使われる方法です。

教育サイト
Edutopia
などでも紹介されています。

これからも
世界の授業の工夫を
少しずつ紹介していこうと思います。



次回は

Prediction Pause

途中で立ち止まり
先を予想する学び方です。



他の授業アイデアも気になる方はこちら👇
📕明日すぐ使える世界の授業アイデア50選

シリーズ全体はこちら👇
🌏世界の授業アイデアマガジン

いいなと思ったら応援しよう!

世界の教室図書館|World Classroom Library チップは不要です。もし「いいな」と感じていただけたら、どなたかにそっと紹介していただけると嬉しいです。