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[#127] 生まれ変わりのエジプト旅⑮

エジプト旅の続き↓

エジプト旅、終盤の7日目、かわいい焼き物が並ぶ“陶器の村”に訪れた。


職人の村

おーちゃんが前々から気になっていたという、“陶器の村”みたいな“焼き物の街”みたいな場所に連れて行ってくれた。

その名の通り、入り口から焼き物がたくさん並ぶ。

焼き物がたくさん
カラフルで形も様々

花瓶や植木鉢に使えそうなものから、芸術品のような大きいものまで、様々な焼き物が至る所に並べられていた。

以下の写真の通り、本当に一つの街というかエリアが全て、焼き物関連の作業場だったりお店だったりする。

街になっている

その中で、絵付けタイルのお店にも立ち寄った。

店内では女性が、手作業で絵付けしているところだった。
職人技というのか、器用に色がつけられていく様が、素晴らしかった。

そうやって仕上がったタイルは、とても繊細で温かみがある。

手作業での絵付け

たくさんの種類のタイルがどれも可愛くて、気に入ったものを買うことにした。

私が心惹かれたのは、“ホルスの目”と“アンク”の柄のもの。

ホルスの目とは、古代エジプトの神、“ホルス”の目で、全てを見通す知恵の目とされている。
再生のエネルギーの象徴でもあり、魔除けやお守りとしても用いられている。

アンクは、古代エジプトの十字架で、生命の象徴だ。
人生そのものや、生きることを意味するアンクには、強いパワーが宿るらしい。

ちなみに、ツタンカーメンの本来の読みである「トゥト・アンク・アムン」の中にも、“アンク”の文字が埋め込まれている。
アンクの持つ強力なパワーを、取り入れようとしたのかもしれない。

可愛らしい柄がいっぱい

引き続き街を歩いていると、職人さんの作業場まで見学させてもらえた。

一つ一つ手作りで、“ろくろ”は足で回すスタイルだった。

足でろくろを回転させながら、手で形を整えていく。
手作業なのに、均一な形に仕上がる。

流石、職人技という他ない。

職人さん
ろくろは足で回す

その後も、たくさん並ぶカップや食器を見たりして、楽しんだ。

工場直売というか、ビックリするぐらい安いお値段で販売されていた。
これは、観光客にとっては穴場だろう。

ただ、お土産にするには、ワレモノという点と重量があるのが、悩ましかったが。

エジプト人のコミュニケーション

エジプトに来てからと言うもの、ガイドさん同士が言い争っているような光景を、ちょくちょく目にしていた。

本人たちにとっては、“ケンカ”ではないのかもしれないが、日本人の感覚では、“口論”しているように見える。

エネルギッシュな国民性から、そう見えるのか、そこは分からない。

ここ、陶器の村でも、私たちについてきてくれたガイドさんと、この村の人たちとのバトルが繰り広げられていた。

リトリートが始まる何か月も前から、現地の人々と人脈を築き、下準備をしてきてくれたおーちゃんが、その時こんなことを教えてくれた。

エジプト人は、伝えたいことはハッキリ伝える。
だからこそ、よくぶつかり合ってる。

でも、お互い全部思っていることを言い合うから、終わると結構サッパリしてるんだよね。

さっきまで言い争ってたと思っても、終わると"My Love"とか"I love you!"とか言い合うんだよ。男同士でも。笑
おもしろいよね。

結構激しくぶつかり合っているが、一旦口論が終われば、確かに何事も無かったかのように振舞っていた。

全く尾を引かないそのスタイルは、言いたいことを我慢してその場を穏便に済ませようとする日本人とは、真逆のように思えた。

その場の平穏を大事にする割に、後になって愚痴や不満を漏らしたりするなんて、日本ではよくあることだ。

一方で、自分の意見や主張をハッキリ伝え合うことは、「後々相手を嫌いにならない」という点で、すごく効果的なんじゃないかと感じた。

言いたいことを我慢して、勝手に相手を嫌いになったり、悪者にしたりするよりも、
お互いの意見をしっかり交わし合って、納得いくまでコミュニケーションを取る方が、ずっと深い人間関係を築けるよな。

と、エジプト人のケンカから、学びを得たのだった。

まぁ、あそこまで激しくやり合う必要は無いと思うけどね。笑

おーちゃんのケンカの仕方

この日だったか、いつだったか忘れたが、こういうエジプト人のコミュニケーションに関連して、おーちゃんが自身のケンカの仕方について教えてくれたことがあった。

俺はケンカに負けたことはないんだよ。
何でかって言うと、相手を打ち負かすためにケンカしてないから。

相手を打ち負かそうと自分が思ってると、「相手も自分を打ち負かそうとしてるんじゃないか」っていう恐れが出てくる。
その恐れがあると、負けちゃうんだよ。

でも俺は、相手を打ち負かすためじゃなくて、仲良くなるためにケンカしてきた。
そしたら負けないんだよ。

ケンカに勝つからこそ、相手に手を差し伸べられる。
「俺も悪かったよ、仲よくしよう!」って勝ったからこそ言える。
負けたらそれができないじゃん。

「ハナからケンカの目的が違ったんだ!!」

おーちゃんの考え方に、私は衝撃を受けた。

さすが、おーちゃんには貫禄があるというか、こういう考えが出来るのは、上に立つ人の感性だなと思った。

この考え方は、人間関係、特に家族間やパートナーシップにおいて、すごく参考になるなと、心のメモに刻みまくった。笑

なんやかんやで私は、ケンカをしている間に、その目的をはき違えてしまう。。。

振り返ってみれば、自分の正当性を認めさせたり、その場で勝つことが目的になっていることが多かった気がする。

けれど、そもそも相手をやり込めたい訳ではなく、本当は分かり合いたいだけだったのだ。

それが上手く出来なくて、いつの間にか目的を見失って、ヒートアップすることばかりだったなと反省した。

おかげで、「ケンカの目的は、相手と仲良くなること」だと、自分の中でアップデートすることが出来た。

おーちゃんからは、いつも学ぶことが多くある。
大事なことを学ばせてもらって、感謝だ。

つづく。

今回も最後までお読みくださって、ありがとうございました。

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